「性格・習癖」に関わる相談 |
【幼稚園年長児の女子の母親からの相談】 |
Q |
小さいときから布団に入って眠くなってくると右手親指を吸い始めます。注意しても治らなくて心配しています。 |
A |
小さい子が指しゃぶりをするのは自然なことであり、また、気分を安定させるという大切な意味を持っています。毛布とかタオルの端やぬいぐるみなどに愛着をもって手放さなかったり、そういった物を持ったまま指しゃぶりをするお子さんもおり、決して悪いことではありません。小さい時から布団に入って眠くなると指しゃぶりをされるようですが、普段の生活では指しゃぶりをされているでしょうか。
幼稚園の年長の今でも指しゃぶりが続くと、お母さんとしてはご心配ですね。少し年齢が高くなると淋しかったり、不安な時や下にきょうだいが出来て赤ちゃん返りをした時などに気持ちを紛らわすために指しゃぶりをすることもありますが、少しずつなくなることが多いので、指しゃぶりを厳しく叱ったり、しつこく注意をすると、子どもは緊張しますから、あまり神経質にならない方が良いと思います。 |
☆ワンポイントアドバイス
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自分のことを自分で意識し始めると、少しずつやめていくものです。昼間には外で一緒に遊んだり、手を使った遊びをしたりしながら、お子さんの気持ちをよく聞いてあげて下さい。また、布団に入って眠る前には、お子さんの好きな本を読んであげられるのも一つの方法です。焦らずにゆったりとした気持ちで接してあげて下さい。 |