本日、3月19日に行われた修業式では、風紀委員長からも話がありました。自主規制の話です。この話が素晴らしい内容でした。今宮の自主規制とはいかなるものかという精神を表していると思いますので、みなさんに紹介します。
半年間、忙しい中、風紀委員に集まってもらい話し合いを重ねきました。今日は、風紀委員を代表して来年度の目標について話をさせていただきます。
私たちは文化祭までを目標に、今の自主規制の内容についてよく話し合いをした上で、内容の検討をしていきたいと思っています。この検討には今の今高生の意見を広く取り入れたいと思っているので、ご協力よろしくお願いします。
内容の検討をするには、2つのことが大切だと思います。まず一つ目は"守る"ということです。春休み明けに登校する際の服装・頭髪チェックでの違反件数を0にしたいと思っています。アクセサリーは透明ピアスを含めすべてつけてこないでください。頭髪に関しては「色落ちしてきたな」と思ったら染めなおした状態、自主規制に反さない髪色にした状態で登校してください。ルールを守って初めて今高生の意見を訴えることができると思います。
2つ目は"知る"ということです。自主規制の意義や歴史について、もっと理解を深めていくことが大事だと思います。その理解を深めるために、1年生がポスターを作りました。自主規制が成立した背景についても書かれているので、ぜひ見てください。
今の話を聞いて興味をもってくれた人は、ぜひ来年度の風紀委員会に参加してほしいと思います。風紀委員会の活動以外にも自主規制について意見交換をする「自主規制を深める会」を開催したいと思っているので、ぜひ参加してください。
最後に、「今宮高校に来て良かった」とみんなが思える、そんな学校にみんなでしていきましょう。
これが、自主規制の取り組みだと思います。「守る」という事と「検討する」ということ、そしてそのためには、先ずはみんなが自主規制を勝手に解釈するのではなく「知る」という事が大事だという事です。
春からの取り組みに期待したいと思います。そこで、この議論を行う上での私の考えを伝えておきます。この自主規制の議論を浅い議論ではなく、深い議論にしてほしいという事です。単に、染髪、ピアスをどうするのかという事ではなく、自主規制の前文にもあるように、
「理想の今宮生はいかにあるべきか」
という観点に立って議論を深めてほしいと思います。大阪府民から尊敬の念をもって今宮生が見られることを期待します。