1.訪問教育とは


 病気のお子さんが入院しながら学べる制度です。
院内学級が設置されていない病院の小・中学生のところへ、教員が訪問します。
義務教育段階(小・中学校)の児童生徒に対して、行っています。  
週3回、1回2時間の訪問が基準です。

2.訪問教育の概要


在籍児童・生徒数 (令和4年5月1日現在)


  小学部 中学部
1 2 3 4 5 6 1 2 3
0 0 2 0 1 3 0 1 2 9
1 0 2 1 2 3 2 1 5 17
1 0 4 1 3 6 2 2 7 26


訪問先



 大阪府北部(中央大通より北側)の病院に訪問しています。

  能勢町、豊能町、池田市、 箕面市、豊中市、茨木市、
  吹田市、高槻市、島本町、 摂津市、守口市、門真市、
 枚方市、寝屋川市、交野市、 四条畷市、大東市、
 東大阪市(一部)、大阪市(一部)

 

主な訪問病院


大阪医科大学附属病院 http://hospital.osaka-med.ac.jp/
財団法人田附興風会
北野病院
http://www.kitano-hp.or.jp
社会療法人大道会
ボバース記念病院
https://www.omichikai.or.jp/bobath/
国立循環器病
研究センター
http://www.ncvc.go.jp/index.html
愛仁会
高槻病院
http://www.takatsuki.aijinkai.or.jp
愛仁会
リハビリテーション病院
http://www.aijinkai.or.jp/reha/

上記の病院以外でも、病院の了解と主治医の学習許可があれば、訪問教育を受けることができます。

学習内容


それぞれの子どもの実情(症状や治療計画、学習のようす、その他の条件)に応じて指導します。療養生活が終わったときに、前籍の学校の学習活動にスムーズに復帰できるよう支援します。状況に応じて、前籍校との交流や教科内容について連携をします。

小学校では1,2年生は国語・算数・生活、3,6年生は国語・算数・理科・社会・外国語、中学生は5教科、国語・社会・数学・理科・英語の学習指導を中心に行います。担任制を取り、総合的な学習、健康回復や心理的適応をめざした自立活動の指導なども、状況に応じて行います。

実施例 : O君(中学2年生、M病院に入院中)

  月曜日 火曜日 金曜日
時 間 9:30-11:30 13:30-15:30 9:30-11:30
教科(第1週) 英語 国語 数学
教科(第2週) 英語 理科 社会
*第1週目と第2週目の曜日・時間が異なることもあります。

学習場所


病院ではベッドサイドやプレイルームなど、症状・条件に応じた場所で学習します。

主な行事

 

入学式 (4月)、卒業式 (3月)、本校教育部文化祭参加 (12月)、保護者交流会など

3.訪問教育を受けるには


・刀根山支援学校 訪問教育部に学籍を移す(転校する)こと
・主治医の学習許可があること
・病院訪問の場合、病院の了解がとれていること

 などが訪問教育を受けるための条件となります。手続きについては、現在籍校(地元の学校)に相談して、刀根山支援学校 訪問教育部まで連絡してください。  詳細は、訪問教育部までお問い合わせください。
 TEL.06-6853-0200