裸子植物
- 裸子植物門
- 維管束植物で、種子によって繁殖するものの内、胚珠が裸出しているもの。
- デボン紀後期に出現し、ペルム紀後期から白亜紀前期に繁栄した。
- イチョウ(銀杏)
- 裸子植物門イチョウ綱イチョウ目イチョウ科
- 現生のイチョウは1属1種(Ginkgo biloba)だけであり、「生きている化石」の一つと言える。
- 中国から日本にかけて分布しているが、日本のものは古い時代に中国から移植されたと考えられている。
- イチョウ類(イチョウ目)はペルム紀の初期から知られ、中生代に栄え、新生代第三紀頃まで化石が産出する。
- ヨーロッパでは現生のイチョウがないため、イチョウ類の化石は形体がよく似ているアジアンタム(クジャクシダ類)の仲間と考えられた。
- メタセコイア(アケボノスギ:曙杉)
- 裸子植物門球果綱松柏目スギ科メタセコイア属
- 現生のメタセコイア属は1種(Metasequoia glyptostroboides)が中国中部に分布するだけであり、“生きている化石”の一つと言える。
- 現在では日本でも各地に植えられているが、いずれも中国から移入されたものである。
- 三木茂博士は、セコイア類とされていた植物化石の中に、明らかに区別できるものを見つけ、しかも現生種にも類似のものが知られていなかったために、これを新しい属として、1941年に「メタセコイア属」を発表した。
- その5年後に中国四川省で現生種が発見され、話題となった。
- 落葉生高木。
- 葉は対生、線形。
- 球果は円〜卵形。鱗片は十字対生。
- 中生代白亜紀以降、新生代第三紀に汎世界的に繁茂した。