平成26年度 大阪府立高津高等学校 第1回学校協議会 記録

 ○日 時:平成26年7月18日(金) 17時〜18時30分 

 ○場 所:大阪府立高津高校 校長室

 ○主な協議テーマ
  1.平成26年度学校経営計画及び学校評価等について
  2.大阪府進学指導特色校(Global Leaders High School)評価審議会について
  3.本校の特色ある教育活動(特に、今年度新規の取組み)について

 ○出席者(敬称略、委員は50音順)
  会長 古郷 幹彦(大阪大学大学院歯学研究科教授)
  委員 高尾 千秋(神戸大学発達科学部非常勤講師)
     竹村 伍郎(地域情報誌「うえまち」編集局長)
     徳山  豪(本校前PTA会長)
     中川 哲也(本校PTA会長)
     森田 秀嗣(大阪教育大学教育学部教授)
  校長 村田  徹

 ○事務局 
  河合 良樹(教頭)西脇 富生(事務長)伊勢田佳典(首席)野口 隆子(首席・3年学年主任)
  田中 良幸(2年学年主任)前田 美穂(1年学年主任)小谷 智彦(企画広報部長)菅 康之(企画広報部)

【会議概要】
 1.校長挨拶

 2.説明主旨
  @平成26年度学校経営計画及び学校評価等について
   今年度からの新たな取組みとして、生徒一人ひとりの進路実現を一層支援できるよう、より明確な3年間の
  「学びの道標」を示すことを目的として、本校独自の「Can-doリスト」を作成する。
   また、英語運用能力のさらなる向上をめざして、これまでの取組みに加えてTOEFL  にも積極的に取り組むこ
   とや、それぞれの取組みの成果が分かりやすくなるよう、可能な範囲で具体的な目標設定を行った。

  A大阪府進学指導特色校(Global Leaders High School)評価審議会の概要について
   7月9日(水)に開かれた標記審議会の概要についての説明。
   「確かな学力の向上」「高い志の育成、進路実現」などをめざす「各学校独自の取組み」については、概ね
   高評価を得た。
   「英語運用能力」「進学実績」についても、現状に甘んじることなく、さらに工夫を重ねていく。
 
  B本校の特色ある教育活動(特に、今年度新規の取組み)について
   GLHS、SSHとして、これまでの取組みに加えて、今年度はさらに以下の企画に取り組む。
   ・SSH(スーパー・サイエンス・ハイスクール)として
    マレーシア・シンガポールへのサイエンス・ツアー
   ・英語に関する宿泊行事:   
    ロンドン近郊での「国際交流研修」(2週間)
    静岡県での「TOEFL集中研修」(3日間)

 ■委員から出された主な意見等
  【平成26年度学校経営計画及び学校評価等に関して】
 ○いわゆる“できる生徒”と“そうでない生徒”との差が広がる傾向が感じられる。
 “そうでない生徒”をいかに振り向かせるか。工夫を考えてはどうか。例えば英語と科学を融合した授業で、
  科学の発表を英語のスライドを使って行うなどの工夫も考えられる。

 ○一言で言えば、生徒の「気合い」を求めたい。学校としては、生徒たちが、学習に対するモチベーションを
  高めることができるような取組み、工夫を行うことが求められる。とりわけ、1学年のはじめをどのように
  過ごさせるかが大事だろう。
  
 【大阪府進学指導特色校(Global Leaders High School)評価審議会に関して】
 ○「英語運用能力の向上」に向けて、以下の様な案が出された。
  ・ESSなどのクラブ活動の活性化
  ・帰国子女、留学生と英語で話す機会の設定
  ・民間企業(ホテルなど)と提携した、外国人向け地域ガイドボランティア 
 ○ 大学でも「自己評価」を行っている。評価に拘りすぎるのもどうかと思うが、評価が高くなかった項目に
  ついても、工夫次第で改善が可能だと思う。今後の学校運営の参考にすることが大切。

 ○ 学校としての“構え”や経営・戦略をしっかりと持たなくてはいけない。学校の戦略・経営については短期的
  なものと、長期的なものを考えることが必要である。
  生徒の気質も、時代とともに変わっていく中で、まずは、短期的な戦略を考えることが大切だろう。4年後に
  迫っている100周年を好機ととらえ学校・同窓会・PTAなど、高津に関わる者が一丸となって取り組んでいきたい。

  【本校の特色ある教育活動に関して】
 ○これまでの流れも踏まえ、概ね良い企画だと思う。参加した生徒だけに効果がとどまらないよう、参加した生徒が
  自分たちの言葉で全校生徒にフィードバックしていく機会も設けてはどうか。

 ○GLHS評価審議会での評価も踏まえ、注目される事業は重視され、そうでない取組みは排除される流れにならな
  いか気になる。高津としてこれまで培ってきた「スクール・アイデンティティ(学校の特色)」の有効性を、さら
  に証明・発信し続けてもらいたい。

 【今後の日程】(予定)
   第2回 平成26年 12月19日(金)午後5時
   第3回 平成27年 3月27日(金)午後5時