平成26年3月
3月31日(月) 1年間、ご愛読いただき、ありがとうございました
昨年4月1日に着任以来、今回の校長通信が48回目の更新となります。
概ね週1回の割合で、学校での出来事やそれについての私の思いなどを書かせていただきました。
今年度卒業した9期生の進路状況(3月26日現在のデータで確定したものではありません。)について報告いたします。
卒業生273名のうち、国公立大学の合格者が39名、私立大学の合格者が526名、短期大学の合格者が28名でした。
槻の木生の進路の実現はわれわれの目的のひとつであります。
今後も、槻の木生ひとり一人がもつ進路希望を達成できるよう、教職員一同目標を高く掲げて頑張りたいと考えております。
明日からは年度が改まり、この校長通信も少しスタイルを変えることにしましたのでご期待ください。
本当に1年間ありがとうございました。
<お願い>
「槻の木高校では、遅刻した生徒の氏名を貼り出す」との風評を聞きました。
本校では開校以来、「遅刻生徒の氏名を貼り出すような指導」は、一切しておりません。
どうかご理解いただきますようお願い申し上げます。
3月20日(木)「初歩からの大学入試説明会」・「吹奏楽部演奏会」が行われました
昨日3月19日(水)の午前に、高槻現代劇場において、PTA主催の「初歩からの大学入試説明会」が行われました。150人近い保護者の方々がお越しになりました。
冒頭のあいさつで、「キャリア・アンカー」と「キャリア・アダプタビリティ」という言葉を紹介しました。
「キャリア・アンカー」ですが、「アンカー」これは、船の錨(いかり)のことです。職業における錨のようなもの。すなわち、たとえ転職するような事があっても根っこで通じている価値観のようなもののことです。
次に、「キャリア・アダプタビリティ」。「アダプタビリティ」とは、適応力のことです。大学進学を考える場合、将来の職業についても当然思いを巡らすことになります。やりたい職業を探すことは大切なことですが、医学部など一部の学部以外を考える場合は、職業を「決め打ち」するのではなく、一定の方向性の中で柔軟に選べばよいと思います。
2つの言葉を紹介いたしましたが、最初から妥協を勧めているのではありません。
まずは、生徒に対しては、我々は、志を高く、そしてどんな職業につき、そのためにはどんな大学・学部を選ぶのかを問うていきます。そして、それを突き詰めていただいた上で、今日お話をしたことも参考にしていただき、お子様にアドバイスをしていただければと考えております。
その後、学習指導室長から、「大学入試をとりまく状況」「大学入試のシステム」など資料に基づき説明があり、2時間近くがあっという間に過ぎました。
さらに個別相談を希望される保護者の方もおられ、本校教員が丁寧に対応しておりました。
同じく3月19日(水)の夕刻には、同じ高槻現代劇場において、吹奏楽部が第8回定期演奏会を行いました。3部構成で、特に2部は寸劇風の構成で進行し、2時間余りがあっという間に過ぎました。とても心地の良い演奏会になりました。
お越しいただいた方々にお礼申し上げます。
3月10日(月)合格者に説明会を行いました
先週3月8日(土)に、合格者280名とその保護者の方々に集まっていただき、体育館で説明会を行いました。
校門ではクラブ員によるビラ配布などのクラブ勧誘もあり、合格者の緊張しながらもうれしげなようすが見られました。
説明会は最初に教頭から「高校の3年間はあっという間に過ぎます。高校を卒業するときにどういう自分でありたいか、どんな進路に進みたいか、という3年後の自分の姿を早くイメージできるようにしてください。」とあいさつがあり、引き続いて学校生活や様々な手続きについての説明がありました。
先々週は9期生が卒業し、先週は12期生となる皆さんを迎え入れる準備がはじまりました。当たり前の風景ではありますが、このような積み重ねによって槻の木高校の歴史が築かれていくのだと実感しております。
 <校門で合格者を迎え入れる槻の木生> |
 <説明会での教頭のあいさつ> |
3月4日(火)3年生273名が、3月1日、卒業しました
先週土曜日に行われた9期生の卒業式において、273名に卒業証書を授与しました。
卒業式の準備に当たっては、会場通路を花で飾りつけるためPTAの方々が奮闘されました、また、校門に通じる道にある花壇には、地域の「高槻市景観園芸クラブ」の方々が、本校生徒とともに花を植えてくだいました。
 <会場の準備に当たるPTAの方々> |
 <花壇に花を植える槻の木生> |
当日の校長式辞のなかで「学びを継続させよう」と卒業生に呼びかけました。骨子は以下のとおりです。
