1997年1月21日〜22日

気象災害

  1. 災害状況
  2. 被害状況

気象状況

  1. 気象概況
  2. 天気図
    1. 地上天気図
  3. 気象衛星(ひまわり)画像
  4. レーダー画像
  5. 地上観測値(水平分布)
    1. 大阪府内の積雪の深さの分布図
    2. 大阪府内の最低気温の分布図
  6. 地上観測値(時間変化)
  7. 大気の鉛直分布
  8. 主な気象観測値



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被害状況

  21日から西日本上空に第一級の強い寒気が入り込み、22日日本付近は強い冬型の気圧配置。強い寒気に伴う雪と冷え込みの影響で、交通機関が混乱し、通勤・通学の足が大幅に乱れた。 雪や凍結のため名神高速道路、中国自動車道、阪神高速道路、近畿自動車道の高速道路をはじめ、幹線道路の多くが通行規制。 JRも雪のため東海道・山陽新幹線や在来線に遅れが相次ぎ、終日ダイヤ乱れる。 22日05時36分頃、阪急京都線千里丘踏切でスリップした乗用車と回送車が接触し、上下線とも約1時間半不通。 阪神・京阪・近鉄も全線にわたり数分から1時間遅れる。 関西空港で国際・国内線あわせて12便欠航。 大阪空港で午前32便欠航し、滑走路の除雪作業のため約1時間閉鎖状態。 四条畷市で乗用車がスリップし、通学の列に突っ込み、小・中学生9人死傷。 水道管凍結による破裂などで府全体で約1400件の被害。 小・中学校計39校が臨時休校。


 気象概況    

  21日から西日本上空に第一級の強い寒気が入り込み、22日日本付近は強い冬型の気圧配置となり、冬一番の冷え込みとなる。 強い寒気の影響で近畿各地で雪が降り、京都16cm、大阪5cm、奈良2cm(22日11時)の積雪を記録する。 大阪の22日の朝の最低気温は−3.8℃を観測し、今冬の最低を記録した。大雪注意報が1月22日04時40分から16時20分まで、低温注意報が1月21日22時10分から22日09時30分まで発表される。


 地上天気図


1997年1月22日09時の地上天気図


 天気図                                                                           


地上天気図
1997年1月22日9時

  500hPa天気図(上空約5km)
1997年1月21日21時

                               

                                                                  資料提供:気象庁
                           


大阪府内の積雪の深さの分布図


1997年1月22日09時の積雪の深さ(cm)



大阪府内の最低気温の分布図

                       

1997年1月22日の最低気温(℃)



地上観測値(水平分布)

大阪の気温の時間変化

1997年1月21日


1997年1月22日


 観測記録

大阪管区気象台の観測値
最大風速 W 13.6m/s (1月21日15時20分)
最大瞬間風速 W 23.4m/s (1月21日13時55分)
最大日降水量 2.0mm     (1月22日)
最深積雪 5cm       (1月22日09時)
日平均気温  0.5℃     (平年差  -4.8℃)
日最高気温  3.3℃     (平年差  -5.6℃)
日最低気温 -3.8℃      (平年差  -5.7℃)

  

地域気象観測所(アメダス)の観測値
最大風速 NNW 14m/s (1月21日18時) 豊中
最大風速 W    12m/s (1月21日14時) 生駒山
最大日降水量 13mm       (1月22日) 能勢
最大日降水量 9mm       (1月22日) 箕面