6月6日(土)14:00から岸高ホールにおいて、「塾対象 岸和田高校見学会」を開催しました。今年度は昨年度よりも参加人数が増え、中学生と保護者をあわせて400名の参加を予定していました。
生徒自治会会長による司会により、まずは全体説明会がスタートしました。説明に先立ち、オープニングパフォーマンスとして、少林寺拳法部2人の部員による単独演舞、組演舞を披露しました。いつもながらの迫力ある演舞でした。長い間、継続して全国大会に出場してきた少林寺拳法部ですが、部員はこの日に演舞を披露してくれた3年生2名の他は1年生1名のみで、存続すら危ぶまれます。今回の演舞を見て、少林寺拳法部に入りたいと本校入学をめざしてくれる生徒がいれば嬉しいのですが・・・。
その後、少林寺拳法部員2名に、当日の駐輪指導や誘導、受付補助などの業務に協力してもらった、天体部と女子バレーボール部、陸上競技部の各代表生徒2名ずつが加わり、合計8名の生徒に対するインタビューを行いました。インタビューの進行は自治会副会長の生徒が担ってくれました。
8名全員が順に自己紹介をした後、「自分の所属する部活動の紹介」、「岸和田高校のよいところや入学してよかったと思うところ」、「高校受験を控えた中学生に対するアドバイス」の3つの質問に対して、4つの部が順に答えていきました。
説明会の円滑な進行のため時間が制限されていたこともあり、生徒たちは皆、言いたいことを簡潔に話していました。そのため、聞いている方々には伝わりやすかったのではないかと感じました。また、一人ひとり、様々な視点で答えてくれていました。
この3つの質問についてはあらかじめ伝えており、喋りたい内容は考えていたと思います。ただ、大勢の人の前で壇上から喋るとなると、緊張のため言葉が出てこなかったり、先に言われてしまい、どうしようか考えたりなど、難しかっただろうと思いますが、落ち着いて自分の考えを自分の言葉でしっかりと伝えてくれたと思います。ありがとうございました。登壇してくれた生徒たちにとっても貴重な経験になったことと思います。
生徒へのインタビューの後、私からスライドを用いて岸和田高校の特色や高校生活などについて説明を行いました。私はこれまで説明に先立ち挨拶を行うという役割でしたが、今回は自分自身で全体の説明を行いました。
まずは参加していただいた中学生と保護者の皆さまへのお礼を、そして開催にあたりご協力いただいた塾関係者の皆様に感謝の気持ちを伝えました。そして、本校と岸和田城を上空から撮影した写真のスライドにおいて、南海本線からはとても便利であること、そして正門前に立地する岸和田城の話しをしながら、本校の環境のよさをアピールしました。
次の「楽しく充実した高校生活を」と書いたスライドでは、校長として、本校を「入学してよかった」と思ってもらえる学校にしたい、また、生徒たちには高校3年間で大きく成長してほしいと願っている、そして、それらを実現するために、生徒たちには常に、「楽しく充実した高校生活を送ってもらいたい」と伝えていると話しました。
次の「①楽しいこと、②やりたいこと、③やるべきこと」と書いたスライドでは、私が校長に着任してすぐ、「中学生の頃、GLHSである岸和田高校は勉強ばかりの高校だと思っていた。こんなに楽しい学校だとは思わなかった。」と言った生徒がいたこと、そしてその言葉を聞き、中学生に本校のことを正しく理解してもらえるよう、説明会では生徒たちから語ってもらうことにしたという話しをしました。
もちろん、勉強についても生徒たちには「やるべきこと」として取り組んでもらいますが、勉強だけということはまったくありません。生徒たちの自主性さえあれば、「楽しいこと」や「やりたいこと」が一杯ある学校です。そのことを伝えるのが今回の説明会での私のミッションでした。
「楽しいこと」として、学校行事と部活動を紹介しました。学校行事では、昨年度は2,700名を超える一般の方が来場した「文化祭」、4つの団に分かれて必死で競い合うリレーなどの競技に加え、応援パフォーマンスが盛り上がる「体育祭」、姉妹校である台北市立景美女子高級中学との交流も行う「台湾修学旅行」などを紹介しました。部活動については20の運動部と23の文化部があることや入部率が高いこと、近畿大会・全国大会に出場する部活動が複数あることなどを伝えました。また、天体部の紹介にあわせて、本校には「天体ドーム」が設置されていることも伝えました。
