「第73回全国高等学校剣道大会大阪府予選」報告

 本校剣道部が「令和8年度 全国高等学校総合体育大会・第73回全国高等学校剣道大会大阪府予選・第64回近畿高等学校剣道大会大阪府予選」に出場しました。

 男・女個人試合は5月30日(土)、男子団体試合は6月6日(土)、女子団体試合は6月7日(日)に、いずれも午前10時から岸和田市総合体育館において行われました。

 私は今回、初めてとなる剣道大会の応援に行きたいと早くから考えていました。5月30日(土)はNPO総会とPTA実行委員会があるため、団体試合に行くことを決め、ずっと楽しみにしていました。

 6月6日(土)は午後2時から「塾対象 岸和田高校見学会」がありましたが、男子の試合に行ってきました。岸和田市総合体育館は初めてでしたが、体育祭実施を検討するため、インターネットで調べたことがあり、床面積の広いメインアリーナと多くの観客席など、ほぼ想像どおりの立派な体育館でした。メインアリーナは同時に8か所で剣道の試合を行うことができる広さでした。

 男子団体試合には91校が出場しており、その91校が8つの試合場に分かれ、それぞれトーナメントで団体試合を行い、まずは近畿大会に出場するベスト8の学校を決定します。その後、8校によるトーナメントが行われます。そして、その優勝校がインターハイに出場するとのことでした。

 本校は第8試合場において11校からなるトーナメントに入っており、初戦は昨年度優勝校である清明学院高等学校でした。トーナメントでは最後に登場する第7試合で、いきなりシード校と当たることになっていました。午後から予定のある私は、時間を気にしながら、本校の試合が始まるのを待っていました。

 昨年度優勝した相手に対して、本校男子部員5名がどのような戦いぶりを見せてくれるのかを楽しみにしていました。特に、負ければ引退となる3年生には、勝利することは無理であっても、気持ちの面で負けることなく相手に立ち向かい、これまでやってきたことを120%発揮してもらいたいと願っていました。

 その期待どおり、一人ひとりが最善を尽くしましたが、先鋒→次鋒→中堅→副将→大将の5名において、0対3で敗れてしまいました。中堅と大将は引き分けでした。剣道部男子、特に3年生の皆さんはお疲れ様でした。最後の大会において初戦敗退という結果になりましたが、相手の隙をねらい、何とか1本を取ろうと試みていたことは十分に見て取れました。ただ、実際に1本取ることは難しく、改めて、1対1の勝負で実力差を超えて勝利を掴むことの難しさを実感したところです。ちなみに、今年も清明学院高等学校が優勝していました。

 6月7日(日)は女子団体試合に行ってきました。女子団体試合には71校が出場しており、男子と同様、まずは8つの試合場において、それぞれトーナメントで団体試合を行い、ベスト8の学校を決定します。本校は第6試合場で9校からなるトーナメントに入っていました。

 本校の初戦は第2試合、府立いちりつ高等学校との試合でした。次鋒と中堅がどちらも2本取って勝ち、他の3人は引き分け、2対0で勝利しました。5人の剣道を観るのは初めてでしたが、気持ちを前面に出し、積極的に攻めていこうという姿勢が見られ、とても頼もしく感じました。

 いちりつ高校との戦いぶりを観て、次の府立登美丘高等学校にも勝てるのではないかという期待を持ちました。というのも、第1試合で登美丘高校が大阪商業大学高校に勝利した試合を観戦しており、いちりつ高校で見せてくれたパフォーマンスを発揮できれば十分に勝利できるだろうと感じたからです。それだけに、3戦めの相手がどこになるのだろうかと第3試合以降の各校の戦いぶりをしっかりと観ていました。各試合を観た結果、履正社高校が勝ち上がってくるのかなと感じていました。

 第6試合、2戦めとなる登美丘高校が始まりました。先鋒は引き分けでしたが、次鋒と中堅は初戦に続き、2本取って勝ちました。副将と大将もそのよい流れの中、どちらも1本取って勝ち、4対0で勝利しました。期待どおりの勝利、とても嬉しかったです。2戦めとなりリラックスし、自分たちの良さをより発揮できたのだろうと感じました。この勢いのまま、次の試合にも勝利し、ベスト8入り、すなわち近畿大会出場を果たしてもらいたいと期待が膨らみました。

 第7試合では履正社高校が常翔学園高校に勝利し、第8試合の本校の相手は予想どおり履正社高校に決まりました。生徒たちには、結果は気にせず、「当たって砕けろ」ぐらいの気持ちで挑んでもらいたいと願っていました。

 先鋒は2本取られて負け、ここまで勝利してきた次鋒も1本取られて負けてしまいました。続く中堅は引き分けました。そして副将は先に1本取られましたが、その後、1本取り返しました。この時はとても嬉しく感動し、思わず涙が出てきました。身長差がかなりある背の高い相手に対して、臆することなく攻め続けていたのが素晴らしかったです。最後の大将は2本取られて負けてしまい、0対3での敗退となりました。期待していただけに、とても残念でしたが、近畿大会出場の夢は消え去りました。

 履正社高校には負けてしまいましたが、生徒たちは自分たちの力を十分に出し切り、やり切った感があるだろうと思いながら、私は体育館を出ました。

 今回、剣道の団体試合を観戦し、様々なことを感じました。まずは、5人の順番が変わることによって結果は変わるのだろうか。攻め重視と守り重視など、戦い方によって結果は変わるのだろうか。どのような性格の生徒が剣道に向いているのだろうか。剣道で強くなるにはどのような練習が効果的なのだろうかなどを考えていました。そうしたことが剣道の面白さであり、奥深さなのかもしれないなと感じました。

 また、私には1本取ったかどうかの判断は不可能だと感じました。集中して観てはいますが、一瞬の事であり、旗が上がる・上がらないの差が分からなかったです。そして、先日はバスケットボールの10分がとても長く感じましたが、剣道の4分も日頃の4分とはまったく異なる感覚で、とても長く感じました。

 試合のことでいえば、男子も女子のように1試合または2試合戦ったうえで、清明学院高等学校との試合を迎えさせてあげたかったなと感じました。私自身ももっと、男子の戦いぶりを観たかったです。

 試合では必ず勝敗が決まり、その結果によって一喜一憂することが多くありますが、部活動では勝敗よりも大切なものがあると私は考えています。勝利に向けてどのようにどれだけ熱心に取り組んできたかという経過と、勝利のために最後まで諦めることなく全力を尽くすことができたかということが重要だと思います。すなわち、勝利は目標ではありますが、目的ではないということです。

 私が帰宅する際、体育館の横を通りますが、いつも竹刀がぶつかり合う高い音と「面」などの大きな声が響いています。その積み重ねてきた努力こそが皆さんの大きな力と成長につながるものと考えています。

 3年生部員はこれで引退となりますが、ここからは大学受験に向けた自らの目的・目標に向かって、日々、充実した生活を送ってください。1,2年生部員は次の大会での勝利をめざしながら、引き続き、努力を積み重ねてください。また、剣道大会を観戦したいと考えています。

 

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