大阪府立春日丘高等学校  
 
 
             

 

東北被災地訪問プログラム 現地速報

生徒たちより
参加した生徒からのメッセージ


3年 大竹 成美
今回初めて東北プロジェクトに参加して、実際に自分の目で見ることが、本当に大事だと思いました。 地震で被害を受けたのは、テレビで大々的に報道されていた所ばかりではありません。初めて知る事・初めて見る物がたくさんありました。 何もなくなってしまった高田松原に立った時に感じた喪失感は決して忘れません。 でも、そこががれきで溢れていたことを考えると、5年という歳月を感じました。私達に出来る事は、とても微力です。 失ったものを取り戻す事は出来ません。ですが、これ以上失わないために、悲しみを繰り返さないために出来ることがあるはずです。 今回感じたことをつぎに繋げていきたいと思います。 忙しい中、大した力にならない私達にボランティアをさせてくださった方々に感謝したいです。

2年 雜賀 亜以子
私の考えや価値観を大きく変えてくれた、東北についての学びを続けていきたい。そんな想いで2度目の研修に参加させていただきました。昨年と比べ、環境に配慮しながら、より災害に強く、多くの人が訪れる場所が構想され、 少しずつ作業が進められている様子に、希望を感じました。一方、まだ盛り土と雑草が一面に広がる場所は、大震災から5年が経ったという現実感を奪います。 町の中心から離れた場所での人手不足、予算や住民間の考えの違いなど現状の課題について学び、「 復興」とは全ての人が震災前のように暮らせるようになることであると考えました。 民泊のお父さん、お母さんをはじめ、多くの地元の方々に活動を支えていただきました。 震災のこと、人生のこと。民泊でも多くのことを学ばせていただきました。まるで祖父母の家に帰ったような温かい思い出を持ち帰ることがで 研修がより充実したものとなりました。たくさん感謝の言葉をかけていただきましたが、本当にお世話になったのは私達です。この経験を真に有意義なものにするために、 周囲の人に学んだことや感じたことを伝え、災害について学び続け、実践に移さなくてはなりません。 震災についてのみではなく、困難を乗り越える強さを持つ温かい人々、美味しい食べ物など、東北の魅力を広く発信していきます。 そして、また必ずこの地を訪れようと思います。

2年 松浦 未佳
初めてこの活動の存在を知った時、2泊5日と聞いて長すぎると思っていました。 しかし、楽しい時間は早くすぎると言う通り、活動してみると本当にとても短く感じて驚いています。 東北まで遠くに来たのはこの活動が初めてだったので心配がたくさんあったにも関わらず、私が楽しく活動できたのは、 東北の方がとても優しく接してくださったおかげだと思います。また、私を受け入れてくださった東北の方に感謝するとともに、 実際に東北の人の優しさを身近で感じる機会を与えてくれたこの活動にも感謝しています。 最後になりましたが、私の行った活動が少しでも東北のために役に立っていれば幸いです。

2年 村山 朝香
今回が2回目となった東北プロジェクトへの参加でしたが、昨年と風景が大きく変わっていることに驚きました。 盛り土の高さが上がり、防波堤や家が作られはじめていました。震災から5年が経過した今でも、仮設住宅で暮らしている方もいて、復興までまだまだ時間がかかります。 しかし、少しでも被災地の皆さんがもとの生活に戻られていることを嬉しく思いました。 印象的だったのが、「是非また、個人的に遊びに来てください」と現地でお世話になった皆さんがおっしゃっていたことです。 ボランティアとしてではなく個人で、というのが不思議でした。 しかし、今回の気仙沼高校や民泊先の家族との交流などを通して、復興には人と人との”繋がり”が大切だとわかり、少しこの言葉の意味がわかった気がしました。 被災地を忘れないこと、いろいろな人に伝えて現状を知ってもらうこと、繋がりを切らないことが大切だと感じた三日間でした。

