校章大阪府立信太高等学校
2011年度

本年度は3年生の活躍が著しく、チームとしては信太高校発の快挙となるベスト16入りを公式戦3大会のうち2大会において成し遂げました。引退した3年生は、昨年度の新人戦で、下級生ながら主力として戦い、ベスト16入りを果たしており、3大会すべてにおいて信太高校の歴史を塗り替える活躍をみせてくれました。3年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
 さて、昨年度のチームの結果報告をさせていただきます。
 新人戦では、大会直前にチーム内にインフルエンザがはやり、コンディションが悪い中でよく頑張りましたが、ベスト8をかけた戦いで桃山学院に敗れ、中央大会は逃しました。選手層の薄さとチームコンディションを見直す機会になりました。
 大会経過についてご覧ください。

新人戦
2回戦 信太 110 ― 27 大和川
3回戦 信太 59 ― 65 桃山学院
最終成績 地区ベスト16

さて、昨年度は初優勝を飾った鹿島杯ですが、今回は春のインターハイ予選に向けての最終調整として、様々なゲーム展開を確認していきました。課題を持ってのぞんだ大会であり、結果よりも内容に満足できる戦いができたと思っております。

鹿島杯
1回戦 信太 74 ― 56 岸和田産業
2回戦 信太 69 ― 54 貝塚
決勝戦 信太 43 ― 75 貝塚南
最終成績 準優勝

さて、新人戦の悔しさを忘れず、春休みも毎日苦しい練習を耐え抜き、いよいよインターハイ予選を迎えました。ガードが大会の2週間前に疲労骨折で戦線離脱し、1回戦から苦戦が予想され、すべての試合が終盤まで予測のつかない展開となりましたが、冬よりも精神面で大きく成長した3年生が落ち着いた試合展開をしてくれました。また、春の課題であったディフェンスの強化が結果として表れ、苦しみながらも相手をロースコアに抑え、確実に勝ち星を重ねました。ブロック決勝では、新人戦でベスト16に入っている春日丘高校と対戦し、終始相手にリードを許しながらも食らいつき、最後のチャンスまで自分たちのチームを信じて戦った結果、逆転勝ちに成功しました。初のブロック優勝、初の春大会ベスト16入りを果たし、チームは取り組んできたことで結果を出せ、大きな自信につながりました。夏の大会にはガードが戻ったチームベストの状態で更に上をめざそうと、改めてチームで誓いました。

インターハイ予選
2回戦 信太 65 ― 53 大阪成蹊
3回戦 信太 71 ― 56 大阪国際滝井
4回戦 信太 58 ― 52 同志社香里
5回戦(ブロック決勝) 信太 53 ― 49 春日丘
2次予選
 信太 27 ― 69 大塚
最終成績 大阪ベスト16(本校初)

春大会で目標を達成し、チームは夏に向けて更に飛躍しようとしていましたが、ここへ来て大きな落とし穴がありました。キャプテンが体調の不調で6月から7月いっぱい入院し、チームには大きな暗雲が立ちこめました。それでも何とか気持ちを切り替え、堺の種目別大会にのぞみましたが、キャプテン不在の精神的不安は大きく、思うように戦えない状態でした。そんな中でも新入生が良い活躍を見せてくれ何とかベスト4には入れました。今後はキャプテンが戻って来たときのために、チーム一丸となって戦えるようにみんなの気持ちを合わせて練習に取り組んでいこうと誓いました。

堺種目別大会
1回戦 信太 72 ― 43 成美
2回戦 信太 46 ― 40 商大堺
3回戦 信太 46 ― 93 羽衣学園
最終成績 ベスト4

夏休みには昨年度同様、鳥取県への遠征を行いました。鳥取では鳥取県の2位から6位くらいまでのチームと戦わせていただき、非常に良い結果を残せました。この経験を自信につなげ、帰阪後は毎年恒例のインターミューラルに臨みました。昨年以上の結果を目標に戦いましたが、残念ながら昨年を下回る結果となりました。しかし、試合内容や相手との駆け引きなど、得るものも多く、昨年度以上の手応えをつかめる大会になりました。

インターミューラル大会
予選初日
 信太 73 ― 26 夢野台
 信太 60 ― 29 富田林 (1位通過)
2日目
 信太 27 ― 40 大阪成蹊女子
 信太 32 ― 39 久御山
 信太 40 ― 33 大阪国際滝井 (3位通過)
9〜12位リーグ
 信太 40 ― 29 牧野
 信太 39 ― 57 生野
最終結果 48チーム中10位

さて、いよいよ3年生最後の大会、ウィンターカップ予選が始まりました。春大会で全く歯が立たなかった大塚高校がブロックの一番上で待ちかまえています。何とかもう一度大塚高校と戦い、春以上の戦いをすることを目標にチーム作りをしてきました。しかし、春大会でベスト16の本校は、他のチームから追いかけられる立場にあり、プレッシャーがかかる大会になりました。しかしキャプテン不在の2ヶ月を乗り切り、チーム一丸で戦えるようになった選手達は、プレッシャーにも動じることなく安定した力を発揮してくれました。ガードが今大会もケガで満足に動けず、キャプテンもわずかな時間しか試合に出れないというコンディションでしたが、春の大会同様初のベスト16入りを達成しました。しかも今回はすべての試合でユニフォームを着た全員が出場し、夏の間に着実に力をつけたことを証明してくれました。
 ブロック決勝の大塚高校戦は、ダブルヘッダーの2試合目であり、3年生も満身創痍のため、なかなか得点できず、大きく点差をあけられてしまいましたが、それでも最後まであきらめずに戦い続けてくれました。最後までやりきった3年生は素晴らしい結果を残し、後輩達に大きな財産を残してくれました。本当に3年間部活動を続け、努力を怠らないことの大切さを身をもって示してくれたと思います。3年間取り組んできた成果を様々な試合の局面で発揮できるところまで成長し、信太高校女子バスケットボール部の歴史を2つの大会で塗り替える結果を残してくれました。今年のチームは昨年以上の結果を残せるように、3年生を目標に頑張っていきます。今後とも信太高校スーパーフォックスへのご声援、よろしくお願い致します。
 また、最後まで頑張って素晴らしい戦いを繰り広げてくれた現3年生にも、心からの感謝と拍手を送ると共に、今後のそれぞれのステージでの、ますますの頑張りを期待したいと思います。ご声援ありがとうございました。

ウィンターカップ予選
2回戦 信太 77 ― 44 聖母女学院
3回戦 信太 88 ― 55 福井学園
4回戦 信太 91 ― 51 岸和田産業
5回戦 信太 38 ― 108 大塚

さて、新チームが発足しました。新人戦は今回の大会の結果(ベスト16)のおかげで、地区大会をシードで迎えます。2年生2名と苦しいチーム事情ではあります。半分以上1年生に頼らなければならず、非常につらい1年間が予想されます、しかし、先輩達の残してくれた財産を元に、精一杯頑張っていきたいと思います。新チームへの変わらぬご声援よろしくお願い致します。

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