活動記録

Report

<特別プログラム>
1,2年生対象 秋休み企業・大学訪問研修

Autumn Seminar at Companies and a University

2016年10月6日・7日

1,2年生対象 秋休み企業・大学訪問研修

本校の秋休み2日間を利用し、1,2年生の希望者が、講演や文献で学んだグローバルな課題について、企業がCSR(企業の社会的責任)としてどう取り組んでいるのかを、直接担当者から紹介してもらい、質問するため、9つの企業を訪問しました。また、関西学院大学では国際ボランティアを経験した学生と指導に当たっておられる教授からお話をうかがいました。 現場の実際を垣間見ることで、探究で取り組む研究を地に足の着いたものにすること、そして仕事の一つの実例として自分の将来を考える材料にすることを期待して行っています

今年度の訪問先とテーマ:

  • 大阪ガス (女性社員のキャリア形成サポートの取組・柔軟で効率的な働き方を可能にする制度)
  • ダイフク (『女性活躍推進法』への対応を中心に人事面での社の方針や取組内容)
  • 中西金属工業 (女性活躍推進プロジェクト・企業内保育所) 日本写真印刷 (グローバルな労働・環境基準に適合したものづくり「サプライチェーンとの対話」)
  • 日本電産(紛争鉱物開示ルール対応・仕事と家庭の両立支援とダイバーシティ推進活動)
  • ノーリツ (グループとしての環境に関する組織的な取組)
  • マンダム (海外展開を含めた事業・沿革とCSR(企業の社会的責任)の関係)
  • 江坂-起業家支援センター(「起業」という働き方)
  • トラベル・フロンティア (東南アジア貧困層へのボランティア体験ツアー)
  • 関西学院大学 (国際協力において大切なこと・「国連ユースボランティア」の経験から)

大阪ガス

ダイフク

中西金属工業

日本写真印刷

日本電産

ノーリツ

マンダム

江坂-起業家支援センター

トラベル・フロンティア

関西学院大学

生徒の感想:

  • わたしは女性の社会進出について興味を持っていました。そして、今日訪問した大阪ガスでは実際に行っている取り組みについてたくさん学ぶことができました。その取り組みとは、復帰支援が豊富で女性が抱える問題を極力減らしてきているという印象でした。わたしは探究の授業で調べてきたのですが、知らなかった制度もあって勉強になりました。
  • ダイフクの顧客とその売り上げの7割は海外で、22ヶ国まで事業を広げており、僕の夢は海外の店舗や海外に関わる職につきたいと思っているので、働きたい職業の幅がさらに広がった感じがありました。まだまだ、どんな職業が自分に合っているのか、探したくなりました。
  • 中西金属工業は本当に女性の活躍に力を入れているんだなあと思いました。例えば、この企業には企業内に保育園があり出産した女性でも会社で働き続けることができます。また、女性で育児休業を取っている人が9割を越え、男性社員の育児休業も促進しているということなので、まさに育児との両立が可能だとわかりました。私は、日本は北欧に比べて育児と仕事の両立が難しいと聞いたことがあったので少し驚きました。日本に、このような女性が働きやすく、男性が育児をしやすい環境が整った企業がもっと増えて欲しいと思いました。
  • 今回の日本写真印刷を訪問して学んだこととして最も大きかったのは、サプライチェーンとそれに対する企業の努力です。具体例を紹介して下さり、その問題点についてもみんなで意見を出しあい議論しました。その結論でまとまったのが、どんなに小さな企業でも、声を上げれば何かしらの形で必ず社会に伝わり変えるきっかけになるということです。
  • 日本電産では、環境や社会との調和や人権の尊重、女性の仕事と家庭の両立など様々なことを配慮しながら製品作りをしている。環境との調和の面では、品質の良い製品を作って排出する二酸化炭素量を削減することなどだ。 人権の尊重の面ではコンゴ民主共和国とその周辺の9か国で武装勢力が強制的に金、スズ、タンタル、タングステンの4鉱物をとらせ、儲けを出し、戦争の資金源としていることを問題視し、武装勢力が人権を無視してとった鉱物を使用しない様にするため膨大な数の項目を調査している。女性の仕事と家庭の両立の面では、様々な支援策をとっている。実際にこの会社では、出産・結婚で仕事を辞める人がほとんどいないそうだ。また、女性管理職は年々増加しているというデータがあった。さらに、部品メーカーの中では女性管理職の割合が非常に高いことがわかった。
  • 旅行代理店の社長がフィリピンでボランティアをされた経験を話してくださった。(中略)また、ボランティアとは、実は、ボランティアをしている側の方が現地の人達の元気や、笑顔などを通じて助けられるという、ボランティアをする側もされる側も幸せになれる活動であると改めて感じた。ボランティア活動を通じて、世界の様々な現実を知っていくこともしてみたいと思った。

取組を終えて:

  • 現在、企業がCSRに力を入れることは、企業倫理としてだけでなく、投資先として選ばれるための、また、消費者から支持され選ばれるための要素ともなっている。これからの社会人は、これらのダイナミクスを理解した上で行動することが求められる。この意味でも貴重な機会である。
  • 具体的な話を担当者ご本人から聞くことで、生徒は問題についての現実的なイメージを鮮明に持つことができる。また、企業の取組みという新たな視点を持つことになり、「探究」を多角的に進める上で重要である。

さらに詳しくはブログをご覧ください。→http://senrisgh.blogspot.jp/2016/10/2016106-7-sgh.html