時代の変化は、世界的な規模で進んでいる。そんな時代を生きる卒業生にとっては、課題を見つけ出し整理し、その課題を解決するために必要な知識や技能を身に付け、身に付けた知識などを仲間と共有しながら課題解決のために応用していくという「学び」を継続してほしい。
そのためには、まずは「努力」。単調であっても日々の実直な努力が学習態度の基盤を支える。
次に、「当たり前のことに疑問を抱くこと」。批判的な観点を持つことが新しい課題を発見することや斬新なアイデアを創出することにつながる。
また、「仲間との学びの共有」。他人と議論やチームとしての取り組むことが重要。
さらに、幅広く学んだり、音楽や美術などの芸術や、スポーツなどを楽しんだりして、幅広く教養を広め、「遊び心」をもってほしい。
最後に、「妥協しないこと」。腑に落ちるまで追求するという姿勢を貫いてほしい。
また、当日はPTAから卒業記念品として、テントと電光掲示板をいただきました。ありがとうございました。
 <9期生の文字の入ったテント> |
 <電光掲示板には卒業を祝う言葉が…> |
平成26年2月
2月27日(木)平成26年入学者選抜の合格者を発表
本日午後2時に本校の体育館横において、合格者280名の発表を行いました。
合格された方々、本当におめでとうございます。
また、残念ながら合格に至らなかった皆様には、今後の進路実現に向けて奮闘されることを期待しております。
さて、2月14日・17日の2日間が出願でした。特に1日目は雪が降り、とても寒い一日となり、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。学力検査当日も、直前の天気予報では雪模様とのことで心配しておりましたが、おかげさまで好天に恵まれました。
今日はあいにく雨模様でしたが、発表の14時直前に雨が小降りになりました。
入学者選抜という性質上、合否という結果は出ますが、447名という多くの方々が、槻の木を選び、出願していただいたことに感謝申し上げたいと思います。その期待に応えるべく、教職員一同、教育実践に取り組んでまいります。
なお、発表場所には急遽ブルーシートを敷きましたが、グランドの状況が十分ではない中での発表となりましたことをお詫び申し上げます。
 <体育館に張り出された受検番号> |
 <受検番号を確認する受検生> |
2月4日(火)槻の木生が「使える英語プロジェクト」で発表
この土曜日に行われた大阪府教育委員会の「使える英語プロジェクト」のプレゼンで、槻の木生が「SNSに関するmini-debate」を発表しました。参加生徒数は他の府立高校の中でも多く、「グッドトピック賞」をいただきました。
民間人校長予定者が槻の木高校で研修
昨日から今日そして明後日の3日間、槻の木高校に4月から校長に任用予定の方々(任期付校長予定者)3名が研修を受けています。民間経験後他県で校長をされていた方、民間企業経験の方、塾・私立高校の教諭経験の方と多様な経歴をお持ちの方々です。
初日の職員朝礼で紹介し、校長や教頭などから、それぞれの業務の講義を行うとともに、生徒の授業や部活動のようすなども見学していただきます。
従来の教員経験者だけでなく、多彩な経験をお持ちの方も校長になる時代です。槻の木高校の教育活動も参考にして研鑽していただくことを希望しております。
 登校指導中の校長予定者
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槻の木高校は城跡の高校です!!
大阪府教育委員会文化財保護課が「府教委ニュース」の中で、槻の木高校のことを取り上げました。高槻城は今から1000年以上も前に築かれ、昨年耐震工事を行った体育館が建設されたときに大規模な発掘調査が行われ全貌が分かったとのことです。府教委ニュース(クリックすると大阪府のホームページが開きます)
平成26年1月
1月24日(金)槻の木高校の冬景色 〜最近の出来事から〜
前回の投稿から少し時間がたちましたが、この間、槻の木高校恒例の行事がいくつか行われました。
この前の土・日は大学入試センター試験がありました。槻の木生の85%が受験をしました。受験率は過去最高となりましたが、「幅広く粘り強く進路実現を図る」という進路指導の結果だと考えております。当日は3年の担任の先生方を中心に10人近い教員が、受験会場に激励に訪れました。いよいよ大学受験シーズンですが、3年生の更なる奮闘を期待しております。
1・2年生は、この木曜日に定期考査が終わり、その日には、高槻支援学校(高等部)に約30名の槻の木生(生徒会役員、ダンス部員)が訪問し、ダンスの披露や支援学校生徒とゲームでの交流を行いました。
また、本日は、槻の木高校の姉妹校3校の一つである韓国の中央大学校師範大学附属高等学校から4人の先生と8人の生徒をお迎えし、歓迎式を行いました。
