遊 仙 寺



 テニスコートのある東門を出れば、石段の

すぐ上に見えるのが、浄土宗「遊仙寺(ゆう

せんじ)」です。

 『村誌』によると、この寺の創建は寛永十

三(1636)年と伝えられていますが、一

説では初めは余野川のほとりにあって「遊川

」という名だったのが、いまの場所に移る

にあたって「遊仙寺」と改めたとのことです。

 また『町史』によると、この寺の前身であ

る「涌川寺」があったのは、いま「余野十三

仏」が立っている場所だということです。

 なお、境内には有名な「寄せ墓」がありま

す。これは、無縁の石塔や石仏を山のように

寄せ並べたもので、その数約200基を四角

錐状に並べ上げています。古いものでは室町

時代のものもあるとのことです。