7月4日、第1回拡大PTA実行委員会

 7月4日今年度最初の拡大PTA実行委員会が開催されました。いつもは、会議室で開催されますが、三密を避けるため食堂での開催です。

 さて、私の挨拶で述べた内容を伝えるとともに少し補足したいこともありますので、この校長ブログでお伝えしたいと思います。

 1点目は行事関係です。新型コロナウィルスの関係で、今年度は文化祭も体育祭も開催できません。大阪府教育庁から1年・2年は年間175日、3年生は163日の授業日を最低確保するようにと指示されているため、行事日をたった1日しか確保できないためです。2年生は修学旅行が予定されているため、土曜日に授業日を設けなければならないという事態になっています。7月4日に2年生は模擬テストを受けていましたが、これもその授業日の一つです。このたった1日の行事日をどうするか?やっと7月2日に自治会の新執行部が選出されましたので、生徒との話し合いを進めながら内容を構築していきたいと考えています。

 2点目は2年生の修学旅行です。当初は6月に北海道を予定していましたが、ご存じのように頓挫してしまいました。その後、旅行業者と新型コロナウイルスの感染状況や現地の受け入れ、感染防止、交通手段、等々・・・様々な観点から情報収集、分析を行いました。その結果出した結論は、飛行機を使った修学旅行は困難であるという事です。何故なら、もし発熱した生徒が出た場合、帰阪させることが極めて困難だからです。ましてや、新型コロナウイルス感染者や濃厚接触者が発生した場合、どれだけのリスクを負わなければならないか想像できません。よって、2年生の今年の修学旅行は、陸路を使用した修学旅行にするという事が決定しています。現在旅行業者と最終的な詰めを行っていますので、もう少しすると、場所や内容、日程が発表されると思います。しばらくお待ちください。

 3点目は、22期生進学実績の報告です。下のグラフにあるように、ここ何年か低下傾向にあった進学実績が、大きく改善しました。国公立大学、関関同立、産近甲龍、全てにおいて大きく改善した結果になっています。特に国公立現役25名の合格は、過去5年間で最高の結果となっています。

 そこで、私から提案したのは、理系学部をめざす生徒は、国公立をめざすべきだという事です。つまり、工学部・理学部・農学部・薬学部などです。理由は簡単です。理系学部は、大学の施設を活用して実験・実習をどれだけできるかが教育・研究のキーです。そのときに、重要になってくるのが、S/T比。つまり、大学の教員一人当たりの学生数です。例えば、高校だと1クラス40人を基本としていますので、S/T比が40人と思うかもしれませんが、実際のS/T比は、20人を少し下回る数値になっています。各クラスには、副担任と言われる先生がいるからです。さて、大学の場合はどうでしょう。関西の有名私立大学のS/T比は大まかに言って40人となっています。これは、高校の感覚の倍だという事です。一方、国公立大学は、10人~15人という数値になっています。ある地方の国立大学だと一桁という大学もあるくらいです。国公立大学と私立大学とでは、これだけ教育・研究環境が違うという事です。理系の大学進学を考えている生徒・保護者の方は、まずは国公立大学を考えてほしいと思います。

 理系進学の人が国公立大学を考えてほしいもう一つの理由。それは、同じ工学部という看板を掲げていても大学によって教育・研究内容は全然違うという事です。全国にある理系学部の学科や研究室には、ユニークな研究や教育を行っている大学がたくさんあります。全国を視野に大学を考えてほしいと思います。

 4点目は、3年生に向けてです。これは拡大PTA実行委員会では、話さなかった内容です。何かというと、「最後まであきらめるな!」という事です。次の図を見てください。これは、学力の伸びを時間系列で示した図です。浪人生は、③の線のように伸びています。浪人生は、前年度に一定の受験学力を身につけていますから、高い水準からスタートするのです。現役生はどうでしょう?普通は、①のような点線を描いて伸びると思われますが、これは、高校受験の場合です。やればやるほど成果が出るというパターンですね。しかし、大学受験の場合はそうではありません。②のようなカーブを描くのです。つまり、高校受験よりも学力の伸びがなかなか表に現れてこないという事です。なぜか?それは、大学受験のための学習量が高校受験の時と比較して、比べ物にならないくらい多いという事です。だから、いくら勉強しても模擬テストを受けたら、「E判定」という時期が長いのです。現役生がその頭角を現してくるのは、早くて11月、通常は12月から1月だと言われています。だから、声を大にして言いたいのは、第一志望を最後まであきらめるな!という事です。いま、おそらく3年生は焦っているでしょう。それが正解です。しかし、焦ってしまって指定校推薦やAO入試で妥協してしまい、第一志望をあきらめてしまっては、大学に入学した時点での学力差は相当開いているという事です。最後の最後まで第一志望を諦めるな!声を大にして言いたいと思います。3年生の生徒に向けて、私が直接話をする機会が中々ありませんので、このブログを使って伝えたいと思います。