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8月7日、1学期終業式・・・真面目にコツコツがんばることが大事!

 長かった1学期もやっと8月7日で終業式を迎えました。熱中症対策のため、終業式は各教室で、放送で行いました。私が生徒の皆さんに話した要点をお伝えしたいと思います。

 まずは、新型コロナウイルス感染に関して。

①少なくない高校で教師・生徒が新型コロナウイルスに感染し、休校を余儀なくされていること。その中で、本校はここまで感染者も出ず、今日を迎えられたことをまずは全員で喜び合いたい。

②しかし、今は全国が感染で拡大傾向にあり、感染リスクの高い場所などに行かないなど、感染防止に努めてほしいこと。

③万一、感染した場合は速やかに学校に連絡してほしいこと

④ただし、感染者に対して誹謗中傷や偏見などを持つことを厳に慎んでほしいこと。なぜなら、今は誰が感染してもおかしくない状況であるから。

 次に私がどのような教育をめざしているかの話をしました。

今宮高校のアドミッションポリシーに書かれているめざす生徒像の資料を提示し、このような資質・能力が求められるのは、先行きが見えない「VUCAの時代」であるからだと話をしました。特に、今の若者のこれからの人生は、超高齢化人口減少社会を歩んでいくことになるということの話をしました。ただし、このような資質・能力の教育を前提として、

「真面目にコツコツ頑張る生徒が良い思いをする」

ということがあるということを伝えました。

 最後に、1冊の本を紹介しました。その本は、「高校生からのリーダーシップ入門」(ちくまプリマー新書:日向野 幹也著)です。リーダーシップと言えば、〇〇長という長の付くポストにあるものだけが求められるように考えがちですが、「VUCAの時代」には、それぞれの置かれている立場でリーダーシップが求められるという本です。この本を書いた日向野氏は、大学の教授で「高校生の時こそ、リーダーシップ教育が求められる」と高校生向けてに書かれた本です。是非、手に取ってほしいと思います。

以上が、私が話をした内容です。今年の夏休みはとても短いですが、有意義な時間を過ごしてほしいと思います。