校長のあいさつの中で、ユネスコ憲章を引用し、「外国に行き、人々や異なった文化に接することは重要で、違いと共通点を一つでも見出すことができれば、大きな心の変革を成し遂げたことになる」と訴えました。ちなみに、このあいさつは、校長が韓国語と英語でしゃべり、それを放送部の生徒が日本語でアナウンスする形態をとりました。
この週末、8人の生徒は槻の木生のご家庭にホームステイし、交流を深めることにしています。月曜には帰国するという短いスケジュールですが、日本での楽しい思い出を作ってほしいと思っています。
追記:年始の学校説明会(中学生・保護者対象、予約不要)を引き続き実施。多数ご参加を。
1月25日(土)。午前11時〜、於 槻の木高校。
1月8日(水)槻の木高校の年末・年始は…
皆様、あけましておめでとうございます。
今年はじめての校長通信です。今年もどうぞよろしくお願いします。
槻の木高校では、年末大晦日までの恒例の冬期講習も無事終え、新春は4日から、学校説明会・一日勉強会・模擬テストと早くもエンジンがかかっております。
大晦日は、理系科目の講習に参加した生徒以外にも、文系志望の生徒も自習室に姿をみせ、真剣に勉強に取り組むようすが見られました。
また、4日の学校説明会には10数名の中学生や保護者の姿も見られ、熱心に説明に聞き入っておられました。
今日、8日は冬休みが終わって全校集会を行いましたが、ひとつ前の午年である平成14年に条例で本校が「槻の木」高校という名称になったことを紹介し、共に槻の木高校の歴史を作っていこうと呼びかけました。
 12月31日14:00頃 教室で自習する生徒 (じゃましてはいけないのでこっそりと撮影)
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 1月4日の学校説明会 |
追記:年始の学校説明会(中学生・保護者対象、予約不要)も引き続き実施中。多数ご参加を。
1月11日(土)・18日(土)・25日(土)。いずれも午前11時〜、於 槻の木高校。
平成25年12月
12月24日(火)年末の全校集会で、槻の木生にこんな話をしました
槻の木高校は2学期制の学校ですので、今日は2学期の終わりではなく、後期の途中の日に過ぎないのですが、明日から冬季休業期間(といっても、講習は大晦日まで続き、1月4日から、勉強会や学力テストなどが行われるのですが、)という節目のため、本日、全体集会を行いました。
校長のあいさつの中で、先日行われた大阪府教育委員・松竹芸能社長の井上貴弘氏の講演での、槻の木生とのやり取りの中で、
槻の木徒:コミュニケーション力だと思います。
井上社長:なぜですか?
槻の木徒:今では仕事で外国の人とも話が出来なければならないと思うので、英語も大事だと思います。
井上社長:英語は確かに大事ですが、その前に、「考える力」が大事です。目の前の問題は何かを考え、
そういう「答えのない問題」を解いていく力が大事なのです。自分がアメリカの大学院に留学
して、各国のエリートが集まってくる中で感じた事は、「日本人留学生は、読む力と書く力は
ピカ一、でも話せない。議論ができない」ということです。でも、それは日本では議論をあま
りしないからであって、日本では「議論」は「けんか」と受け止められがちで、議論をしてい
ないからです。議論できるという事は、実はお互いを認め合って尊重しているということなの
です。日本ではそういう考え方がまだ定着していません。それと「競争」して戦って力をつけ
ていく事も大事です。自分を高めることができるからです。しかし、競争が「他人を蹴落とす
こと」と言う風に受け止められがちなところもあります。アンフェアな戦いはだめです。フェ
アな戦いは、勝負の後で勝った方は負けた相手の気持ちを思いやることができます。そういう
競争をしてほしいと思います。
の部分を引用し、社会に出たとき何が大切か?を考えるきっかけにしてほしいと訴えました。
さて、この校長通信も、4月6日に着任初めての発信をして以来、本日で、39回めの掲載となります。週に1回程度のペースということになりますが、これまで、お読みいただいた方々には、お付き合いいただきありがとうございました。
槻の木の教育活動は年内も大晦日まで続きますが、ひとまず、年内の校長通信は、本日を持って、締めさせていただきます。 少し早いですが、皆様方には、よいお年をお迎えいただきますよう、心より祈念しております。ありがとうございました。
追記:年末・年始も学校説明会(中学生・保護者対象、予約不要)を実施中。多数ご参加を。
12月28日(土)、1月4日(土)・11日(土)・18日(土)・25日(土)。
いずれも午前11時〜、於 槻の木高校食堂
12月16日(月)槻の木の先生方が、授業について議論!
