私は絶対就職すると思っていました。「なんで大学・短大に行ってまで勉強しなあかんの?」と思っていたからです。だから日頃の学校生活も適当にしていました。
私が進学しようと決めたのは高3の初めでした。その時になると進路の話が多く、「自分はこのままでいいん?」と考えるようになりました。でも自分のやりたいことはないし、何をしたらいいかわからないし、将来の夢もありませんでした。ずっと悩んでいました。
私は外国が好きなので英語の勉強をしたいと思いました。次は志望校の決定でとても悩みました。先生にも友達にも相談にのってもらって、最終的に関西外大の短大部に決めました。オープンキャンパスに行った時に「絶対行きたい」と強く思いました。でも私にとってこの短大はレベルが高く、指定校推薦も無理でした。この時今までの学校生活を後悔しました。そして推薦入試を受けることにしました。でもみんなから「絶対無理やろ」とか「本気で頑張らな無理」と言われました。それでも私はだめもとでやってみようと決めました。
本格的に受験勉強を始めたのは7月ぐらいでした。まだバイトもしていて、「受験勉強て何をしたらいいんですか?」から始まりました。塾にも通い始めました。勉強していくうちに自分の勉強不足がどんどんわかってきて悩んだりしました。英語の短大に行こうとしているのに、7月の頃は英検3級にも落ちたぐらいでした。受験勉強を始めるのが遅かったけれど、11月の推薦入試までやれるところまでやりました。
そして応援してくれたり、いやほど私の相談を聞いて助けてくれた友達、先生、運のおかげで合格することができました。専門学校ならAO入試などもありもっと楽だと思うけれど、受験して、自分の考え方や環境が変わって成長できた気がします。今は入学するのが楽しみです。
みんなに伝えたいことは、「あきらめるのだけはあかん」ということです。私も受験すると決めた時、受験する人がまわりにあまりいなくて不安でいっぱいでした。この『進路の手引き』の合格体験記を何回も読んで自信をつけたりしました。今逆に私がこの体験記を書けるなんて夢にも思っていませんでした。
今自分の夢とか将来に迷っている人は、挑戦してほしいと思います。自分の進路を決めるのは本当に難しいけれど、今目の前にある問題を「やる」か「やらない」だったら、絶対に「やる」道に進んでほしいです。やったことは無駄になりません。
みなさんも来年笑顔で春を迎えられるようにお祈りしています。
|