レモネードスタンドの取組が残してくれたもの

レモネードスタンドについては9月5日の校長ブログでもお伝えしました。覚えてくれている方がいらっしゃったら嬉しいです。2000年の夏、アメリカに住むアレックスちゃんという少女が自宅の庭先にオープンしたレモネード屋さん...小児がんを患っていた彼女がその売り上げを小児がん治療に役立ててほしいと願ったことから始まったレモネードスタンド活動は今や全世界に広がりました。日本でも最近メディアで取り上げられるようになり注目を集めるようになってきました。そのレモネードスタンド活動を本校の2年生のあるクラスが文化祭で行うという話を記事にしたのが9月5日の校長ブログです。

今日はその成果として、特定非営利活動法人キャンサーネットジャパンから感謝状が届いたというお話です。今回の寄付金額は120,787円。自分たちの頑張りが誰かの役に立つことを少しでも実感できたとすれば、関係した生徒が得るものは金額以上に大きいと思います。領収書に添えられた挨拶文の横にこの団体のご担当者の手書きの文字がありました。「私自身高校生でがんになり苦労しましたが、先生方、友人の理解や協力がなければ卒業することはできませんでした。今後ともよろしくお願いいたします。」わざわざ書き加えてくれたこの一文の温かさや思いの深さを感じることが私たちの中の何かを変えてくれそうな気がします。

アレックスちゃんがそうであったように、人はどんな時も誰かの役に立ちたいと思えるものだと信じたい。それを証明するためにもレモネードスタンド活動がもっともっと広がりを見せてくれたらうれしいです。八尾高校の2年生が踏み出したこの小さな一歩が新たな伝統として後輩たちに受け継がれていくことを強く期待しています。

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