府工歴史ギャラリー
[33] 銃剣道班の面構えはりりしすぎる
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銃剣道班、昭和16(1941)年頃の写真。現在の高1、2年生に あたる。この年の12月8日、日本がハワイ真珠湾を奇襲して日米 が開戦する。 戦争になって白兵戦(敵味方入り乱れて戦うこと)になったとき、 相手の心臓めがけ銃剣(長い小銃の先端に刀がついている)を 一突することが、一番有効な方法であった。銃剣道班は日頃より 白兵戦を想定、先端に柔らかいもの(タンポ)がついているこん棒 (木銃)を手に、日夜練習に励んでいた。 それにしても彼らの面構えは、現在の高校1、2年生と比べてみ てあまりにりりしすぎる。気合いの入ったその表情に、当時の若者 が何を考えていたかがわかる。 | ||||||
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