平成２７年３月１３日に、本校では、小学部・中学部卒業式を行いました。卒業生の皆さん、保護者の皆さん、誠におめでとうございます。
校長の式辞を掲載させていただきます。
小学部十六名、中学部六十八名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
明るい春のきざしが感じられる この良き日に、大阪府立八尾支援学校小学部・中学部卒業証書授与式を挙行するにあたり、多くのご来賓の方々、保護者の皆様に ご臨席を賜りましたことに、厚くお礼を申し上げます。
さて、私は、今 卒業生の皆さん お一人お一人に 卒業証書をお渡ししました。
入学されたころは、まだ幼かった皆さんが、本校での学びを経て、こんなに立派に成長されました。
小学部の卒業生の皆さんは、六カ年の学校生活の中で、たくさんの先生や友だちと出会い、励まし合い、いろいろな場面で、自分の力を発揮できるようになりました。一人ひとりの豊かな発達をめざす取組みの中で、自分の思いを表現したり、友だちと協調したりできるようになりました。
中学部の卒業生の皆さんは、この三カ年に、ともに学び、集団生活の中で役割を果たし、クラスとして、学年としてまとまり、大きな力を発揮できるようになりました。毎日の学習の中には、難しい課題もあったと思いますが、皆さんは、自立と自己実現に向けてたくさんのことを学びました。
この一年間をふり返ると、皆さんの笑顔と、生き生きと活躍する姿が 蘇ってきます。
運動会のリレーや徒競走では、ゴールをめざして、力いっぱい走りましたね。
学習発表会の舞台発表は、とても感動的で、仲間としてのつながりの大切さを あらためて実感しました。
私にとっての一番の思い出は、何と言っても修学旅行でした。
小学部六年生との伊勢・志摩への旅、中学部三年生との知多半島・名古屋への旅は、美しい自然とともに、みんなで過ごした楽しい時間が、私にとっても忘れられない、人生の一ページになりました。
さて、卒業生の皆さんは、四月から、本校や西浦支援学校、東大阪支援、交野支援学校四條畷校をはじめ、それぞれの学校に進まれます。たとえ、学校が異なっても、いつまでも友だちです。八尾支援学校で学んだことを誇りにして、これからも、元気いっぱい、自分らしく、進んでいってください。
皆さんの活躍を 心から期待しています。
小学部五年生、中学部二年生の皆さんは、在校生代表として、卒業生をお祝いしてくれて、とてもうれしく思います。四月からは、上級生として、小学部、中学部をよろしくお願いします。
保護者の皆様、ご家族の皆様には、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
お子様の 晴れの姿をご覧になり、喜びも一入でいらっしゃることと存じます。これまで我が子を支え、育まれたことに 敬意を表しますとともに、本校の教育活動に 温かいご理解とご支援をいただきましたことに、厚くお礼を申し上げます。
ご来賓の皆様方には、お忙しい中おいでいただき、誠に ありがとうございました。
どうか、これからも 末永く、卒業生を お導きくださいますよう、お願い申し上げます。そして、本校教育へのご支援を引き続きまして、よろしく お願いいたします。
最後になりましたが、卒業生の皆さんのご健康とご多幸を心からお祈りいたしまして、私の式辞 お祝いのことば とさせていただきます。
平成二十七年三月十三日 八尾支援学校長