12月13日(金)の放課後の時間を使って、全教職員を対象に、授業についてグループ討論を行いました。この企画は、9月24日の校長通信でも報告したように、槻の木高校の授業力をアップするための取り組みの一環です。
冒頭に大阪府教育委員会高等学校課浅田充彦首席指導主事から、「先生方は授業をすることで、いわば、ひとつの像を作り上げているようなものです。例えば、この教科は像の手の部分を担当、この教科は脚の部分を担当していると考えてください。それぞれの教科は、その分野の専門ですから高度な知識を持っており、いわば像の各パーツの完成度は高いわけです。しかし、像全体のバランスが良くなければ、像としての完成度は下がります。教科指導も同様で、各教科がその教科のことだけを考えるのではなく、教科を超えてよいバランスの授業を生徒にしなければなりません。」という趣旨のあいさつをいただきました。
討論は、「国語・地歴公民・英語グループ」「数学・理科グループ」「保健体育・家庭・芸術・情報グループ」に分かれて、数回の教科会議で教科ごとに作成した「学習can-doリスト(生徒が各学年で何を学び、どのようなことができるようになるかをまとめた表)」を持ち寄り行われました。教科の枠を超えて、授業について語る機会というのは、意外に学校では少ないものです。あえて、固定概念にとらわれずに実施してみました。
先生方は、教科が異なっていても、生徒に身に付けさせたい目標の共通点を見出したり、指導上の共通の課題を発見するなど、熱心に討論をしていました。
槻の木の授業のあり方について、先生方の認識の共有が深まり、そのことが、よりよい授業につながると信じております。
 グループに分かれて討論中
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 これが「学習can-doリスト」 |
追記:年末・年始も学校説明会(中学生・保護者対象、予約不要)を実施中。多数ご参加を。
12月21日(土)・28日(土)、1月4日(土)・11日(土)・18日(土)・25日(土)。
いずれも午前11時〜、於 槻の木高校食堂
12月11日(水)大阪府教育委員 井上貴弘さんが来校
12月7日(土)、井上貴弘教育委員(松竹芸能株式会社取締役社長)が槻の木高校を視察されました。府立学校の視察は教育委員着任後、槻の木高校が初めてとのことでした。
槻の木高校では、土曜を活用して、月曜から金曜までの授業の復習などを中心とした土曜講習を行っています。井上委員には国語の講習を見ていただきましたが、生徒たちが学習に集中しているようすに感心しておられました。 また、当日は、中学生やその保護者を対象とした学校説明会を実施しており、説明者(本校首席)の熱意
ある説明ぶりに驚かれていました。
その後、5回目をむかえる「槻の木MANABIカフェ」で、生徒・保護者・教員・市民の方々約70名を前に、「これからの社会人に求められるもの」と題して話をしていただきました。
「社会では得意なことを伸ばすことが大切で、そのために幅広い教養が必要だとわかった。」「英語力の必要性を感じた。」などの感想が生徒から寄せられました。
 スクリーンを使いながら、生徒と対話する井上委員(右側) |
12月5日(木)
◇英語の授業を公開し、他校の先生方と意見交換
12月4日(水)の6限、府教育委員会の事業である「使える英語プロジェクト」の一環として英語の公開授業を実施しました。他校からも多数の英語の先生方が見学に来られました。
英語科の教諭と外国人講師の二人でティームティーチングをする授業でした。内容はLineやFacebookなどについて、「賛成」「反対」のいずれかの立場をはっきりさせて英語で主張するディベート(討論)のための原稿作りで、まさに正解のない課題を考えるという問題解決型の手法を導入した授業でした。教員は教授者の立場というより、ファッシリテータ(学習を促進する役割)に徹していました。もちろん説明もほとんど英語で行われました。
他校から参加された先生方や、府教育委員会の指導主事の先生方から、「生徒がいきいきとしている」などの感想をいただきました。
槻の木高校の授業実践が、他校の英語教育の参考になればと思っております。

4人ごとにグループに分かれてディスカッションしているようすです。
教員は各グループを回ってアドバイスします。
◇吹奏楽部が高槻市立庄所子育てすくすくセンターでミニコンサート
11月30日(土)の午後、高槻市立庄所子育てすくすくセンターで槻の木高校吹奏楽部が乳幼児やその保護者の前でミニコンサートを開きました。
みんなで歌を歌ったり、「どんぐりコロコロ」や「大きな栗の木の下で」などの童謡を演奏したり、リズム遊びなども一緒に楽しみました。
地域への貢献というと大げさですが、高校生がよきお兄さん・お姉さんとして、幼児と楽しい時間を過ごせたことはとても意義のあることだと思っております。
 コンサートのようす |
◇校門前の横断歩道がリニューアル
槻の木高校の正門前には横断歩道がありますが、塗装が老朽化しており、特に雨の日は見えづらい状態で、高槻市警察署を訪れて改善のお願いをしていました。
12月3日の朝、出勤すると、なんと真新しい白線を昨晩の内に引いていただいたようで、写真のように大変きれいになっておりました。
警察署の担当の方に、すぐにお礼の電話をさせていただいたところです。
 <Before>
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 <After> |
追記:週末(12月7日(土)13:30〜)は本校で「MANABIカフェ」を開催。 大阪府教育委員・松竹芸能社長の井上貴弘さんの講演です。どうぞお越しください。
平成25年11月
11月29日(金)高槻市役所前・城跡公園などを槻の木生がボランティア清掃
昨日、槻の木生1・2年生約500人が、PTAの会員の方々、教職員とともに、学校周辺・城跡公園から高槻市役所など広い範囲にわたって、ボランティア清掃を行いました。
私は、常々、公立高校は地域の方々に理解をしていただくことが大切であると考えております。町をきれいにすると体験を通じて、生徒たちが地域への奉仕の気持ちを育み、高槻市民の方々に喜んでいただくことができれば幸いです。
また、このことは、高槻市のウエブページの「街フォト」にも載せていただきました。クリックすると該当ページが開きます。ご覧ください。
 市民の森
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 市役所前 |
また、学校周辺の道路上のタバコの吸殻のポイ捨てが着任以来、気になっておりました。雨天時を除いてほぼ毎朝、学校周辺の道路を歩いては吸殻回収を行っていますが、その数、1日当たり20〜30本となります。なんとかポイ捨てが少なくならないかとの思いから、周辺道路沿いの学校敷地内に灰皿を設置することとしました。1本でもポイ捨てが減ることを切に願っております。
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 設置した灰皿とポスター |
11月25日(月) 来年の募集は「1クラス増」の7クラス募集に!
