平成15年 4月 21日
就任のご挨拶
中村清一
このたび、大井加壽子 前校長の後を受けて、平成15年4月1日付けを持ちまして、本校第11代校長に就任致しました。もとより微力ではございますが、本校教育のため全力を尽くしてこの重責を全うしたいと念願しております。何卒、前校長同様のご指導ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
さて、皆様ご存じのように、本校は大阪府の「全日制府立高等学校特色づくり再編整備第T期第3年次実施対象校」に指定されており、この4月からは、2年生と3年生だけの2学年の学校となりました。校内に新入生がもたらすざわめきがないという点では、若干の寂しさがあることは否めませんが、その分逆に落ち着いた雰囲気の中で、新学年をスタートすることができました。校舎内外の余裕のある環境を生かしながら、この1年の教育に携わっていきたいと思います。
他校とは異なった条件にある本校ですが、生徒にとってはかけがえのない高校生活です。これまでの卒業生と同じく、卒業時に「高南に来て良かった」「高南を卒業できて良かった」といわれるような学校運営をしたいと思い、先日の職員会議で、本年の本校の重点課題として次の5つの方針を示しました。
- 学習環境の整備充実
- 生徒が2学年のみとなったことで、生徒や保護者に不安を与えない教育環境の整備と充実に努める。
- 学校生活の充実
- 希望進路の実現と学力の伸張を図る。特に、大学等の推薦数の確保を図るとともに、より積極的な自己実現が可能となる学力保障を行う。
- 遅刻防止への取り組みを強化するとともに、基本的生活習慣を確立させる。
- 学校行事・部活動・国際交流等の本校の特徴ある教育活動を維持充実させる。
- 槻の木高校との連携と記念事業の検討
- 部活動や国際交流における連携を進めるほか、学校行事などにおいても学校間連携ができないかを探る。
- 記念事業委員会を立ち上げ、記念事業の実施内容を検討する。
- 地域との交流
- 地域に開かれれた学校を実現するため、学校開放講座の実施や学校行事における近隣との交流を進める。
- 次年度の校務体制の整備
- 次年度は1学年のみの学校となるので、効率的・弾力的な学校運営を行えるように、校務運営組織の改編を進める。
以上の他にも、沢山の課題がありますが、その取り組みや達成状況等については、今後順を追って報告させていただきます。今まで同様、高槻南高等学校をどうぞよろしくお願い申し上げます。