大阪府立城山高等学校(全日制課程)

 

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第51回全国学芸科学コンクール

「日本科学技術振興財団会長賞」、

「旺文社赤尾好夫記念賞」

のダブル受賞!!

 

「城山高校といえば有機農業、有機農業といえば城山高校」と呼ばれるほど、全国的に有名です。有機農業では殺虫剤や殺菌剤等の農薬を使用することはできません。特に害虫による被害が甚大です。どうすれば害虫による被害を少なくできるかを試行錯誤していました。昆虫採集法の一つにトラップ採集法というのがあります。これを用いて害虫を防除することにしました。

 トラップ採集法の一つに「粘着トラップ法」があります。この実験に使用する黄色のポリプロピレン製の梱包テープを求めて、100円ショップを何軒も探しまわりましたが、販売中止になるというアクシデントがありました。黄色の布製ガムテープの粘着面に両面テープを貼り、粘着力を高めることで、ポリプロピレン製テープより害虫の捕獲率を高めることができました。

 100円ショップで購入できるテープやプラスチックトレイのような安価な資材を使用し、研究したこと。そして、わずかな費用できわめて高い害虫防除効果をあげることができたことが最も感激しました。さらに本校の取り組みが近隣の農家でも利用されるようになり、さらに感激しました。

 また、人文社会科学部門でも「旺文社赤尾好夫記念賞」を受賞しました。なお、研究テーマはバタフライガーデンの普及活動です。

 

 200837日にホテルオークラ東京で、第51回全国学芸科学コンクール表彰式が行われました。

 本コンクールには70,287点の応募作品があり、その中で金賞を受賞した28点と学校等別奨励賞を受賞した13校が参加しました。 本校園芸科環境緑化専攻の作品は自然科学部門で応募したものですが、部門賞金賞だけでなく、その上の特別賞を受賞しました。特別賞には内閣総理大臣賞、文部科学大臣奨励賞、環境大臣賞、分野賞の4つがありますが、本校はその中で分野賞を受賞しました。各分野の最優秀作品に授与されるのが分野賞ですが、科学分野には自然科学分野と人文科学分野がありますが、それぞれの金賞作品の中から1点のみ授与されるものです。科学分野の分野賞として日本科学技術振興財団会長賞が授与されました。

 

園芸科3年 環境緑化班

表彰状と提出資料

 


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