7月21日(木)全校集会

本校は2学期制ですので、1学期の終業式はありません。しかし、本日は午前中で授業が終わり、明日から夏休みに入るので、全校集会を開きました。校長の講話の後、生徒指導部から夏休みの注意がありました。また、生徒会からは、熊本地震への義捐金活動や体育祭のことが報告されました。

校長からの講話内容は以下の通りです。

 

梅雨も明けました。いよいよ夏本番です。本校は2学期制なので、本日は終業式ではありませんが、けじめとしての集会を開いています。実は3学年が体育館に揃ったのは本年度初めてです。

4月当初、2・3年生には「挨拶」の大切さを伝え、わずか1分で私の話を終えました。今日は「感謝」についてお話をします。

「感謝」と言えば「ありがとう」を思い浮かべる人も多いと思います。「ありがとう」は実にいい言葉です。この言葉を言われて嫌な思いをする人はまずいません。つまり人をいい気分にする言葉なのです。この言葉を皆さんは1日に何回使うでしょうか? 実はこの言葉は言われた人だけではなく、言った人の気持ちをよくする作用もあるそうです。

他に感謝を表す言葉に何がありますか。

「頂きます」も「ご馳走様」も感謝を表します。食事の前に手を合わせて、「頂きます」と言います。これは誰に対する感謝なのでしょうか?食事を作ってくれた人ですか、それとも食事をおごってくれた人ですか。本来は、その食事の食材への感謝なのです。肉や魚はもちろんのこと、野菜や果物にも命があると考え、「○○の命を、私の命にさせて頂きます」とそれぞれの食材に感謝すること、こちらが本意だと言われています。

では「ご馳走様」はどうですか。昔は今のように冷蔵庫もスーパーもコンビニもありませんから、食材を揃えるのは大変なことでした。「馳走」は走りまわるという意味で、食事を出してもてなすために走りまわった様子を表しています。やがて、丁寧語の「ご」をつけた「ご馳走」にもてなすという意味が含まれるようになり、また贅沢な料理をさすようにもなりました。そして、いろいろと大変な思いをして食事を準備してくれた方への感謝を込めて「様」がつき、食事のあとに「ご馳走様」「ご馳走様でした」と言うようになったそうです。

私は一人で、食事をするときも、手を合わせて「頂きます」と言います。そうすると食事がより美味しく感じられます。また食後には「ご馳走様でした」と言うようにもしています。そうすると、お腹も気持ちの満腹になります。

この夏は「感謝」する言葉を意図的に使ってみてください。きっと皆さんの生活が豊かになるはずです。

今日は、話を静かに聞いてくれて「ありがとうございました」

 

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