このページでは子どものすこやかな成長・発達を願って、教育における様々な事例から、Q&Aという形でご紹介いたします。
 「性格・習癖」に関わる相談
【高校2年生女子生徒からの相談】
 たくさんの人の前で話さないといけないときに、一度、緊張のあまり話すことを忘れてしまったことがあります。それ以来、たくさんの人前に立つと心臓がどきどきしてしまうので、何につけても引っ込みがちです。自分では、なんとか明るい性格になりたいのですが、この性格をなおせるでしょうか。
 緊張して不安な思いをしたので、また同じような場面になると、心臓がどきどきしてしまうので、何につけても引っ込みがちになるのですね。明るい性格になりたいということですが、あなたのイメージしている明るい性格とは、どういう感じでしょうか。
 例えば、勉強やスポーツなど自分にできることで自信をつけ、自分のできることがわかり、「これはできるんだ」という気持ちが持てるようになると、少しずつ積極的になっていけるかもしれません。思春期ではよくあることですが、とても気になるようでしたら、カウンセリングを受けられるのも一つの方法です。
☆ワンポイントアドバイス
 思春期の頃になると、まわりから「自分はどう見られているか」とか「どう思われているか」ということがよく気になり、不安を感じ心が何となく緊張してきます。そんな時には「不安」な気持ちに動かされ、少しのことで優越感を持ったり、劣等感を感じたり、全く相反する気持ちを持つようになりがちです。できそうな努力目標をたててみるのもいいかもしれません。
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