系紹介~産業創造系~

系紹介の最終回になります。

最後は、産業創造系(通称;産創系)をご紹介します。

産業創造系という名前を聞いてピンと来る人はどれくらいいるでしょうか?

・・・

ピンとこない人も多いと思います。今回で理解が進むように説明していきます。

まず、産業創造系という名前になったのはつい最近2015年のことです。

それまでに系の名前が何度か変わっています。

【系の歴史】
1925年(大正14年):大阪府立佐野職工学校として開校。紡績科として設置される。
1963年(昭和38年):紡績科から繊維工業科と改称される。
1991年(平成3年) :テキスタイル工学科と改称し、繊維にとらわれない機械や電気、
           工業デザインの分野まで幅広く学べる学科としてスタートを切る。
2005年(平成17年):工業高校が工科高校に変わるのを機に、テキスタイル系と改称、
           プロダクト工学専科とデザイン工学専科の2つの専科が設置される。
2015年(平成27年):2015年度入学生より、テキスタイル系が産業創造系へと改編。
           製品開発専科とテキスタイルデザイン専科の2つの専科でスタートを切る。

元々は地場産業である繊維業を支える学校として誕生し、以後、時代の変化に柔軟に対応してきた系と捉えることができます。

産業創造系の柱としては「創造性」と「コンピュータを活かしたものづくり」となっており、他校にはない特色の1つとなっています。

次に産業創造系の2専科を紹介します。

製品開発専科とは・・・工学系の知識、技能を活かした、アイデアをカタチにする学習。

テキスタイルデザイン専科とは・地場産業で培った知識、技能を継承し、デザインに活かす学習。

①主な授業・実習について

産業創造系は時代の変化に対応した系というところも交えてご紹介します。

②課題研究について

産業創造系における課題研究の取り組み例になります。

③習得できる資格について

主な資格を以下で紹介します。

知的財産管理技能検定、、、著作権などの知的財産の創造や保護、活用を目的とした国家検定。

色彩検定、、、、、、、、、色に関する幅広い知識や技能を問う検定試験。

品質管理(QC)検定、、、、品質管理の知識を計る試験。企業の研修でも活用されている。

そのほかに、資格ではありませんが、コンテストに積極的に参加しているのも特徴の1つです。

さて、今回で3系すべてをご紹介しました。

ですが、このブログでお伝えできた内容は、ほんの一部です。

学校が再開されれば、実習(工業技術基礎)や進路を考える授業(キャリアガイダンス)、先輩の姿などを通して将来をイメージしてください。

今はこんな状況ですが、皆さんの進路決定を支えることができるよう先生たちも準備していきます。