大阪府立城山高校・放送部のページ

学校紹介

 ここで、大阪府立城山高等学校という学校について簡単に説明します。
 この学校はかなりユニークで 、学校の特徴を説明しておかないと、クラブ活動のイメージをつかんでもらえないと思うからです。
学校写真
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特徴1 遠隔地にある

 学校の所在地は、大阪府豊能郡豊能町余野77、であります。丁目とかありません
 豊能町は、大阪の最北として有名な能勢(のせ)町の南隣になります。ですから、大阪市内からの距離ならば能勢町の方が遠隔地です。
 でも、能勢町はそれ自体大きな盆地で面積も広く、小中学校もたくさんあり、知名度も結構あります。それに比べると、豊能町も城山高校も、「それ、どこ?」とよく聞かれるのです。
 交通は、阪急宝塚線池田駅(この駅がそもそも大阪の西端)から阪急バスで約40分。または千里中央から阪急バスで約1時間。しかもそのバスの本数がムチャ少ない。1時間半空くときもあります。
 ですから、放課後の部活動の時間にかなり制約があります。「あと5分でできる!」「先生、そしたらバスに遅れる!」.....これで何回活動を中断したことか(涙)。
 帰宅にかかる時間も長いので、6時7時まで居残り、というのも問題が多くてできません。
 また、これだけ乗車時間が長いと、料金も高い。一番安い池田(からの)バスでも、片道590円もかかります。
 ですから、通学定期券の切れる8月はほとんど活動が入れられません。1日登校するだけで、1500円以上の出費になるわけで、強要できません(涙)。
 限られた活動時間の中で、成果を出さなければならないのです。

特徴2 超小規模校である

 城山は、1学年2クラス募集(80名)という小規模校です。途中で進路を変更する生徒もいるので、全学年合わせても在校生168名というのが、今年(2003)12月の数値です。普通規模の大阪府立高校の1学年分にもならないでしょう。
 この少なさは、全校生徒アンケートをとる時には楽ですが(笑)、部活動の維持という面では非常に苦しいです。野球、サッカー、ブラスバンドといった大人数が必要なクラブは、存在しないか、あっても対外試合ができない場合が少なくありません。
 確かに放送部は少人数でもできますが、もともと、放送部に入ろうかなんて考える生徒の比率は小さいですから(失礼)、母数が少ないと存続が危ぶまれます。城山の放送部も、これまで、部員総数が5名をこえたことはありません。
 また、生徒数が少ないということは納入される生徒会費の総額が少ないということであり、つまりそれは部活動の予算が少ないということでもあります。

その他色々

 場所が辺鄙ということでグチを言いましたが、反面、自然は豊かです。ただ、高校生諸君はあまり自然には興味がなさそうなのが、残念です。
 また小規模校というのは、アットホームな雰囲気でもあるわけです。

 この他、園芸科と普通科があり、少人数校・豊富な自然を活用したユニークな科目も設置されています。これらを生かした番組作りができればなぁ、と顧問としては秘かに考えております。
 


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