サンケイリビングの記事は「早朝学習会」でした。
先週開かれた大阪府教育委員会会議で、槻の木高校の募集人員(平成26年度入学者選抜)が、昨年度から1クラス(40人)増の7クラス(280人)となることが決定しました。
いよいよ前期入学者選抜まで3ヶ月ほどになりましたが、槻の木高校の「当たり前のことを当たり前に」「原石を宝石に」「受験は団体戦」といったスクールカラーに興味や共感を持っていただける方には、この後行われる学校説明会(12月・1月の毎土曜日午前11時〜本校にて)に是非お越しください。
さて、11月20日の校長通信で紹介したサンケイリビング新聞の連載コラム「School Snap」の記事は、3年生の早朝学習会について取り上げていただきました。(サンケイリビング新聞社発行の「リビング新聞」2013年11月23日号「北摂東」「北摂中央」「北摂西」版に掲載)
11月20日(水)槻の木高校の記事が掲載されます!!
サンケイリビング新聞(北摂西版・中央版・東版)の連載コラム「School Snap」に槻の木高校が取り上げられます。
このコラムは、各高校のさまざまな取り組みを紹介するもの。これまでも、ダンス部などの部活動や校歌作りの取り組みなどが記事として取り上げられてきました。
約40万8千部発行とのことで、多くの方々に、槻の木高校のことを知っていただけることは大変喜ばしく思っています。
11月23日号です。11月21日(木)・22日(金)に配布されますので、是非ごらんください。内容は、槻の木高校の特色ある「あの」取り組みです。
11月7日(木)槻の木高校の自転車指導
昨日から槻の木高校では自転車通学者の「自転車チェック」を行っています。
これは、ブレーキの効き具合やライトの点灯などを教員がチェックし、整備不良による事故などをなくす取り組みです。
昨日は3年生を対象に約200台の自転車をチェックし、ブレーキ整備不良自転車については改善を促しました。
また、槻の木高校では、雨天時の自転車通学の際にはレインコートの着用を義務付けています。これは、平成20年に道路交通法が改正され、いわゆる自転車の傘差し運転などの「ながら運転」が厳しく規制されたことに端を発しています。
「生徒を交通事故の被害者にも加害者にもさせない」という強い思いを具体化しているのです。
 自転車を走行させ、ブレーキをかけて 停止状況をチェックしているようす
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 雨の日の自転車登校はレインコート着用 |
平成25年10月
10月26日(土)第2回 槻の木オープンスクールに約400名を超える来校者!! 教育関係者対象の説明会も実施!!
10月26日(土)の槻の木高校オープンスクールについては、台風27号の接近でご心配をおかけしましたが、暴風警報も発令されず行うことができ、多数の中学生や保護者が参加されました。お忙しい中、ご参加いただいた皆様方、ありがとうございました。
1・2年生の授業を公開させていただくとともに、体育館では学校説明及びクラブ員によるアピール、さらには部活動体験を実施させていただきました。
実は、午前中には、中学校の先生方など教育関係者を対象とした説明会も実施しました。
その場で校長から約30分間にわたってこんな話をしました。
これからの槻の木高校は『しんか』をキーワードにします。一つめは、これまで槻の木が築いてきた、生活規律を基盤とした学習指導の厳しさを追求する『深化』です。二つめは、時代を先取りする教育活動における『進化』です。そして3つめは、槻の木教育の『真価』は卒業生。これからの社会で槻の木の卒業生が活躍することが、『真価』として問われるのです。次の10年間、槻の木らしさを維持しながらも、絶えず大阪の教育の先端を歩んでいきたいと思っています。
2回にわたるオープンスクールが終わりましたが、槻の木の学校説明会はこれからが本番です。
12月から1月にかけて毎週土曜日11時に、本校で学校説明会を行います。(実施日:12/7,14,21,28、1/4,11,18,25)
オープンスクールに来られた方はもちろん、オープンスクールに来られなかった方も興味のある方はぜひともお越しください。
 教育関係者対象の説明会 |
 公開授業を見学する中学生 |
10月23日(水)サッカー部員「高槻市民スポーツ祭」で子どもたちを指導
10月14日に行われた「高槻市民スポーツ祭」に槻の木高校のサッカー部員が参加し、子どもたちの指導を行いました。
昨日、同実行委員会実行委員長の山本政行様からお礼のお手紙をいただきました。
当日は8,000人以上の来場者があったとのこと。地元のこのようなイベントに本校生徒が参加し、貢献させていただけたことに感謝したいと思っています。
また、10月9日の校長通信で掲載した水泳部員による「花植え」について、高槻市のホームページにも載せていただきました。
 緑色のTシャツを着用しているのが槻の木のサッカー部員
10月12日(土)第1回 槻の木オープンスクールに約350名の来校者!!
