MONEY
7組5班>>MONEY
〜リンギットの歴史〜

 マレーシアの通貨単位は"リンギット"で、"MYR"または"RM"で記述されます。補助単位は"セン"で、100センが1リンギットです。 リンギットという言葉は、マレー語で「ギザギザな」を意味しており、16〜17世紀、ポルトガルの各植民地で広く流通していたスペインドルの形状を指し示していました。1975年にリンギットが公式名称として採択されるまでは、ドルとよばれていたそうです。
50リンギット紙幣
  50リンギット紙幣
〜紙幣〜

現在使われているのは、50,20,10,5,1の五種類で、すべての紙幣に初代国王"アブドゥル=ラフマーン"の肖像が印刷されています。なお、新1リンギット紙幣と新5リンギット紙幣はポリマー紙幣(プラスチック紙幣)となっています。各紙幣の裏側にはマレーシア航空機やペトロナスツインタワーなどのマレーシアを代表する建物、乗り物が印刷されています。
5リンギット紙幣
  5リンギット紙幣
〜マレーシアの経済〜

マレーシアの一人あたりのGDPは10548ドルで、この数値はシンガポールには及ばないものの、熱帯地域の国では珍しく10000ドルを超えています。マレーシアは約170年間植民地支配されていましたが、日本を手本に工業化、経済成長を達成し、今ではシンガポールと共に「東南アジアの優等生」と呼ばれています。
セン(硬貨)
  セン(硬貨)
〜民族による格差〜

マレーシアでは人種によって一人あたりのGDPが異なっています。華人が一番高く、インド系、マレー系と続きます。華人はマレーシア経済において支配的な立場にあるため、最も豊かな人種です。しかし、一部の政府的企業(ペトロナス、プロトン)などではブミプトラ政策の影響で、マレー系が独占的な立場を有しているそうです。このように、優れた経済状況にあるがその格差も大きく、国民の経済格差は東南アジア最大です。
1リンギット紙幣
  1リンギット紙幣