1997年8月5日〜7日

気象災害

  1. 災害状況
  2. 被害状況

気象状況

  1. 気象概況
  2. 天気図
  3. 気象衛星(ひまわり)画像
  4. レーダー画像
  5. 地上観測値(水平分布)
  6. 地上観測値(時間変化)
  7. 大気の鉛直分布
  8. 主要な気象観測値

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災害状況


1997年8月7日 夕刊  毎日新聞



被害状況

 日本海から南下した前線が5日西日本に停滞。5日午後の大雨で、床上浸水69棟(大阪市城東区・生野区・東大阪市など)、床下浸水3200棟(大阪市城東区・生野区・鶴見区・門真市など)、崖崩れ1箇所(豊能町)、橋梁破損1箇所(能勢町)、道路冠水52箇所(門真市・東大阪市など)。 
 大阪空港の発着便が欠航。 関西空港・りんくうタウン間14時10分から約20分間JR・南海とも運転見合わせ。 
 関西空港連絡橋、阪和自動車道で速度制限行ったほか、道路冠水に伴い一般道9路線が通行止め。  
 7日未明の大雨では、床上浸水565棟(大阪市・池田市・寝屋川市など)、床下浸水9159棟(大阪市・寝屋川市・守口市など)、家屋一部破損4棟(箕面市)、山・崖崩れ12箇所(箕面市10・茨木市1・豊能町1)、道路陥没1箇所(四条畷市)、道路冠水83箇所(八尾市・茨木市・門真市など)。 箕面市で51人が小学校に一時避難。 
 千里中央駅付近のポイントの冠水のため北大阪急行が始発から約1時間にわたって運転見合わせ。 
 名神高速吹田インターランプ付近で冠水のため東行きが通行止め。 国道168号線(交野市)や府道豊中亀岡線(箕面市)が全面通行止め。
 


気象概況

 太平洋高気圧に押し上げられていた梅雨前線が5日夜から日本海を南下、7日から日本海沿岸に停滞し、前線の活動が活発となり断続的に雨が降り続いた。13日にかけて西日本を中心に大雨となり、大阪府下でも7日の降り始めからの総雨量が多い所で250mmに達し、9日午後には大阪府南部と東部で13日午前には北西部を中心に1時間に30mmを超える強い雨が降った。
 9日12時25分から14時40分まで及び13日06時50分から13時00分まで大雨・洪水警報が発表された。 


天気図

地上天気図
(1997年8月7日9時) 


気象衛星(ひまわり)画像

1998年10月17日3時 赤外画像



レーダー画像


1997年8月7日3時

1997年8月7日4時

1997年8月7日5時

1997年8月7日6時

1997年8月7日7時

1997年8月7日8時


地上観測値の時間変化


地域気象観測所での時間降水量の推移
(1997年8月7日1時〜10時)



主要な気象観測値  

大阪管区気象台の観測値
最大日降水量 60.5mm 5日
最大1時間降水量 46.0mm 5日14時20分〜15時20分
最大10分間降水量 24.5mm 5日14時20分〜14時30分


地域気象観測所の観測値
最大日降水量 156.0mm 7日 箕面
最大日降水量 96.0mm 5日 能勢
最大日降水量 86.0mm 7日 豊中
最大1時間降水量 99.0mm 7日03時〜04時 箕面
最大1時間降水量 58.0mm 7日03時〜04時 豊中
最大1時間降水量 43.0mm 5日14時〜15時 生駒山
最大1時間降水量 35.0mm 5日14時〜15時
最大1時間降水量 34.0mm 5日13時〜14時 能勢
最大1時間降水量 32.0mm 7日03時〜04時 枚方