新年早々、校内研修を実施しました!

 1月7日(月)午前11時から、特別棟2階の会議室で教員対象の校内研修を実施しました。

 「JAPAN e‐ポートフォリオ 学力の3要素の『主体性等』が、どのように評価されるのか」をテーマに、関西学院大学アドミッションオフィサーの尾木 義久先生にご講演いただきました。

 今回の研修の目的は、次の4点です。
(1)国の動き、大学入試改革の流れ、調査書(大学等に提出)の電子化等の動きを理解する。
(2)「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の育成及び評価について考える。
(3)ますます重視される『探究活動』をいかに教育活動に位置づけていくかを考える。
(4)本年度から導入した「学習支援ツール」のさらなる活用について考える。
 (なぜなら、「JAPAN e‐ポートフォリオ」と、本校が導入した「学習支援ツール」とがリンクしているため。)

 

 現在、国は「高大接続改革」の中で、「学力の3要素」(1.知識・技能の確実な習得、2.思考力、判断力、表現力、3.主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)を多面的・総合的に評価する選抜への改善を進めています。

 尾木先生は、これからの大学入試で、「主体性等」すなわち「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を適切に評価できるよう、全国各地の高等学校等を訪問され、講演会での説明、教員との協議を通して改善に努めておられます。

 「主体性等」の適切な評価のため、生徒たち自身が、学んだことを電子データとして入力し、データベース化することによって蓄積できるシステムが開発されています。そのシステムが「JAPAN e‐ポートフォリオ」というものです。

 このシステムの利用状況は、平成31年度入試では、参画大学111大学(入試利用は10大学)、高等学校利用数(平成30年12月1日現在)は、生徒利用数112,009人、利用高校数3,039校、ということです。

 特に、このシステムの特徴は、入力項目に「探究活動」「生徒会・委員会」「学校行事」「部活動」「学校以外の活動」「留学・海外体験」「表彰・顕彰」「資格・検定」があり、中でも「探究活動」を重点化する方向で進められています。

 折しも、本年4月、2019年度入学生(現中学3年生)から、学習指導要領の改訂に伴い、これまでの「総合的な学習の時間」を「総合的な探究の時間」に改め実施することとなり、高校教育の中でも『探究活動』がますます重視されていきます。

 全国を駆け回っておられる尾木先生には、ご多用の中、しかも新年早々(本校での講演が本年初めてだそうです)我々の為にお越しくださり、90分間をものともせず、詳細な資料と具体事例、明快な説明によりご講演くださいました。
 尾木先生に心から感謝申し上げます。誠に有難うございました。

 講演終了後、早速教員が、授業での研究活動の活用方法について尾木先生に質問していたり、教員から朝学習の活用についての意見が聞こえてきたり、といった反応がでていました。

 本校の若手教員の発案で実施したこの研修、今後の生かし方に期待が持てる、そういった効果が生まれたように思います。

 このシステムを導入するかどうかについては、まだ先の話ですが、今後とも、2021年度入試(2020年度に実施。現高校1年生が主対象)と、このシステムの動向も見据えながら、「『主体性等』の育成と評価」「『探究活動』の充実」「学びの見える化」「学習支援ツールの活用」、これら4つのキーワードを中心に研究していきたいと考えています。