1学期始業式

 4月8日、早朝雨が降っていましたが、出勤するころには雨も止んで、すがすがしい週の初めです。そして、1学期の始まりです。

 朝、8時から初めて校門に立って登校する生徒を迎えました。「おはようございます!」という私の声掛けに、きちんと「おはようございます!」という声が返ってきます。良いですね!今高生!

 さて、始業式です。式辞でも最初にことわった通り、「校長らしくない話」をしようと思っていました。本当は、いろいろ話をしたいことが山ほどありますし、私の今最大の関心事であるSDGsについても話をしたいと思っていました。

このSDGsについては、新しい自治会の執行部が選ばれたら、是非とも執行部の生徒たちと話をしたいと思っています。

 今回始業式で話をしたのは、進路実現、特に大学進学についてです。十分な時間がなかったので、きちんと通じたかどうか、わかりません。ですから、ここでもう一度文字にして伝えたいと思います。

 まず、第一志望を考えるとき、大事なのは、大学を卒業した後の社会で、「自分はどのような人生を歩むのか?」ということを考える必要があるということです。このことを、文科省は「学びに向かう社会性」ということで表現していますが、言い換えると、「自分が大学で学んだことを社会にどのように役立てるのですか?」となると思います。そのことについて私は次のように言いました。

「第一志望はどこ?って聞かれたら、なんて答える?大学名を答えるよね。」

と。そうなんです。多くの高校生は、第一志望を聞かれると「■■大学です」と大学名を答えるのです。しかし、高校入試と違って、大学入試では、これではだめです。■■大学があるのではなくて、「■■大学、▽▽学部」があるのですから。だから、大学入試とは、どの学部で勉強したいかから考え始めるのが、本来の筋なのです。このように考えると、単に行きたい大学を考えればよいわけではなく、将来の人生のビジョンも必要となってきます。体育館でも言いましたが、「薬剤師になりたいと思ったら、経済学部ではなく、薬学部ですし、モノづくりをしたかったら工学部」なのです。だから、2年生の生徒の皆さんには、この1年間、自分の行きたい学部を考えてほしいといいました。それが今年の2年生のミッションの一つです。

 そして、3年生には、この第一志望の行きたい学部が、決まっていることを前提にして話をしました。それは、

「第一志望を最後まで貫け!」

ということです。なぜなら、大学受験は、高校受験ほど甘くなく、志望大学に合格できる力が現役生に着いてくるのは、早くて12月、通常は1月のセンター試験のころだからです。だから、それまで受ける模擬試験の結果は、現役生のほとんどがDとEの判定のオンパレードです。この模試の結果に一喜一憂してしまって、第一志望を下げてしまうと、第二志望も第三志望も危うくなります。だから、最後の最後まで「第一志望をあきらめてはダメ」なのです。

 そうすれば、模擬試験は、何のために受けるのか?これは、話をしませんでしたね。その目的は、二つ。一つは、自分の受験勉強の足らないところを明確にするため。もう一つは、ランクを一つ上げるために、あと何点必要かを見つけるためです。だから、

「模擬試験を受けたら、見直しをする!」

は必須と言えます。この見直しをやらず、判定だけ見ているようでは、模擬試験を受ける意味は、1/3以下になるでしょう。

 まだまだ、大学受験については、伝えたいことがあります。指定校推薦はどう考えるべきか?理系志望の生徒は、大学をどのように選択すべきか、などなど、機会があれば、3年生の生徒の皆さんに話をしたいと思います。また、保護者の方々にも、受験生を持つ親の心得(そんな大層なものではないですが)などの話をしたいと思います。

今日は、こんな話を始業式でしました。校長らしくない話をわざとしようと思っていましたので、面食らった生徒もいるでしょうね。