府工歴史ギャラリー

[50] 教練査閲で模範校となりました

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 「きょうれんさえつ」と読む。

 写真は昭和18(1943)年11月27日、教練査閲開始直後の
「全学年分列行進」。最高学年の5年生が、先端に剣を着けた
模擬銃を持っている。模擬銃は空砲のみ発射可能で実弾射撃
はできない。紙で固めた模擬弾を撃つと先端から紙がこなごな
に飛び散ったという。学校の備品で100丁ぐらいあった。実弾
射撃ができる真銃は、4、5丁銃器庫に厳重に保管されていた。

 昭和18年の教練査閲では、査閲官より府下中学校の模範校
と認められている。

 写真奥のアーチ型をくぐると、「吹き抜け」と呼ばれた広場があ
り、2階には1学年約100名が授業を受けることのできる大きな
教室があった。「吹き抜け」の向こうに通用門があり、位置は現
在とかわっていない。
現在の風景。白い校舎は家庭科棟。
むこうにある門が通用門。
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