府工歴史ギャラリー
[48] 先生方と配属将校(1)
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大正14(1925)年より、中学校(男子校で現在の中1〜 高2に相当する)以上の学校に、陸軍が派遣した現役将校 を「配属将校」という。 授業の中に、配属将校が担当する軍事教練(兵隊になる ための初歩的訓練)が組み込まれており、その権限は校長 と同格で絶大なるものがあった。少しでも生徒がたるんでい ると、鶴の一声で授業が吹っ飛び、運動場で行進の練習が 始まったという。 昭和15年より年に1回、配属将校の原隊(府工の場合、大 阪の中部第22部隊旧歩兵八連隊)から、軍事教練の成果 を視察に査閲官(さえつかん)が来校する「教練査閲(きょう れんさえつ)」が始まった。 写真前列左より3人目が、昭和15年9月より3年間、府工 を担当された中野卯一中尉。 | ||||||
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