10月12日(土)の午後行われた槻の木高校のオープンスクールに多数の中学生や保護者が参加されました。お忙しい中、ご参加いただいた皆様方、ありがとうございました。
まず、体育館で校長から、「今日は、槻の木高校をしっかり見ていただき、自分にあった高校かの見極めをしていただきたい。」「槻の木生は自然にあいさつをすることができる。これからの社会で必要なコミュニケーション力の基本を槻の木ではしっかりと身に付けさせている。」「勉強や規範意識など、当たり前の厳しさを要求させていただく。」「『苦手な教科があるけれど、まじめに努力することが好き』、『要領はあまりよくないけれど、こつこつと努力することが得意』、『少し厳しいくらいが自分にあっている』―そんなタイプの人は、槻の木向きです。」などを訴えました。
その後、希望する講座に分かれての体験授業や部活動体験などを行いました。
10月26日(土)には、第2回オープンスクールを開催します。次回は1・2年生の授業も公開しますし、部活動の体験も行います。事前申し込みは必要ありませんので、多数ご参加ください。
10月9日(水)公園の緑化活動に、槻の木生が貢献!!
台風一過の秋晴れの下、槻の木高校水泳部の有志生徒が高槻の城跡公園の花壇の花植えを手伝いました。
この取り組みは、高槻市内の緑化活動などで活躍されている高槻景観園芸クラブの小林美代子代表からの依頼を、受けて実現したもの。
生徒からは「楽しかった」「花を植えたのははじめて」などの声が聞かれました。
市民の方々との交流を通じた地域貢献を今後とも進めてまいります。
※今週末にオープンスクール(10月12日(土))を行います。
事前申し込みは必要ありませんので、多数ご参加ください。
10月1日(火)槻の木生は地域に貢献します!!
10月に入りさわやかになり、スポーツの秋、芸術の秋の季節になりました。地域ではさまざまなイベントが行われますが、槻の木生も参加させていただき、行事のお手伝いをさせていただいています。
10月14日(月・体育の日)に行われる高槻市制施行70周年記念第34回高槻市民スポーツ祭(会場:総合スポーツセンター)では、サッカー部の1年生部員が参加し、子どもたちを対象としたミニミニサッカーゲームなどの指導をします。どうぞ槻の木生の活躍ぶりもご覧ください。(高槻市のホームページから詳細をご覧いただけます。)
また、槻の木高校から歩いてすぐの野見神社の秋祭りには、10月13日(日)の16時から茶道部の有志が参加しお茶席の運営のお手伝いをしたり、14日(月)の12時からはサッカー部2年生有志が御輿を担ぐなどの運営に参加させていただきます。
槻の木生は、行事を通じて、市民の方々との交流さらには地元への貢献を図ってまいります。
平成25年9月
9月24日(火)「授業力向上」に槻の木は動き出します!!
