は じ め に

 貝塚市の蕎原(そぶら)地域は、和泉山脈の北側の麓に位置し、古くから和泉葛城山への登山口として知られています。
 この周辺の地質は、秋山の頂上付近をほぼ東西に通る線を境にして、北側には火成活動によってできた泉南流紋岩類が、南側には堆積作用でできた和泉層群がそれぞれ分布しています。現在ではかなり条件が悪くなってしまいましたが、アンモナイトなどの化石を産出するだけでなく、小高い山(秋山)の麓を一周する短いコースで泉南流紋岩類や和泉層群の岩石、そして不整合や断層といった地質現象の観察ができるため、中学・高校などの野外観察の実習地としてよく利用されてきました。

交  通

 南海線「貝塚」で水間線に乗り換え、終点の「水間」下車
     →水間駅前から水間電鉄バスの蕎原行きに乗り、「奥水間温泉前」で下車。

ル ー ト  落合橋 →少年自然の家入口 →新蕎原大橋 →蕎原大橋 →奥水間霊園 →落合橋
地 形 図  1/25000「内畑」
観察地点 so-00.jpg

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