8月28日(木)15:20から多目的教室において、今年度2回めとなる「サイエンスカフェ」を開催しました。「サイエンスカフェ」は科学系部活動(生物部、物理部、化学部、天体部、IT部、数学探究部)を中心に、各部活動の活動内容や研究成果を共有し、お互いに学び合う場として、また、部活動の垣根を越えて皆で楽しく交流することを目的に実施しています。時には、教員や外部講師による講義を行っています。
今年度は第1回を5/29に実施し、今回が2回めで、2学期中にもう1回、3学期に1回、合計4回の開催を予定しています。
私が15:20に行くと、すでに多くの生徒が集まっていました。この日は各部からの活動内容などの発表の前に、第1部として、本校の理科の教員から、「大阪・関西万博」に関する報告がありました。教員としての豊富な経験と、生物分野における専門的な幅広く深い知識を持つ、個性豊かな教員です。「大阪・関西万博」にはすでに25回訪れているそうですが、その目的は多くの人とは異なる「本物を見る」、「リアルを見る」ためだと言っていました。
自身が撮影した写真を示しながら、いくつかの展示物などが紹介されました。その言葉どおり、多くの人は気づきもしない、「見る人が見れば『お宝』」というようなものばかりでした。少なくとも、私の場合はその実物を見たとしても、その価値を十分に理解できないだろうというものが多くありました。
アルジェリア館で見つけたという240年前の石器や自分好みだというルーマニア館の絵のほか、インドネシア館の蛇行剣、チェコ館の絵、湯川秀樹の直筆の書などが紹介されました。もちろん、単に写真を見せるだけではなく、その価値や魅力について、何が凄いのかを熱く語ってくれました。
教員が楽しそうに解説している様子を見ながら、その時代背景や地理的な条件をはじめとした、基礎知識や情報が十分ではない私は、これまでの人生で損をしてきたことも多くあるのかなと思ってしまいました。このように考えると、少し大げさかもしれませんが、豊かな人生を送るためにも、幅広い知識を身に付け、様々なことに興味・関心を持つことは大切だなと感じました。少なくとも、「大阪・関西万博」の楽しみ方は変わっただろうと思いました。
講義の後は第2部として、「サイエンスカフェ」というとおり、お菓子が配られ、天体部、数学探究部、化学部、物理部、生物部、IT部の順に、各部からの活動報告などが行われました。
天体部からは、文化祭での日頃行っている活動を説明する活動、善兵衛ランドで行われた貝塚市主催の「子ども博士育成講座」への参加、8月11日から2泊3日で行ったずっと曇りであったという合宿、トレーシングペーパーを新調し作業効率が上がったという蝶形図の進捗、そして今後の展望などについて報告がありました。報告後の質疑応答では、善兵衛ランドで小中学生と一緒に行ったという「エッグランディングチャレンジ」についての質問が出されるなど、皆が興味を持ったようでした。
数学探究部からは、文化祭に向けて部員たちが難問を作成した活動、夏休みに行った模試への対策会や数学オリンピック対策会、そして今後の数学オリンピックに向けての活動などについて報告がありました。
化学部からは、文化祭で行った「錬金術師への道」を、学校説明会でも中学生を対象に行ったこと、夏休みに「草木染め」に挑戦したことなどについて報告がありました。
物理部からは、「ダイラタンシー」や「ピタゴラスイッチ」などを行った文化祭での活動について、また今後、「パスタブリッジコンテスト」への参加やモンキーハンティングの実験などを行いたいとの報告がありました。質疑応答では、「ダイラタンシー」に興味を持った生徒が質問をしていました。私自身も「ダイラタンシー」を知りませんでしたが、ゆっくり触わるとドロドロなのに、素早くたたくと固くなるという現象のことで、片栗粉と水を体積が2:1になるように混ぜ、その現象を体験したとのことでした。
ちなみに、なぜそのようなことが起こるのか検索してみると、「片栗粉は水に混ぜると、完全に溶けずに粒の状態を保ったまま混ざります。水に溶けない粒と水が混ざると、粒のまわりを水が包みこみ、しめってドロドロの状態になります。しかし、素早く力を加えると、衝撃で粒どうしがキッチリと並びます。そして粒と粒の間に隙間ができ、その隙間から力が加わっていない部分に水が逃げていきます。すると、力が加わった部分は水がなくなった乾いた状態になるので、固くなるのです。」ということでした。
生物部からは、最初に部長の紹介がありました。生物全般にわたりとても詳しく、話しも面白い1年生でした。話す内容や楽しげな表情から、本当に生物が好きなのだろうと感じました。活動報告では、生物クイズや剥製フォトスポットなどを行った文化祭、和泉葛城山へのフィールドワーク、今回奄美大島に行った生物フィールドワーク(生物部から2名が参加)、そしてインスタグラムでの発信を強化しフォロワーが500名を超えたという報告がありました。
その後、現在、生物部が飼育している生物たちについての報告がありましたが、猛暑が続く中、生物たちにとっても「過酷な夏」が想像できる内容でした。さらに、今後、ウミホタル観察会、大津川のフィールドワーク、府立富田林高校訪問などを計画しているとの報告がありました。
IT部からは、ボカロ班とプログラミング班による、Vtuber体験としてのアバターづくりなどを行った文化祭の活動について報告がありました。また、3年生部員が参加してくれており、夏休みを振り返っての話しと自らの作品を紹介してくれました。
各部からの報告の後、第3部として午後5時まで、他の部活動の生徒たちとの交流の時間がとられました。生徒たちは自由に席を移動しながら会話を始めていました。
第1回同様、とてもアットホームな雰囲気ですすめられ、何よりも参加した生徒たちが楽しそうにしているのが素晴らしいと感じました。皆さん、お疲れ様でした。各部において、今後の展望として話しをしていた活動をすすめていってください。私は次回も参加したいなと考えています。次回の報告を楽しみにしています。