前にもお伝えしましたが、24期生の2年生は大阪市にあるシンシアという企業と商品開発に関するPBL(プロジェクトベースドラーニング)に取り組んでいます。本日、1月14日5限に、その最終発表が行われました。
最初に生徒投票の表彰が行われ、次に連携している企業シンシアが選んだ3組の発表が行われました。面白いのは、生徒投票と企業選定の違いです。これは、生徒の皆さんも勉強になるのではないでしょうか?
生徒投票では、ユーザーの視点として
「説得力」「オリジナリティ」「表現力」
というモノサシになりますが、企業の視点では、これらの視点に加えて
「実現可能性」「競争優位性」「期待値」
という3つが商品開発の観点が加わるとシンシアから説明がありました。これらの視点も加えて選ばれたのが、
「mentosをモバイルバッテリーに!」
「Ecobag」
「mentos メントス下地クリーム」
です。そして3組の中で最優秀に選ばれたのが、「mentosをモバイルバッテリーに!」でした。
さて、2年生の皆さん、このPBLに取り組んでいかがでしたか?新型コロナウイルス流行の影響が無ければ、もっと「ソト」に出ていろいろ学ぶことが多かったのではないかと残念ですが、それでも2年生のみんなはここまでよく頑張ったと思います。心から称賛したいです。
今、全国のあちらこちらの学校で、このようなPBLが取り組まれています。その理由は、簡単に言うと、学校で学んだ知識をどのように活用するかという力が問われているからです。新型コロナウイルスに見舞われた昨年から今年のように、何が起こるかわからない、誰も正解を持っていない、自分で考えなければならないという時代では、知識を知恵に変える力が求められているのです。だから、全国のいろんな学校で、このPBLが取り組まれているのです。が、一言付けくわえるとすれば、高校生が身につけた知識と社会で必要な知識には、大きな開きがあります。ですから、最後の社長さんの言葉のように、しっかりとした知識を身につけて、そして同時に知識を知恵に変える力を身につけてほしいと思います。それが、私が学校の教育目標に掲げる「50㎝革命」を起こす力です。