投票に行きましたか?

 7月21日は、参議院選挙の投票日でした。選挙権を持っている高校3年生で18歳を迎えた生徒達、投票に行きましたか?今回の選挙、投票率が低迷して、50%を切ったとか・・・。特に若者の投票率は、平均を下回っていると言われています。

 なぜ、投票に行かないのでしょう?

 ニュースを見ていると、「誰に投票していいかわからない」「政策とか公約とか、違いがわからない」とインタビューに答えている若者が映し出されていましたが、「それなら、ちゃんと勉強したほうがいいでしょう」と思わず心の中でつぶやきました。若者が投票に行かないと、政党は若者を相手にした政策からどんどん遠ざかっていきます。それでいいのかな・・・と思います。

 例えば、大学進学の学費。私が国立大学に進学したころは、年間14万4000円でした。自分のアルバイトと奨学金ですべて払うことができる金額でした。今では、53万5800円。私のころの3.7倍の学費になっています。奨学金も給付型の奨学金が出来ましたが、まだまだ枠は少ないです。給付型奨学金ができるまでは、無利子の貸与か有利子。返還が求められていました。社会人になった最初からローンを抱えている状態です。

 アメリカでも大学生は同じような状況で、奨学金の返済に四苦八苦しているとニュースで伝わってきます。ただし、アメリカの学生は、その状態を変革しようと政治に参加しているというところが日本と違います。今、アメリカでは2020大統領選に向かって様々な活動が行われ、民主党の上院議員のバーナー・サンダース氏は、学生から支持を集めています。

 もうひとつ、若者が始めた運動が政府を動かした例を紹介しましょう。ちょうど参議院選挙の当日の朝、NHKが報道しました「飛び恥運動」です。この飛び恥運動は、「飛行機ではなく鉄道を使おう」というヨーロッパを中心に起こっている運動です。航空機は輩出する温暖化ガスが鉄道の20倍にもなるところから、スウェーデンの16歳の女の子が始めた運動です。ローマ法王に謁見したときも、ヨーロッパ議会(フランス)に招かれ演説したときも、移動は鉄道。この運動に呼応して、フランス政府は、国内を飛び立つ航空機に課税をして、来年度から実施。約220億円の税金は、鉄道の整備に充てるという事です。一人の若者の運動が、政府を動かすまでに発展しました。

 私達国民が直接政治に参加できるチャンスが、投票です。選挙を機会に政治というものを考えるきっかけにしてほしいと思います。それが、自立した大人の一つの資質だと私は思います。