英語暗唱大会・スピーチコンテスト

160212a speech contest DSC02533.JPG160212b speech contest DSC02533.JPG160212c speech contest DSC02533.JPG 2月10日(水)、1年生英語暗唱大会と2年生英語スピーチコンテストを同時に、大阪市中央公会堂において開催しました。本校の伝統ある英語行事に、想い出に残る発表の場を提供し、少しでも生徒の皆さんの英語へのモチベーションが高まって欲しいとの思いと、昨年度生徒の皆さんの評判も良かったことから、本年も昨年と同じ場所での開催としました。

 クラスの予選を通じ選ばれた各クラス2名の各学年12名がファイナリストとして選ばれ、決勝の舞台に臨みました。残念ながら、学級閉鎖等のため3名の欠席者が出ましたことは、大変残念でした。

 今回の舞台となった大集会室は、アインシュタイン、ヘレンケラー、ガガーリンといった歴史に残る有名人も講演した場所です。その同じ舞台で、練習を積んできたファイナリストの皆さんが、熱く訴えました。私にもその努力が伝わってきました。手振り、アイコンタクト、スピード、イントネーション。ファイナリストは皆、これらの基本を押さえ、また、その思いと熱意も伝わってくるため、審査をするのに大変困りました。

 1年生の暗唱大会は、次の3つの課題英文から、自身で選んだ英文を発表しました。いずれも名文ですね。
 ・The Great Dictator
   チャップリンの映画『独裁者』より
 ・I have a dream.
   キング牧師の人種差別廃止を訴える有名な演説『私には夢がある』
 ・Virginia's Letter
   『サンタクロースは本当にいますか?』との8歳の少女の質問に、
    ニューヨークタイムズが紙上で応えたその社説

 2年生のspeech contestは、自身で考え抜いた意見・思いを英文で綴り、訴えます。英語のプレゼンもりっぱですが、その内容が若者の曇りのないまっすぐさですばらしい。また、堂々と訴えるその表現力は聞いていて嬉しくなりました。今高生の面目躍如です。

 2年生のファイナリスが訴えた12のタイトルを和文で紹介します。
  ・成人年齢の引き下げについて
  ・献血しよう
  ・携帯電話の必要性
  ・ジェンダーフリーのファッション
  ・人種差別について
  ・食物アレルギーについて
  ・読書について
  ・銭湯
  ・弱点に打ち勝ち、ベストを尽くせ
  ・将来の夢
  ・ユニバーサル映画から未来を見直そう
  ・勉強するということ

 1年生2年生の上位入賞者には、賞状と図書カードが送られました。図書カードは、PTA様からご提供頂きました。ありがとうございました。

 私には、審査委員に加え、最後のclosing speechの役目を頂きました。久しぶりでしたが、英語でお話しました。生徒の努力を讃え、英語の先生方の親身な指導への感謝とともに、次のことを訴えました。

 In order to improve your English skill, I believe that the following two things are important.
1st: Speak English in a loud voice.
 Speak English loudly, loudly and loudly in the classroom,
   at home and in the city.
2nd: Have a strong mind to let your friends understand your feeling and thinking.

 伝えたかったことは、次の通りです。

 『とにかく、英語を大きな声で口から出そう。そして、自分の気持ちを英語で伝えようという強い思いを持って欲しい。君たちはアメリカ人でもイギリス人でもないのだから、Japanese EnglishでもBroken Englishでもいい。間違ったら直せばいいし、通じなかったら言い方を変えればいい。大きな声で思いを持って話せば、相手も理解しようとしてくれる。そうすれば、英語もどんどん上達する。』

 以前、海外に駐在し仕事をしていた頃、あとから現地に赴任してくる日本の若者を見ていると英語が上達する若者に共通点がありました。それは、英語の文法を良く知っていることでも、単語を良く知っているということでもありませんでした。英語はそれほどでもないが伝える中身があり、そしてためらわずに英語を出し、うまく通じなくてもあきらめず英語をどんどん出す人、そういう人が英語の上達が早かったと思います。そんな経験から、上のような話をしました。もちろん、単語力、文法力の基礎は身につけていかないといけません。
 英語は受験に必要なのはもちろんですが、21世紀を生きていくために必要なツールです。英語は、すごいものでもなんでもありません。ためらわずに、英語をどんどん出して欲しい。それぞれが今もっている英語を出せばいいのだから。

 では、最後に
『onとoffを意識して』 頑張れ 今高生!