昨日6月25日(水)、1年から3年までのすべての学年が進路ホームルームを実施しました。3年生は4限、2年生は5限に、各学年の生徒全員が岸高ホールに集まる形で実施しました。1年生は7限にGoogle Meetを活用し、各教室のプロジェクタに映し出す形で実施しました。私はすべての学年に参加しました。
今回、3学年共通の資料として、4月9日(水)に実施した外部教育機関による学力調査(国語・数学・英語)の結果を示す「個人診断レポート」が返却され、本校進路指導部が毎年独自に作成している「進路資料」が配付されました。ただし、それぞれの学年に応じて話しの内容は異なっており、特に3年生は大学受験を控えた生徒へのメッセージが中心でした。
まずは、3年生の内容について報告させていただきます。話しは3学年の進路担当からで、前半は4月に受験した学力調査の結果に関する内容でした。この学力調査では各個人の学力が15段階の指標「学力到達度」で分類されますが、この「学力到達度」が高い生徒ほど大学入学共通テストでも高得点が取れているという結果がデータで示されました。この学力調査は国数英の3教科のみであり、また基礎的な問題が中心ですが、大学入学共通テストの結果との関連性があることから、やはり国数英3教科の基礎基本が重要であるということが伝えられました。
そこでまずは「『国数英の基礎の完成』をめざし、基礎~標準レベルでの抜け・漏れをチェックしよう。特に正答率の高い問題で失点している場合は要注意。」との話しがありました。そして、本来この「国数英の完成」は2年終了までにという「受験のイメージ」が映し出された時には、生徒たちからどよめきが起こっていました。もうすでに遅れているではないかという反応でしょう。
次に、成績層別学習時間の平均推移が示されました。成績が上位の生徒ほど学習時間が多いというデータです。当たり前でしょうが、学力を付けるには学習時間の確保が重要だというのが結論でした。さすがに3年生となり、学習時間の平均は増えていますが、これで十分とは言えません。まずは日頃の生活の中で、いかに学習時間を確保するのかを考え、すぐにでも実践してほしいです。机に向かっているときだけが勉強ではありませんので、隙間時間を有効活用してください。
学力調査とともに行われた学習状況調査の結果についても話しがありました。その中で、受験勉強に対して焦りを感じている生徒がおよそ9割、勉強の仕方が分からないという生徒が半分以上いるというデータが示されました。
その結果を受けて、「大学合格という高い目標に対してかける階段は着実(step by step)に。そして、それぞれの段階で模試をうまく活用しよう。いきなり過去問を解こうとはせず、自分が6割ぐらいできるレベルの問題集をやっていくべき。」といった話しがありました。
後半では全統共通テスト模試についての話しがありました。「現時点においてはE判定でもよいが、D判定まで、またボーダーまでの距離を確認することが大切。」と伝えられました。「現在の点数から1,000点満点換算で何点上げれば、D判定・ボーダーに到達するのかを確認してほしい。」ということです。さらに、「それだけの点を上げるために、まずは苦手な分野はどこか?点数のブレが大きい分野はどこか?などを確認し、学習することが大切。そうした取組によって、10月の第3回全統共通テスト模試においてC判定またはD判定をめざしてもらいたい。」と伝えられました。
また、「10月の全統記述模試と大学入学共通テストの結果を活用しドッキング判定できるため、10月の全統記述模試はできる限り受けてもらいたい。また、正しい判定のためにも、10月までにはある程度、受験勉強を完成した状況に持っていってほしい。」という話しがありました。
配付した「進路資料」については概要が伝えられたのみで、特に具体的な話しはありませんでしたが、「先輩の合格体験記は様々参考になることが多く書かれているため、隅から隅まで熟読するように。」と伝えられました。
