「大阪高等学校少林寺拳法春季大会」報告

 6月8日(日)9:30から本校体育館を会場として、「令和7年度大阪高等学校少林寺拳法春季大会」が開催されました。本大会は全国高等学校総合体育大会(インターハイ)少林寺拳法競技大会予選を兼ねています。また、インターハイ出場を果たせなかった3年生部員にとっては引退試合となるようで、出場した選手たちにはとても重要な大会でした。

 8:30から東選択教室において、出場校各校の顧問が集まり、顧問会議が行われました。顧問会議では最初に、大阪高等学校体育連盟少林寺拳法専門部の部長であり、本大会長である府立堺工科高等学校の東校長から挨拶がありました。続いて、会場校の校長である私が、副大会長として挨拶させていただきました。私からは日頃から少林寺拳法部の指導にご尽力いただいている顧問の先生方に敬意を表するとともに、朝早くから岸和田までお越しいただいたことに感謝の気持ちを伝えました。そして最後に、生徒たちが日頃の練習の成果を十分に発揮してくれることを期待していることを伝え、挨拶とさせていただきました。顧問会議終了後には審判会議が行われました。

 9:30から体育館において開会式が行われました。その時点で、多くの保護者の方々が体育館3階のギャラリーから2階のフロアを見降ろされていました。朝早くからご来校いただき、ありがとうございました。会場校の校長として、ギャラリーの幅は狭く、座る場所もなく、長時間ゆっくり観戦する環境ではないことに申し訳なく感じていました。開会式ではまず鎮魂行が行われました。私は知りませんでしたが、少林寺拳法では、修練の前に道訓を大きな声で唱え、修練に真剣に取り組むために心を集中させるそうです。鎮魂行では、本校の山崎くんが前に立ち、巻物に書かれた道訓を大きな声で読み上げました。

 その後、大会長である東校長から挨拶がありました。東校長自身も少林寺拳法をやっており、この4月から少林寺拳法専門部の部長になられたとのことでした。とても気合の入った力強い挨拶が印象に残りました。生徒たちは皆、引き締まった表情で、とても緊張感漂う空気が流れていました。

 次に副大会長である私から挨拶をさせてもらいました。まずは、この遠い岸和田高校まで来ていただいたことにお礼を言いました。また、「本校を会場としてこの春季大会を開催してもらえたことはとても嬉しい、それは本校の部員を含め、このインターハイ予選を兼ねた大会に向けて取り組んできた成果である、皆さんの演武を見ることができるからです。その成果を十分に発揮してくれることを願っています。頑張ってください。」と伝えました。私からの挨拶の後、来賓祝辞があり、本校の山中くんが選手宣誓を行い、開会式を終了しました。

 競技はAコートとBコートの2つに分かれて同時に、組演武予選(自由)、単独演武予選、組演武予選(規定)の順にすすめられました。そして昼休憩をはさみ、午後からは単独演武決勝、組演武決勝、団体演武決勝の順にすすめられました。

 本校からは3年生2名と2年生2名の計4名が男子単独演武に出場しました。相良くんが決勝にすすみましたが、7位に終わりました。相良くんは昨年度1年生のときに全国大会に出場した実績があり、本大会でも期待していましたが、残念な結果に終わってしまいました。今回の悔しい結果を無駄にせず、引き続き、精進してもらいたいと願っています。

 すべての競技が終わり、閉会式が始まりました。審判長講評では具体的な改善すべき内容が伝えられていました。そして、各部門の成績発表と表彰が行われました。1位から6位までに入った生徒の名前が呼ばれ、6名が同時に表彰状を読み上げ、生徒たちに渡す形で表彰式が行われました。私は2位になった生徒たちに表彰状を渡しました。最後に実行委員長の先生から講評などがあり、閉会式を終えました。

 大阪南部に位置する岸和田高校が会場校に選ばれた理由を本校の顧問に聞いたところ、順番に回しているとのことでした。選手の皆さんや保護者の皆さんには遠くまで来ていただき、また古くて狭い体育館で申し訳なかったと思っていますが、先ほども書いたとおり、私としては会場校となったことを嬉しく、私が校長の時に回ってきたことを喜んだところです。また機会があれば、次回は別の会場で行われる大会の様子も見に行きたいなと思いました。

 本校少林寺拳法部は1年生の入部がなかったため、3年生が引退すると2年生2名になってしまいます。これまで継続して全国大会への出場を果たすなど、成果をあげてきた部だけに、再び部員数を増やし盛り上げていってもらいたいと願っています。興味のある1年生は今からでもよいので、入部してくれたら嬉しいです。

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