大阪府立城山高等学校(全日制課程)

 

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2007.12

第51回全国学芸科学コンクールで「日本科学技術振興財団会長賞」、「旺文社赤尾好夫記念賞」のダブル受賞!!

 

 「城山高校といえば有機農業、有機農業といえば城山高校」と呼ばれるほど、全国的に有名です。有機農業では殺虫剤や殺菌剤等の農薬を使用することはできません。特に害虫による被害が甚大です。どうすれば害虫による被害を少なくできるかを試行錯誤していました。

昆虫採集法の一つにトラップ採集法というのがあります。これを用いて害虫を防除することにしました。

 トラップ採集法の一つに「粘着トラップ法」があります。この実験に使用する黄色のポリプロピレン製の梱包テープを求めて、100円ショップを何軒も探しまわりましたが、販売中止になるというアクシデントがありました。黄色の布製ガムテープの粘着面に両面テープを貼り、粘着力を高めることで、ポリプロピレン製テープより害虫の捕獲率を高めることができました。

 昨年もこのコンクールに応募し、入賞することができ、今年こそは上位入賞するぞという意気込みで、研究を重ねました。その結果、科学分野で「日本科学技術振興財団会長賞」(自然科学研究部門「金賞」)を受賞しました。まさか分野賞を受賞できるとは夢にも思いませんでした。とてもびっくりしています。

 100円ショップで購入できるテープやプラスチックトレイのような安価な資材を使用し、研究したこと。そして、わずかな費用できわめて高い害虫防除効果をあげることができたことが最も感激しました。さらに本校の取り組みが近隣の農家でも利用されるようになり、さらに感激しました。

また、人文社会科学部門でも「旺文社赤尾好夫記念賞」を受賞しました。なお、研究テーマはバタフライガーデンの普及活動です。

 

 

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