修学旅行2日めの午前中は選択体験活動を行いました。この日の選択体験活動はクラス別ではなく、生徒一人ひとりの希望により行き先を決定しています。したがって、生徒たちは朝食後、体験種ごとのバス(「パイナップルケーキ作り」2台、「天燈上げ」2台、「烏来文化村」1台、「故宮博物院」1台、「台北市立動物園」3台の計9台)に乗り、現地に向かいました。その後も夕食後ホテルに戻るまでずっと同じバスでの移動となり、この日だけはクラスの枠を超えた活動となりました。
私は「台北市立動物園」に行く9号車に同行しました。台北市立動物園は、「台湾動物エリア」、「熱帯雨林エリア」、「アフリカ動物エリア」、「鳥園」、「温帯動物エリア」などに大きく分かれ、約350種、2500匹の動物たちが飼育されています。2008年に中国から贈られたジャイアントパンダ(2013年、2020年に子どもも誕生)を見ることができます。希望者を対象とした、生物の正田先生解説付きのツアーも開催されました。
2日めもやはり雨でした。しかも動物園に着いた時間帯は激しい雨が降っており、多くの生徒が合羽を着た上で傘をさしての見学となりました。ゲートをくぐり、まずは屋根のあるスペースに集まり、再集合の時間と場所が伝えられた後に自由散策となりました。上記のとおり、正田先生と一緒に園内を回る生徒たちも多くいました。正田ツアーがあるということで、動物園を選んだ生徒も多くいるのだと思います。
数多い選択肢の中から動物園を希望しただけあり、大雨も気にすることなく、時間を惜しむように、すぐさま活動を開始する生徒が多くいました。一方、私はこのまま屋根の下で生徒たちの帰りを待っていようかとも考えましたが、やはりせっかく来たのでパンダだけは見て帰ろうと、移動しました。
パンダ館に行く手前にあったコアラ館に立ち寄りました。木の上に登り、特に動くでもないコアラが何匹かいました。そしてその先のパンダ館に入りました。並ぶことなく、笹をひたすら食べ続けているパンダを間近で見ることができました。コアラとは違ってとても活動的でした。
次に、パンダ館の向かいにあった「熱帯雨林エリア」に入りました。樹木に囲まれて、まるでジャングルに入ったかのようでした。色鮮やかな鳥や珍しい植物など、さまざまな動植物がいました。このエリアだけでも広大で、1日中、楽しむことができそうな大規模な動物園であることがよく分かりました。ただ、降り続く雨のため、私はこの先に行くことは断念し、最初に集まった屋根のある場所に戻りました。生徒たちは集合時間まで十分に楽しむことができたのではないかと思います。

私は参加していませんが、その他の選択体験活動について簡単に紹介させてもらいます。
「パイナップルケーキ作り」はその名のとおり、ケーキ職人さんの指導のもと、台湾で最も有名なお菓子であるパイナップルケーキ作りを体験します。また、実際に自分が作ったケーキを焼いてもらい、持ち帰ることができます。
「天燈上げ」は台湾の伝統文化であり、直径1mほどの油紙と竹で作られたランタン(天燈)に墨と筆で願いごとを書き、火をつけて気球のように空高く飛ばす体験をします。
「烏来文化村」では、台北市に最も近い先住民族の村、烏来(ウーライ)に住むタイヤル族の文化的な生活、宗教、歴史、食事や伝統舞踊など、多様な文化に触れることができます。
「故宮博物院」は、収蔵品数約60万点以上の膨大なコレクションがある博物館で、世界4大美術・博物館の一つに数えられています。歴史の奥深さを知ることができる貴重な芸術品6,000点ぐらいが常時展示されています。




それぞれの選択体験活動が終了した後、天燈上げのバスは九份付近にある「九份食楽」、その他のバスは台北市内の「馬來亞粵菜餐廳」という店での昼食となりました。私が行った「馬來亞粵菜餐廳」では、点心をはじめとした種類豊富な広東料理が大皿に盛られ、それぞれの円卓に次々に運ばれてきました。たくさん食べる生徒も十分に満足する量であったと思います。
昼食後それぞれのバスに乗り込み、「九份」に向かいました。ジブリ映画の舞台になったこともあり、多くの観光客が訪れる台湾の人気スポットです。九份は山を背にし、海に面したもともと雨の多い場所にあり、やはり大雨でした。ただ、昨年度の嵐のような強風ではなかったので、私は去年よりましだなと感じました。このような天候にもかかわらず、駐車場には多くの観光バスが並び、幅の狭い階段、様々なお店が立ち並ぶ狭い通りには多くの観光客で溢れていました。
今回、九份での滞在時間が長く設定されたこともあり、私は昨年度行くことができなかった終点と思える奥のほうまで見て回りました。こんなに多くの店が並んでいたのだと驚いたぐらいです。その際に、多くの生徒たちとすれ違い、また買い物を楽しむ生徒の様子を見ることができました。

九份での滞在終了後、お土産物を買いに免税店に行きました。まとまったお土産を買う最後の機会でもあり、生徒たちはたくさんの買い物をしていました。特に、日本円での金銭感覚なく買っている生徒、夜市見学が中止となったこともあり両替したお金がまだ多く残っている生徒が多くいたこともあるのだろうと思いました。
九份を出た後、夕食会場である和洋中ビュッフェのお店「饗。食天堂」に行きました。私は昨年度も行きましたが、日本では体験できないぐらいグレードの高い食べ放題のビュッフェ店です。刺身、海鮮、牛肉(ステーキ、炒め料理)、日本料理など、いかにも贅沢な食材を使った美味しそうな料理が多く並んでいるため、食べることができる量を考え、悩みながら選ぶことが楽しかったのを覚えています。デザートも充実しており、ハーゲンダッツも食べ放題です。今回も行くことができるのを密かに楽しみにしていました。初めてこの店に来た生徒たちはかなり興奮し、教員が話しをしている間も、早く料理を取りに行きたいといった様子でした。
この店でゆっくりと夕食を済ませた後、ホテルに戻りました。この日もホテルに着いたのは結構遅い時間となりました。生徒の皆さん、雨の中、お疲れさまでした。いよいよ明日は景美女子高級中学との交流です。睡眠時間はしっかりと確保し、体調管理に努めてほしいなと思いながら、2日めが終わりました。