そして最後に、進路担当から、「重要なのは進学した先でどれだけエネルギーを注ぎこめるか。どんな結果になろうとも、その先に楽しみがあるかどうかだ。」という話しがありました。今は精神的にもしんどい状況だとは思いますが、その先の楽しい大学生活と、さらにその先に待っている楽しみな人生を思い描きながら、後悔のないよう全力を尽くしてもらいたいです。皆さんの大学受験が自分のこれからの人生につながることを願っています。
進路担当からの話しが終わった後、学年主任からも話しがありました。「ここまで来たら自分自身。どれだけ学力を伸ばせるか、こだわりを持ってもらいたい。『本気の夏』にしてほしい。」など、生徒たちに対する願いを熱く語りました。生徒の皆さんには、ぜひとも、その期待に応えてもらいたいと思います。
ここからは1,2年生の内容について、概要を報告させていただきます。1,2年生とも前半は、4月に受験した学力調査の結果に関する内容でした。
学力調査における「学力到達度」について、1年4月から2年4月の結果を比べたときに、上昇した生徒が42名に対して、下降した生徒が199名いることが伝えられました。ちなみに、現状維持は75名でした。1年4月の結果は中学校の学習範囲における到達度に対して、2年4月の結果は高校での学習内容を含めた到達度になります。高校での学習内容は中学校と比べてより教科の専門性が高く、難しくなるため、下降してしまう生徒が増える傾向にあります。1,2年生には、高校での学習範囲について、十分な理解をもって学習をすすめ、来年度4月に受験する学力調査において、「学力到達度」を下げることなく、少なくとも現状維持を実現してもらいたいです。
そして、この「学力到達度」に加えて、学習に対する意識や学習時間などの学習行動を含めた指標である「学習到達度」について説明がありました。この「学力到達度」と「学習到達度」を縦軸と横軸にとった表が示され、「学力到達度」が高い生徒たちも「学習到達度」を高めなければ、今後、「学力到達度」を下げてしまう可能性が高いと伝えられました。先ほどの3年生でもあったとおり、「学力を高めるためには学習時間を確保するしかない。」ということです。
特に、現2年生の学習平均時間は過去の数値と比べても大きく下がっていました。この結果に対して進路担当からは、危機感を持ってほしいと訴えていました。日頃から部活動などで忙しい日々を過ごしている人が多いと思いますが、文化祭が終わり、そろそろ期末考査に向けて学習に励もうと考えているところだと思います。ぜひとも、そうした学習に対する意識を継続させ、日頃の生活を改善させることで、学習時間の確保と学習習慣の定着に努めてもらいたいと願っています。
2年生の後半では、国語・数学・英語の教員からそれぞれ毎日の学習について話しがありました。2年生でも「国数英の完成」は2年終了までにという「受験のイメージ」が示されました。3年生になってから焦ることのないよう、しっかりと認識し、実現してください。また、オープンキャンパスに行こうと呼びかけていました。
1年生の後半では、進路担当から配付した「進路資料」について、私が書いた巻頭言、3年間の進路指導(①学習習慣の確立、②国数英の基礎基本の定着、③自分の希望進路を見つける)、過去3年間の大学合格者数、大学入試制度、合格体験記などについて、詳しく話しがありました。あわせて、今秋に行う文理選択についての話しもありました。また、2年生と同様、オープンキャンパスに行こうと呼びかけていました。
上記のとおり、昨日、生徒たちには「進路資料」を配付しました。保護者の皆様にもご確認いただきますよう、お願いします。この資料には、過去3か年の大学進学実績などに加えて、大学に入学した先輩からの合格体験記・後輩へのアドバイスを掲載しています。一人ひとり大学受験に対する意識や勉強方法は異なりますが、限られた時間をうまく管理し勉強時間を確保したという点は共通です。
生徒たちには先輩たちからのアドバイスも参考にしながら、日頃の生活(日単位・週単位)を改めて見直し、学習に取り組む時間をいかに生み出せばよいのか、自分でしっかりと工夫し計画を立ててもらいたいと思っています。すぐに行動に移さなければ、最終的に時間がたりず、目標とするゴールに辿り着かないかもしれません。やりたい事は多くあると思いますが、「第一志望の進路実現」を最優先にし、計画的に学習に取り組んでほしいと思います。
