本日、8月5日(月)から8月8日(木)までの4日間、9:00から16:00の時間帯で実施する「第10回グローバルリーダー養成プログラム(校内版)」が始まりました。今年度は38名の生徒が参加してくれています。例年は90名程度が参加していましたが、今年度から生徒たちが各自のニーズにより選択できるよう、同じ時期にイギリス研修(期間は7/27~8/6で現在35名が参加中)を実施したため、参加人数はほぼ二分する形となりました。人数が半減したことで、これまでは岸高ホールと多目的教室に分かれていましたが、今回は全員が多目的教室においてプログラムを実施しています。
このプログラムは6~7人のグループで、効果的な英語プレゼンテーションについて学ぶとともに、英語のみをコミュニケーションツールとし、複数のテーマに関するディスカッションやプロジェクトを行う、いわゆる「英語漬けの研修」です。
今回、プログラム全体の進行を行うファシリテーター1人と、本校生徒5~6人のグループに入るグループリーダーとして、立命館大学、大阪公立大学、京都大学大学院などの日本の大学で学ぶ留学生6人とハーバード大学の学生1人の計7人に来ていただいています。
ディスカッションのテーマは「Positive Mindset」「Self-Awareness」「Leadership」「自分の将来の目標」などで、グローバルリーダーとして求められる素養や自分の将来について考える機会としています。プロジェクトについては、「地産地消プロジェクト」、「テクノロジーと私たちの生活」やSDGsにかかる「気候変動に対する具体的な対策」などをテーマに取り組みます。
本日はプログラムの開催にあたり、私から挨拶させていただきました。まずは、ファシリテーター、グループリーダーの方々に対するお礼の言葉を述べるとともに、参加生徒がこのプログラムに満足し、英語力が付いたと感じられるよう尽力してほしいとお願いしました。生徒たちには、「グローバル化がすすむ中、今後働く上でも英語はコミュニケーションツールとして不可欠となる。」と、高校生の間に英語運用能力を高めることの重要性について話しをしました。そして、「第10回となる本プログラムは、これまで『満足した』『英語力が付いた』などの評価は高いが、そうした成果をあげるには、参加する皆さん一人ひとりが主体的に取り組むことが不可欠である。」、「遠慮することなく、恥ずかしがることなく、積極的に英語で話しをし、自分がグループを盛り上げるのだという意識を持ってほしい。」と話しました。また、「昼休みや1日が終わった後、自分自身の向き合う姿勢や行動について必ず振り返りをしてほしい。」と話すとともに、「このことはこのプログラムに限ったことではない。」とも付け加えました。さらに、「4日間のすべてのプログラムに参加するためにも、猛暑の中、体調管理には留意してほしい。」、「最終日のプレゼンテーションで皆さんの成長した姿を見るのを楽しみにしている。」と伝えました。
最終日の8月8日(木)には、参加者一人ひとりが4日間のプログラムを終えて、自分が達成したこと、自分の中に変化が見られたこと、将来の目標に向けて明日から行動を始めたいことなどについてプレゼンテーションを行います。この個人発表会は岸高ホールにおいて、12:30~14:30の予定で実施しますので、参加生徒の保護者の方には、ぜひとも子どもさんの発表している姿を見に来ていただきたいと思います。詳細な時間については本人にご確認ください。また、個人発表会の後、同じ岸高ホールにて、クロージングセレモニーを行いますので、残っていただければ幸いです。この個人発表会に関する案内については、参加生徒の保護者様あて、7月9日付けで配付させていただいていますので、ご確認ください。
繰り返しになりますが、参加生徒の皆さんには、この4日間のプログラムを通して、自らが大きく成長したと実感できることを願っています。グループリーダーの話している内容が分からない、自分自身が思うように英語を喋ることができないなど、しんどい気持ちになる場面もあると思います。
ただ、言っていることが分からないときは遠慮することなく、「もう一度」や「もう少しゆっくり」と伝えてください。また、立派な英語が喋れなくても、恥ずかしがることなく、自分の持てる英語力を駆使しながら、コミュニケーション重視で自分の考えを伝えてください。せっかくプログラムに参加したのですから、周りに気を遣うことなく、自分のための4日間にしてください。