「やりたいこと」としては、GLHS・SSHとしての取組や課題研究について紹介しました。GLHSとしては、イギリス研修とオーストラリア研修、時期と内容の異なる2種類の海外研修を実施していること、また、グローバルリーダー養成プログラム(校内版)として、5~6人のグループに海外の大学生または日本国内の大学の留学生にグループリーダーとして入ってもらい、4日間、英語でディスカッションを行うプログラムも実施していることを伝えました。
SSHとしては、7月末に「探究スタディーツアー」として希望者20名がJAXAなどを訪問する1泊2日のツアーを、また「生物フィールドワーク」として希望者10名が石垣島を訪れる2泊3日のツアーを実施することを伝えました。これらはいずれも希望者を対象としたものですが、例年、定員を超える生徒たちが応募してくれています。
2年生で行う課題研究については、自らの興味・関心に基づく研究テーマにかかる探究活動に取り組み、9月に中間発表、1月に最終発表を行っていることなどについて話しをしました。
「やるべきこと」としては、授業と進路実現について話しをしました。まずは、chromebookを活用しグループ活動を行っている物理の授業の動画を見てもらいました。府立高校では5年前から生徒一人ひとりにchromebookを貸与し、授業で活用していること、また、本校は50分授業で、木曜日以外は7限授業(8:30~16:00)であることを伝えました。
進路実現については、国公立大学への進学を希望する生徒が9割を超えることを踏まえ、特に、難関国公立大学への合格をめざした本校独自の取組である「ハイレベル講習」と「スーパークラス」を実施していることについて話しをしました。そして、この春卒業した78期生の大学入試の実績について紹介しました。締めくくりの言葉として、生徒たちには、「前向きに楽しんでもらいたい」、「やりたいことに積極的に挑戦してもらいたい」、「やるべきことにしっかりと向き合ってもらいたい」と願っているという話しをさせてもらいました。
私からの説明の後は、「岸高生のリアル 60秒アンサー」として、中学生たちが聞いてみたいと思うような質問に対して、生徒自治会執行部の4名が60秒という時間の中で、次々に答えていくコーナーを設けました。質問には、「中学校と一番違うと感じたことは?」、「岸高生の1日はどんな流れですか?」、「部活と勉強を両立するために、どんな工夫をしていますか?」、「授業についていけるか不安、実際どうですか?」、「課題研究ではどんなことに取り組んでいますか?」、「自治会活動では、生徒が学校にどう関わっていますか?」などがありました。生徒たちは制限時間がある中で、簡潔にまとめ、うまく伝えていたと思います。
なお、「GLHS・文理学科って、他の高校と何が違うの?」、「SSHの取組は、理系志望でなくても関われますか?」、「岸高で伸びる生徒には、どんな共通点がありますか?」の質問に対しては私が答えました。自分で答えてみて、60秒でポイントを絞って伝えることの難しさを実感したところです。
また、中学生からの質問も受け付けたところ、説明の中に出てきた「JAXA」に関する質問や、岸和田城に関する質問が出され、生徒たちが答えていました。
「岸高生のリアル 60秒アンサー」のコーナーを終えた後、最後に、生徒たちの活動シーンが盛り沢山の、真剣に取り組む姿や笑顔の素晴らしい、私の「お気に入り」の動画を見てもらいました。
岸高ホールにおける全体説明会終了後、16:00までの間、それぞれ自由に部活動の練習の様子を見たり、校内の施設見学などをしていただく時間としました。府立高校では珍しい「天体ドーム」、「解体新書(初版本)」や「学問のすゝめ」などを展示する「郷土資料室」、岸和田中学時代の理科の実験器具などを展示する「科学資料室」なども開放していました。
また、校長室も開放しているので質問があれば来てくださいと伝えていたところ、複数名の方々に校長室にお越しいただき、話しをさせてもらいました。
参加してくれた中学生の皆さんには、岸和田高校は勉強だけではなく、部活動や学校行事、GLHS・SSHとしてのプログラムなどにも熱心に取り組む楽しそうな学校であることを実感いただけたのであれば嬉しいです。また、今回の見学会に参加したことによって、「岸和田高校に入りたい」という気持ちが強くなり、学習意欲を高めてもらえれば、なお嬉しいです。また会える日を楽しみにしています。