槻の木高校は開校以来、学習指導・進路指導・生徒指導を強力な学校組織を構築することで生徒のマナーや進路実績など成果を上げてきた学校です。いわば、スピード感を持ってある意味では校長のリーダーシップによるトップダウンで学校経営が行われてきました。
私は、3代目の校長として、一定の実績を上げている今こそ、「安定」に甘んじていてはいけないと考えています。これまで築かれてきた基盤の上に、槻の木教育には更なる付加価値が求められています。
私が付加価値のテーマとして掲げたのは「授業力」です。次の10年間を見据えたとき、槻の木の授業のあり方について、教職員が共通認識を深め、槻の木生にさらにマッチし、時代の要請にも応えられるような授業づくりが槻の木の次なる課題なのです。先日、教職員に対し校長のこの思いを語り、教科ごとに十分な議論の場を設けるという趣旨から教科会議の一斉実施を指示しました。
会議で配布した資料より
また、本日は、大阪府教育センターカリキュラム研究室室長の天野誠先生をお招きして、「21世紀型能力について」と題した講演を全教職員対象に実施しました。
先生は、国立教育政策研究所の知見を基に、グローバル化・資源枯渇・少子高齢化が進む21世紀に必要な能力として「基礎力」「活用力」「実践力」を挙げられ、「何を知っているか?」から「何ができるか?」への転換が必要と話されました。
このように、槻の木生にとって、さらに魅力のある授業が提供できるよう、教職員一丸となって取り組んでおります。
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天野室長の講演 |
9月7日(土)文化祭へのご来場ありがとうございました
〜槻の木生の「表現力・連帯感・満足感」〜
本日、第11回槻の木高校文化祭2日目を終了しました。約1200人の方々に文化祭を見ていただきました。ご来場ありがとうございました。
昨日の開会式で生徒には「連帯感」と「満足感」を感じてほしいといいましたが、ご来場いただいた方々にはご満足いただけましたでしょうか?
私は3年生全クラスの演劇・ミュージカルを見ましたが、各クラスが演出などに工夫を凝らし完成度も高く、「連帯感」と「満足感」に加え、「表現力」も大いに発揮してくれたと感じております。夏休み明けの平日の放課後を中心に、短期間に集中して練習したとのこと。槻の木生の新たな面を発見したような気がしました。
加えて、中庭ステージ(屋外)では感動的な場面に遭遇しました。といいますのも、開演前に雨が降っていたことから、一時は屋内に会場の変更も検討しました。何とか天気が持ち直し、中庭でのステージ公演を行うことを最終決定しました。
決定後、開演までの短時間に、雨で濡れたステージの床面や観客席のいすを、生徒と教員が必死になって新聞紙などでふき取り、開演をむかえました。生徒と教員が気持ちをひとつにした整備があってこそ、今日の中庭ステージでの公演が可能となったのです。
教育活動での生徒と教員の気持ちの一致が以下に大切かを感じることができました。
体育館ステージでの3年生の演劇
9月6日(金)明日は、文化祭一般公開日です
本日、第11回槻の木高校文化祭1日目(来賓・保護者・卒業生を対象に限定公開)を終了しました。
開会式で生徒を前に、自分自身が高校時代にクラスで取り組んだ経験を踏まえ、「仲間と協力し、ひとつの目標に向かって取り組むという連帯感」や「観客から喜んでいただけるという満足感」を文化祭で得てほしい。また、槻の木高校の文化祭では、府立高槻支援学校との交流の一環として、支援学校生が来校されるので、両校生の理解が深まることを期待すると訴えました。
明日は、地域の方々や中学生などにも公開し、体育館のステージの演劇や縁日(模擬店)などが行われます。多数のご参加をお待ちしております。
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中庭ステージ(右下)と観衆
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PTA主催のベーカリーカフェ「メビウス」 (パンやジュースなどの販売)
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高槻支援学校の生徒たち(ステージ上)
平成25年8月
8月27日(火)ソウルから帰ってきました。グローバル化・国際交流と槻の木生
槻の木高校と韓国の中央師範大学校付属高等学校とは姉妹提携校です。今回は槻の木生6人とともに3泊4日で韓国へ研修旅行に行き、昨日帰ってきました。
最初の日には、中央師範大学校付属高等学校で歓迎式典が行われました。校長室でのイム校長先生との意見交換で、来年韓国の生徒が日本に研修する際、日本の教育に興味のある教員もできるだけ多く参加させたいとの申し出を受けました。数年前に私はソウルに当時の橋下大阪府知事とともに教育関係施設の視察に来たことがありますが、その際も、日本の先生方が韓国の学校や授業を見て大いに刺激を受けていたことを思い出し、日韓の先生方の交流が深まることは喜ばしいことと思いました。
6人の槻の木生は、3泊お世話になるホームステイ先のパートナーの生徒たち初対面の後、熱心に日本語・英語・韓国語を交えてコミュニケーションをとり、日ごろに見ることのできない槻の木生の新たなたくましい面を垣間見ることができました。
付属高校では日本語の上手な1人の韓国人生徒に出会いました。彼は名前をカン・ジオンと言い、昨年、槻の木高校に研修旅行で訪れた生徒でした。彼は今年の日韓の交流生徒に対して「文化の違いを越えて積極的に交流してほしい」とのメッセージを送ってくれました。彼は高校3年生ですが、今、日本の大学に留学するため、平日の18時から22時まで、日本語の塾に通って、日本語の勉強に励んでいるとのこと。日本の若者の海外留学が減少しているということを耳にしますが、韓国の若者の頑張りと積極性に感動を覚えるとともに、日本の若者(槻の木生)にも大志を抱いてほしいと思いました。
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歓迎式典での校長挨拶
