NHK「2030未来への分岐点」

 是非、この番組を見て欲しい。NHKスペシャルの「2030未来への分岐点」です。1月9日に「暴走する温暖化"脱炭素"への挑戦」、2月7日には「大地は人類を養えるのか~水・食料クライシス~」が放映されました。そして、2月28日には「プラスチック汚染の脅威~新たな社会システムは構築できるか~」が放映予定です。

 この番組は、2050年の未来がどのようになっているかを予想し、その分岐点が10年後の2030年に訪れるという設定で構成されています。この設定には、世界の多くの科学者が関わっており、エビデンス(根拠)の無いモノではありません。2050年の世界、2回の放映で示された未来の社会は、寒気さえ覚える凄まじい社会でした。そして、その予兆は今もすでに現れていることを示しています。このままの社会システムを続けていくのか、それとも持続可能な社会をめざして今あるシステムや私達の生活そのものを根本的に変革していくのか、これからの10年にかかっていると番組は訴えます。

 さて、2050年、あと30年後の社会ですが、今宮高校で学ぶ生徒の皆さんは、46歳~48歳になっています。ちょうど社会の中心の役割を担っている年齢です。また、2030年は、26歳~28歳。社会に出て働いている人が殆どでしょう。これからどのような人生を歩んでいくかを決める頃でもあります。

 私たちは、戦後の混乱を高度経済成長で乗り切り、世界第2位のGDPを誇る経済大国日本を生きてきました。1990年代にバブルの崩壊を受け、その後の低成長時代が続いていますが、中国にGDPを抜かれ第3位になったとはいえ、経済大国であることには変わりありません。多くの人が、生命を脅かす飢えに苦しむことなく、その日の水の確保にあくせくすることなく、安全で安心な生活を送れていると思われています。そのような社会で生きてきた私達にとっては、この世界は当たり前のように今後も続くだろうと思っています。またこの社会が今後も続くだろうと思って将来を考えていると思います。私もそうでした。しかし、これからはそうではない、とこの番組は警告します。

私たちの安全で安心な社会を維持するために、

私たちの生活そのものを変えなければ持続できないんだ!

と、この番組は訴えているのです。是非、このNHK「2030未来への分岐点」を見て欲しいと思います。2050年には社会の中心で活躍するであろうあなたたちに見て欲しいと思います。