本年度は3年生2人とチーム事情が苦しいなか、しっかりとチームを引っ張り、大いに活躍してくれました。引退した3年生は、昨年度のインターハイ予選、ウィンターカップ予選と、下級生ながら活躍し、大阪ベスト16への主戦力として頑張ってくれていました。今年は後輩を引っ張りながらの苦しい戦いが続きましたが、先輩から受け継いだチームで昨年以上の結果を残せるようにと、日々の練習を頑張り最後までやり遂げてくれました。3年生の皆さん、本当にお疲れ様でした。
さて、本年度のチームの戦績報告をさせて頂きます。
新人戦では、昨年度の結果から南地区の第1シードを獲得し、非常にプレッシャーのかかる組み合わせとなりました。下級生中心のためなかなか緊張がとけず、一試合を通じて緊張し続け、生徒にとっては気づけば試合が終わっていた、というような展開になってしまいました。今後は1年生のメンタル強化を中心に取り組んでいかなければいけないなと、反省しきりの大会でした。
3回戦 信太高校 58 ― 66 泉陽高校
最終成績 地区ベスト16
さて、新人戦を振り返り、本番で力を発揮できるための練習からの取り組みを目標に、鹿島杯へと臨みました。しかし、故障者も多く、試合に向けての練習がほとんど出来なかったのが実情です。それでも現状のメンバーで精一杯戦いました。
最終成績 1回戦敗退
さて新人戦の悔しさを忘れず、春休みも苦しい練習を耐え抜き、いよいよインターハイ予選を迎えました。故障者の復帰が見込めない状態で春休みが始まり、思うように練習も出来ず、レギュラーも決められない状態でした。それでも3年生が中心になり、チームをまとめ、色々な練習試合を経験し、少しずつ強さを身につけていきました。抽選の結果、1回戦はシードながら2回戦には強豪の寝屋川高校、4回戦には汎愛高校、と厳しい戦いが予測されました。それでも昨年以上の結果を出せるよう、1戦1戦戦っていこうと気を引き締めて戦いに臨みました。
寝屋川高校は1回戦を勝ち上がり、勢いに乗って戦いに来ます。本校はシードのためにこれが初戦であり、これを勝ちきれるかどうかがチームの成長につながると考えていました。
序盤大きく点差を開けられる苦しい展開が続きましたが、精神的に成長した3年生が苦しいときに活躍してくれ、何とかくいついていきました。すべてのポジションで身長負けしているなか、それでもマンツーマンプレスでプレッシャーをかけ続け、後半に少しずつ追い上げていきました。20点近くあった点差も残り1分では6点差まで迫り、最後に3回シュートのチャンスも作れました。最後のシュートが外れてしまい、勝ちきることは出来ませんでしたが、追いつくまでのチャンスが作れたこと、最後まであきらめない姿勢、バテない体力と筋力など、前向きに頑張れる要素をたくさん見つけられ、下級生の成長と3年生の力が付いてきた実感を得られた試合でした。
最終成績 2回戦敗退
春大会でチームの成長の感触を掴み、夏の大会に向けてさらなる飛躍のために練習に取り組んできました。しかし、ここでもけが人が多く、なかなか夏に向けてのチーム作りが明確化されないまま種目別大会に乗り込みました。試合の中で色々なことを試しながら戦いましたが、ここでの経験が3年生の最後の大会につながるものにするため、結果より内容にこだわっていきました。1年生の活躍もめざましく、収穫の多い大会であったと思います。
2回戦 信太高校 72 ― 76 商大堺高校
最終成績 2回戦敗退
夏休みには昨年度同様、鳥取県への遠征を行いました。鳥取では鳥取県の2位から6位くらいまでのチームと戦わせて頂き、非常に良い結果を残せました。この経験を自信につなげ、帰阪後は毎年恒例のインターミューラルに臨みました。このチームになってからずっと目標にしてきた、『先輩を超える結果』に向けて、強い気持ちで臨んだ結果、ここへ来て始めて昨年以上の結果を出せました。この結果を受けて、3年生最後の大会に向け、自信を持って臨んでいこうと誓い合える、みんなの気持ちが一つになった大会だったと思います。
信太高校 62 ― 39 花園高校
信太高校 46 ― 47 寝屋川高校 (得失点差1位通過)
2日目(資料なし)
信太高校 × ― ○ 久御山高校
信太高校 ○ ― × 緑清朋高校
信太高校 ○ ― × 淀商業高校 (2位通過)
5〜8位リーグ
信太高校 44 ― 46 樟蔭高校
信太高校 32 ― 42 芦間高校
最終結果 48チーム中8位
さて、いよいよ3年生最後の大会、ウィンターカップ予選が始まりました。今年から大会形式が変更になり、地区大会からのスタートです。抽選の結果、ブロック決勝で羽衣学園と対戦することになり、これに勝てば中央大会(大阪ベスト32)となるため、まずは中央大会出場をめざし、取り組んでいきました。1回戦がシードのため2回戦からのスタートとなりましたが、2回戦では精華高校と対戦し、全員出場出来る戦いでチームの士気も上がりました。3回戦では賢明学院と対戦。身長で負けている分オールオートで勝負を仕掛けました。力のあるチームで苦戦を予想していたのですが、安定してきたディフェンスで守りきり、みんなが活躍してくれました。ブロック決勝の羽衣戦では、目標まであと一歩という緊張感からか、なかなか硬さが取れないまま試合が始まりました。最初に一気に点数を取られ、10点以上離されてしまいました。しかし第2ピリオドに気持ちの切り替えから、もう一度集中し試合に入っていくと、最大15点以上あった点差をじわじわと追い上げ、2点差まで詰めていく展開でゲームが盛り上がっていきました。ピリオドの終わりには少し点差が開きましたが、まだまだ後半に希望をつなげられる展開でした。しかし後半に入り、第3ピリオドに全く得点が入らなくなり、また大きく点差を開けられてしまいました。それでも最終ピリオドにもう一度追い上げをはかりましたが、開いた点差は縮まらず、中央大会進出はなりませんでした。
新チーム発足時には全く勝てない状態のチームでしたが、1年間の頑張りでブロックの決勝まで勝ち上がり、強豪チームとも渡り合えるチームへと成長したのは、たった2人でチームを引っ張ってくれた3年生でした。この先輩の抜ける穴は大きく、戦力として、精神的な支えとして、今の1・2年生にとってどれほど大きな存在であったかを実感しています。
それでも昨年から試合に出ていた2年生が、これからはチームの柱となって新たなチャレンジが始まります。3年生に経験させてもらったことを活かし、次は後輩の指導をしながら、チームを引っ張っていき、先輩に恥じないよう、先輩以上の頑張りを見せれるように頑張っていきます。これからも今まで以上のご声援よろしくお願い致します。
また、最後まで頑張って素晴らしい戦いを繰り広げてくれた現3年生にも、心からの感謝と拍手を送ると共に、今後のそれぞれのステージでの、ますますの頑張りを期待したいと思います。ご声援ありがとうございました。
3回戦 信太高校 87 ― 52 賢明学院高校
4回戦 信太高校 63 ― 90 羽衣学園高校
最終結果 ブロック2位
さて、新チームが発足しました。新人戦は今回の大会の結果により、どのブロックに入るかわからない上、混戦が予想されます。昨年から試合に出ていたメンバーを中心に、新戦力で新たなチャレンジにむけ、毎日練習に取り組んでいます。先輩達の残してくれた財産を元に、精一杯頑張っていきたいと思います。新チームへの変わらぬご声援よろしくお願い致します。