1年 内田 遥香
この五日間を通して、私が一番知れてよかったと思うのは、人々のあたたかさです。 ここでいう「人々」は、東北の方たちに限らず、今回一緒にプロジェクトに臨んだ他校の皆さんも含みます。 見ず知らずの私たちに、おいしい食事を作ってくださった民泊の高田さんご夫婦や、宿泊班で同じだった、 初対面なのにとてもフレンドリーに話してくれた北摂つばさ高校の先輩、ボランティアが終わると笑顔でお礼を言ってくださった東北で働くみなさん。 あんな酷い災害があった地域で、それでも挫けずに前を向いている、東北の人々。そんな人々のあたたかさが満ちた五日間を過ごさせていただきました。 そしてもうひとつ、学べたことがあります。私は、この五日間で、「ああ、被災地に来たなあ」と実感したことが一度もありませんでした。 もちろん、半壊した松原の道の駅や有名な南三陸の防災庁舎など、震災と津波の脅威の象徴を目の当たりにしたり、 観光ガイドの方のお話でこれからの防災の課題を考えさせられたりと、東日本大震災というものがどれほどのものだったのかを知ることは出来ました。 しかし、その恐怖を誰より明確に覚えているはずの東北の方々から、悲しみや怒り、怯えなどの負の感情が全くと言っていいほど感じられませんでした。 なので、実感がわかなかったのです。そして、それはとてもよいことなのではないかと思いました。 震災当時、東北の人々はとても不安で怖かっただろうと思います。けれど、五年経った今、人々の表情はとても明るく、とてもあんな惨状があった地域だとはわかりません。 環境よりも先に、人々の心が癒えているのだろうかと思います。きっと、これから何年かすると、環境も完全に復興され、東北は以前と変わらない素晴らしい街に戻るでしょう。 きっと、訪れた人々は「ここが数年前大震災が起こった街なのか」と思うほどにです。そうなると、震災があったという事は今以上に人々の記憶から薄れていくでしょう。 もしかすると、完全に消えてしまうかも知れません。しかし、それはあってはならないことです。 街の姿は完全になっても、記憶には当時の姿をとどめておくこと。これが、けしてあの震災の記憶が風化しないために、重要な事だと思います。

1年 油谷 凜
私は東北プロジェクトに初めて参加しました。最初は緊張もありましたが、他の高校の方や、現地の方のおかげでとても有意義な時間を過ごすことができたと思います。 五年前の震災の悲惨さ、怖さ、それに立ち向かおうと頑張っている現地の方たちの復興に対する思いを受け取り、少しでも多くの人たちに伝えることが大切だと改めて思いました。 そして、今回のプロジェクトだけにとどまらず、これからの復興にも協力したいと思っています。

1年 田嶋 巳紗
今回のプロジェクトは私にとってとても良い経験になりました。 民泊でお世話になったお父さんお母さんや気仙沼高校の人達など色んな人が地震が、津波がどれだけ大きな被害をよんだかや津波の後どの様に過ごしたかなど教えて下さりました。 普通に大阪で暮らしているだけでは被災地に住んでいる人の話を聞くことはまずないと思うので、今回このプロジェクトに参加して本当に良かったと思います。 今回の被災地での活動を忘れずいろんな人に伝えていくことが大事だと思うので様々な場面で話したいと思います。

1年 古志 二千華
2泊5日の震災被災現地ボランティアは、初めてのことばかりで、私にとって、とても良い経験となった。 初日は、不安や心配でいっぱいだったが、被災地の人々がとても優しく、こころ温かい人ばかりだったので、不安や心配が和らぎ、 被災地の人々のためにもっと頑張りたいと言う思いがより一層大きなものとなった。被災地に訪れて初めて知ったこと、 経験したことをより多くの人に知ってもらいたいと思った。被災地では、まだ津波の跡が残り、津波の恐ろしさが伝わってくる。 実際に被災地に足を運び、被災地を見てみるのと、テレビや新聞などで見てみるのとでは、感じ方も変わってくると思う。 だから、被災地に足を運び、津波の跡を見たり、被災地の人々の話しを聞いて欲しいと思った。震災は、いつ起こるか分からないもので、 防ぎようがないと思うかもしれないが、被害を小さくすることは出来る。被災地の人々は、震災と向き合いながら震災の経験を生かし、 次起こるかもしれない震災の防災に取り組んでいた。私達も震災の悲劇を風化させず、もしもの時のために対策を考えていく必要があると思った。 東北に来て、被災地の人々や東北の良さを知り、また東北に来たいと思った。被災地で、ボランティア活動をすることができ本当に良かった。

旅行中、生徒たちの笑顔がたくさん撮れました。

           
  フェリーにて:「先輩・後輩と」   フェリーにて:「仲良し」   「タイタニックのつもり??」    
           
    大島:「養殖筏までクルーズ」   軽登山:「歩こう♪歩こう♪」   草刈休憩中の綿菓子「ウマい」    
           
    「先輩に長靴を洗わせる図」   心理テスト「理想の恋愛像とは」   「カメラにちょっと照れてます」