「自分の“好き”を認めてくれた」
Q1…中央高校の思い出は?
思い出はたくさんありますが、その中でも特に印象に残っている出来事が2つあります。
1つ目は、「自分の“好き”を認めてくれた」ことです。私は、髪を染めることが大好きで、中央生だった頃は毎月(多いときは毎週)違う色に染めていました。その髪色を、友達や先生、皆が「いいね!」「今回は桜餅モチーフやね!」と、受け入れてくれました。何気ない日常の中の出来事でしたが、強く印象に残っています。それほど自分の“好き”を隠さず表現できて、それを認めてくれる環境があるということは、当時私にとってとても大きなことでした。
2つ目は、2年次の懇談です。私は、2年次の夏に美容専門学校から4年制大学への進学希望へと大きな進路変更をしました。受験方法や進学先についても、「指定校推薦ではなく、一般入試で受けたい」「どんな大学があるか分らんから、とりあえず国公立をめざす!」と無茶苦茶なことを言っていました。中学校もほとんど行っていなかったため、両親も、もちろん私自身も「大学に行くなんて無理に決まっている」と思っていました。
しかし、当時のチューターの先生は「自分次第でどうにでもなる」「お母さん、絶対無理だと決めつけずに本人を信じてあげてください。」と言ってくれました。その一言のおかげで私は大学受験を決意し、今は教職員として働けています。「自分の可能性をどこまでも信じてくれた」ということが、高校生活の中でも特に思い出に残っています。
