選手権3回戦



9/9(土) @成美高校

選手権予選3回戦

vs商大堺
前半0-2 後半0-3
トータル0-5



例年、3回戦からは会場がjgreenになり、
多くのチームが集まるセンター開催の独特の雰囲気を味わうことができたが、
今回起きた強烈な台風の影響で急遽会場変更となりました。





負けたら3年生が引退。
相手は格上で、失うものはなにもない挑戦者の気持ちで選手たちは試合にのぞみました。






この日は雨の影響でボールが転がらないグランド状況。 奇しくも春のインハイ予選2回戦で負けた時の状況と酷似していました。




試合前のミーティング。 今までやってきたことをすべて相手にぶつけようとキャプテンを中心に戦術を確認。 特別変わったことをするのではなく、とにかく持っている力を100%出すだけ。選手たちの表情はどことなく冷静でした。




キックオフの笛と同時に高まる応援の歌。 なみはやの応援部隊も圧倒的少数ながら、間違いなくピッチの外では勇敢に戦っていました。



前半、立ち上がりから果敢にプレスをかけ、自分たちのサッカーを展開する。
奪ったボールは手数をかけずシンプルなプレーですばやく相手ゴールへ運ぶ。

普段からやっている少ないタッチでのボール運びがグランド状況にマッチし15分過ぎまでは互角といってもお世辞ではないくらい拮抗したサッカーを魅せた。




しかし、相手はやはり格上。
安定した守備ブロックで冷静にこちらの攻撃を防ぐ。
ひとつひとつのプレーにミスがなく、うまくスペースを使って攻撃を仕掛けてくる。
時間が経つにつれて少しずつ、こちらの守備の対応が後手になってくる。




そしてひとつのファール。
その相手のFKでこの日の試合が決まってしまった。
一度は壁でストップさせたシュートのこぼれ球を相手がすばやくひろいスルーパス。
絶体絶命のFKのシュートを止めた安心感から一瞬みんなの動きが止まる。
その止まったラインの隙間をボールが転がる。
味方は誰も反応できないまま、抜け出した相手はゴールキーパーと1対1。これを冷静に流し込みとうとう均衡がやぶられた。





本当に一瞬の気の緩みだった。
あのとき誰一人こうなることを予測して動けなかった。
反応することができなかった。
それが、相手と自分たちとの大きな差だった。





そこからは、相手が終始試合の主導権を握り、勝っている状況でも隙は一切なかった。
交代選手も多く投入したが、点差は開いてしまういっぽうだった。





0-5

試合終了







「完膚無きまでにやられた」


この言葉が、実によく当てはまります。

決して自分たちのプレーがひとつも出せなかったわけではないですが、一つひとつのプレーの質が、相手は一枚も二枚も上手でした。
「上には上がいる」 とてもシンプルな実力世界を肌で感じた試合結果でした。









試合後のミーティング。


負けた悔しさももちろんありますが、これまでのサッカー部での思い出を振り返り、

「このメンバーでサッカーをするのはもうラスト」

という寂しさに涙を流す選手が多かったように思います。


3年間本当によく頑張り、たくましく成長してくれました。

そしてなにより、良き仲間たちに出会えたのではないでしょうか。










今回も応援してくださいました保護者の方々や遠くまで応援に駆けつけてくれたサッカー部OB、現役生たちの熱い声援、本当にありがとうございました。



また試合をしていただきました、 商大堺高校さん 急遽会場を引き受けて下さいました成美高校さん ありがとうございました。




この試合で引退となる3年生が これから立派に自らの道を歩んでいくことを願います。













次戦
U-18リーグ vs太成学院高

9/17(日)15:45〜 @門真西高校グランド




これが代替わり後の初陣となります。 引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。