第47回卒業式 贈る言葉 47期学年主任 新明直樹

 


 全ての人たちが希望に胸を膨らませるこのよき日に、みなさまがご卒業を迎えられましたことを教職員一同、心よりお祝い申し上げます。保護者のみなさま、本日はまことにおめでとうございます。

 「後輩のいない学校生活」という、ほとんどの人が経験したことのない3年間でしたね。一見、マイナスにとらえられそうなこの状況ですが、それを打ち破ってくれた人こそ、君たち47期生でした。
 「自分たちだけでもめいっぱい楽しませてもらうんやで!」と、クラス間の友だちを越えるだけでなく、教員とも笑顔で過ごすみなさんの姿を思い起こすと、今の私の想いとしては「生徒の中に、教員が深く関わらせてもらえる時間を授かった幸せな3年間だった!」と、感じています。
 3つの教室を覗けば全員に逢える状況であるがこそ、教員一人一人の生徒への想いが必然と強くなる。また、その想いをみなさんがきちんと受け止めてくれている。本当に幸せな時間でした。
 与えてもらった時間はみなさんの成長に変わりましたが、「ずっと生徒やで!」という、この想いはいつまでも変わりません。

 本日、多数のご臨席を賜るほど、多くの人に愛された泉鳥取高校最後の卒業生がみなさんであることを今、誇りに感じています。
 卒業をお祝いするとともに、未来に広がるみなさんの幸せを祈り、贈る言葉とさせていただきます。


令和7年3月4日
47期 学年主任 新明 直樹