卒業生の保護者を代表して、一言謝辞を申し上げます。
卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
生まれてきてくれてありがとうとわが子を抱いたとき、周りをみれば、その年に生まれてきた子、みんなが同級生なんだなと、感動したことを思いだします。この子達が大きくなった時、どんな社会になっているのだろう、どんな状況であっても健やかに育ってほしいと思いました。
今、高校卒業という日を迎え、立派に大きくなった姿を見て、保護者の皆様も幸せを噛みしめていらっしゃるのではと思います。お祝い申しあげます。
さて、今年度の卒業生の皆さんは、伝統ある泉鳥取高校最後の生徒として、入学した時から、毎年、人数の減っていく学校生活の中で、いろいろな工夫をし、学業やスポースに取り組んでこられたことと思います。
皆さんは、これから社会に出て、あるいは、新しく学業に取り組む中において、色々な出会いで、楽しいこと、乗り越えなければならないことが出てくるでしょう。そんな時、どうか誠実にとりくんでいっていただきたい。そのことがきっと、幸せな結果を作っていくと信じています。そして、自分を大切にするように、身近な人との関係も大切にしてください。それは自分を大切にしていくことにも繋がっていくものです。
立派に卒業されるみなさんは、これから、保護者のお手伝いはあまり必要なくなってくることでしょう。私たちは静かに見守っていきたいと思います。そして忘れないでください。私たちはみなさんの味方です。
泉鳥取高校最後の卒業生を見送るにあたり、生徒一人一人を一生懸命サポートして下さった校長先生をはじめとした諸先生方、学校医の先生方、最後まで温かい食事を作ってくださった食堂の皆さま、生徒を支えていただいたすべての方々に保護者を代表して、心からお礼申しあげます。
こんにちまで、泉鳥取高校を支えてくださった、すべて方のおかげで伝統を守り最後の生徒を温かく見送ることができます。ありがとうございます。
卒業生の皆さん、泉鳥取高校の生徒であったことを誇りに思い、自分の人生を大切に歩んでください。
令和7年3月4日
卒業生保護者代表 東野洋子