本日5月9日(木)15:30から多目的教室において、英国研修渡航手続き説明会を開催しました。保護者の方にもお忙しい中、ご参加いただき、ありがとうございました。また、多額の代金が必要にもかかわらず、英国研修に参加させていただけることに感謝します。生徒たちはきっと、保護者の皆さまの期待に応え、様々な経験を通して多くのことを学び、成長して帰ってくるものと考えています。
今回、4月21日(月)に生徒・保護者を対象とした説明会を行ったところ、25名の生徒から参加の申し込みがありました。旅行代金が最も安くなる30名以上であればよいなと思っていましたが、昨年度の35名から大幅に減ってしまいました。本校では夏季休業中、本研修以外にも、探究スタディツアーや生物フィールドワーク、東京方面大学ツアーやグローバルリーダー養成プログラム(校内版)など、多くのプログラムを実施します。特に今年度は、英国研修と実施時期が重なる探究スタディツアーと生物フィールドワークに定員を超える多くの申し込みのあったことが減少した要因だろうと思っています。生徒たちが自らの興味・関心などにより、数多くの選択肢から参加を決定できるところが本校の大きな魅力だと考えています。
この英国研修は7月25日(金)から8月4日(月)までの11日間で実施します。本研修では、バース大学寮に滞在しながら、他国の生徒たちと一緒に学ぶ英語レッスン、グラウンドや体育館での他国の生徒たちと一緒に行うスポーツやアクティビティ、夜にもアクティビティやゲームなどを通じた他国生との交流を行います。また、オックスフォード散策やロンドン観光なども実施します。昨年度初めて、新たな海外研修として企画・実施したところです。
昨年度参加した35名の生徒からは、「イギリスの歴史や文化、習慣などに触れることができた、そのことで、日本のこと(よさ)を知ることができた。」、「何事にも積極的な海外生との交流を通して、自ら主体的に声をかけたり、発言したりする意識と勇気をもつことができた。」、「英会話の力が上がったのと、間違っていても分からなくても伝えようとする自信がついた。」などのコメントがありました。こうした経験や学びが、帰国後の高校生活にもよい影響を与えているものと思っています。
説明会の始まりにあたり、私から挨拶を行いました。「本校が海外研修を実施する目的について、本校のパンフレットには『国際的な視野を広げるとともに、コミュニケーション能力や英語による表現力を育みます。』と記しています。生徒の皆さんには改めて、研修に参加する目的をしっかりと考えてもらいたいです。5月26日(月)に開催する『キックオフガイダンス』で共有します。」と話しました。
また、「研修はイギリスに行く11日間のみではなく、すでに本日から始まったものと考えてほしい。特に、日常の英語の授業を含め、英語力を高めることに意識的に取り組んでもらいたい。昨年度英国研修に参加した生徒のコメントに『とても楽しかった。ただ、もっと英語が話せたら、楽しさが5倍ぐらいになる』というのがあった。」と話しました。特に、「リスニングと単語ができれば何とかなる。」というコメントもありましたので、リスニング力の向上にはしっかりと取り組んでもらいたいです。挨拶の最後には、本校同窓会の「グローバルリーダー育成支援基金」とNPO「岸和田教育ネット」から研修代金に対して補助いただけることを伝えました。
その後、研修参加にあたり必要となる書類(参加同意書、写真等の使用に関する同意、アレルギーにかかる情報、パスポートのコピーなど)について、担当者から説明がありました。また、研修代金、海外旅行保険、英国の電子渡航認証システムなどについての説明もありました。そして最後に、「旅の準備」として、プリペイドカードまたはデビットカードなどのカードの必要性、またスマートフォンを持っていく場合に必要となるものなどについて話しがありました。
次回、中間考査最終日の5月26日(月)午後1時から、研修参加生徒を対象とした「キックオフガイダンス」を開催します。改めて研修に参加する目的を共有し、帰国まで目的がぶれないように全員のベクトルを揃えるとともに、生徒各自の目標を決めるために行います。私からの挨拶でも伝えましたが、生徒一人ひとりが研修に参加する目的を明確にし、それを実現するために必要となる十分な準備を行ってもらいたいと願っています。ぜひとも、自分自身で研修に参加する価値を高めてください。