「研究ノウハウ発表会」を開催

 昨日、4月30日(木)6限の3年生は学校設定科目「キャリアスタートゼミ(CS)」、1年生は学校設定科目「セレンディピティ(SD)」の時間を活用して、「研究ノウハウ発表会」を開催しました。

 本校では令和6年度から、「研究の深化」や「研究手法の継承」などを目的に、学年を超えた生徒どうしの活動を強化する「縦割り型課題研究」として、1~3年生の課題研究にかかる3つの学校設定科目の授業を「木曜6限に3学年同時展開」しています。なお、2年生の「文理課題研究」は2単位であり、木曜5・6限に行っています。この「研究ノウハウ発表会」は、同時展開であるからこそ実現できる、「縦割り型課題研究」を代表する取組の一つです。

 「研究ノウハウ発表会」とは、3年生が1年生に対し1対1で、昨年度2年生の学校設定科目「文理課題研究」で取り組んだ研究の内容や経験、研究ノウハウなどについて、直接伝えるという取組です。

 3年生にとっては、課題研究での経験などを1年生に伝えることで、自らの研究に対する振り返りを行うとともに、表現力を養うことを目的としています。また、1年生にとっては、来年度2年生で取り組む課題研究の概要を理解するとともに、今後、学域や研究テーマを設定する上での参考にすること、また、3年生への質問を通して対話力を養うことを目的としています。

 場所は1年と3年のHR教室および選択教室において行いました。例えば、1年1組の教室には1年1組から8組までの出席番号1番と2番の生徒16名と、3年1組から8組までの出席番号1番と2番の生徒16名の合計32名が集まるという形です。そして、各教室において、3年生と1年生がペアを組み、3年生が1年生に対して、1回10分間(発表7分+質疑応答3分)の発表を、3年生が席をずれながら4回行います。1年生は聞き取った内容をメモしながら話しを聞きます。

 私は各教室を順にまわり、発表の様子を見てきました。自分の研究内容や経験などについて分かりやすく伝えようとする熱心な3年生、その話しを緊張感をもって真剣に聞いている1年生の姿が見られました。もちろん、にこやかな表情で、楽しそうにやり取りしている姿も見ることができました。特に、1年生にとっては3年生の先輩から直接話しを聞く貴重な機会であり、感じることや考えることなどを含め、多くの気づきや学びがあったのではないかと思います。

 私は1年生に話しをする3年生の姿を見て、学年が上がり、3年生になったという自覚のもと、成長を感じ、頼もしくなったことを実感しました。こうした自覚こそが大きな成長につながるのだと思います。その意味において、3年生にとっても大きな価値ある取組みであると感じました。3年生の皆さんには、残り1年を切った高校生活において、これからの文化祭や体育祭などをとおして、さらに成長してくれることを期待しています。

 今回は1年生と3年生との交流でしたが、5月14日(木)の6限には、2年生が課題研究のすすめ方について1,3年生に向けて発表する機会として、「研究計画発表会」を実施します。次回は各教室に1年から3年までの生徒が一緒に入る形となり、今回の「研究ノウハウ発表会」と同様、「縦割り型課題研究」を代表する取組の一つです。

 1年生にとっては、課題研究とはどのようなものか、また先輩たちがどのような研究を行おうとしているのかを知る貴重な機会となります。3年生には、自らの成功体験や失敗した経験などを踏まえ、2年生がよりよい研究をすすめられるよう、しっかりとアドバイスしてもらいたいです。

 他にも「縦割り型課題研究」の一環として、9月に実施する文理課題研究中間発表会と1月に実施する文理課題研究最終発表会において、発表する2年生と1年生、3年生がそれぞれ交流する取組を行います。

 今後も、「木曜6限に3学年同時展開」のメリットを活かしながら、学年を超えた生徒どうしの活動の充実を図り、「研究の深化」や「研究手法の継承」をすすめていきたいと考えています。

 

 

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