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イム校長と記念碑前で
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仁寺洞(インサドン)で付属高校の教員
(黒いTシャツ着用)の説明を受ける生徒たち
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付属高校で韓国式礼儀作法の 授業を受ける槻の木生
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なお、この海外との交流プログラムは、槻の木生がソウルに行ったときはソウルの方々がホームステイを引き受け、韓国の高校生が日本に来た時には日本側がホームステイを引き受けるという「ギブ&テイク」で行われています。どうか、韓国の高校生が槻の木に来られた時に、ホームステイの引受先として多くの保護者の方々等にご協力いただけることを期待しています。その際にはよろしくお願いします。
※韓国研修旅行については、改めてホームページに掲載予定です。
8月15日(木)勉強のこと。そして11年ぶりに物理を教えたことなど
昨日と今日の2日間にわたり、3年生を対象とした物理の講習を行いました。 教壇を離れて11年ぶりでしたが、生徒のアンケートによると、わかりやすかった88%、進む速さは適切だった82%、メリハリがあった84%といった状況でした。 講習前に行ったテストと講習後に行ったテストの得点率が3.6倍になったことから、生徒にとって一定理解が深まったのではないかと思っています。
それと、生徒に授業を行うという教員としての責任の重さと高度な専門性が求められているのだということを再確認しました。本校の教職員ともそのような意識を共有しながら、学校運営に携わっていきたいと思います。
さて、少し前の話になりますが、本校では7月27日から28日にかけて1泊2日で3年生勉強合宿を、8月1日には学校で1日勉強会を行いました。いずれの企画も、生徒一人ひとりが計画を立て、それに従ってひたすら自習をするのです。(もちろん、質問があれば教員が対応しますが…。)
勉強合宿・1日勉強会の冒頭に、槻の木生にこんな話をしました。
勉強に時間を費やすことは大切なことですが、ただ単に知識を覚えるための勉強ではなく、その知識を用いてなぜそんなことが起きるのかを考える勉強をしてほしい。そして、本当の意味で、学力を「身に付けて」ほしいのです。
私は、大学受験を失敗して1年間予備校に通いましたが、そのとき、こんな勉強方法を経験しました。問題が書かれたプリントが1枚だけ配布され、それを解答していきます。できた時点でチューターのところに見せに行くのですが、チューターはヒントを出してくれるだけで、絶対に正解は教えてくれません。考え抜いた末にやっと正解にたどり着き、はじめて次の課題のプリントをもらえるのです。この経験で私は、「とことん自分で考え抜くこと」の大切さを知りました。
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教室では1日に約9時間の勉強をします。
(1日勉強会)
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3年生対象の物理の講習
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8月9日(金)日本理化学協会総会・全国理科教育大会に参加して
私は、今から28年前に理科(物理)の教員として大阪府に採用されました。そのご縁で、この4月から大阪府高等学校理化教育研究会の副会長をさせていただいております。
昨日は兵庫県立西宮高等学校と関西学院大学で行われた日本理化学協会総会・全国理科教育大会に参加し、日本理化学協会から教育功労賞をいただきました。
ご来賓の文部科学省初等中等教育局の清原洋一視学官、兵庫県の高井芳朗教育長の前で、受賞者を代表して挨拶をする機会を得ました。
その中で、「大阪府ではいわゆる若手教員の大量採用がここ数年続いており、若い理科の先生方がたくさんおられます。若い先生方には、次の日本の理科教育を支えてもらわなければなりません。そのためにも、日々の教育実践と研究活動の活性化がさらに求められている時代にあると思っています。わが国の理科教育の発展と教員の育成に微力ながら尽くす所存です。」と決意を述べさせていただきました。
平成25年7月
7月29日(月)槻の木のよさをわかってもらいたくて… 〜公立高校進学フェアのブースで説明〜
7月28日(日)にマイドームおおさかにおいて「大阪府公立高校進学フェア2014」が開かれ、槻の木高校のブースには、400人近い方々が立ち寄られました。
ipadなどのタブレットを用いたり、クリアファイルに綴じた資料を提示したりして、できるだけ一人ひとりの参加者に、お待たせせずに「槻の木の良さ」をわかってもらおうとしました。
特筆すべきは、槻の木高校の教職員の意欲的な説明振りでした。本校教職員の半数近い人数に相当する約20人が進学フェアの会場に赴き、槻の木高校や槻の木生のすばらしさを力説しておりました。
校内でも、槻の木の教員に対して、その献身的なはたらきに校長として喜ばしく感じていることは伝えているところですが、進学フェアでの説明を見ていると、槻の木高校での勤務に誇りを感じているようすがよくわかりました。
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<ブースでの説明>
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<お待たせしません!ブース前でも資料を使って
説明する本校教員(左側)>
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7月24日(水)プール改修完工式
以前の校長通信でも、学習の環境や施設の改善が本校の課題であると書きましたが、老朽化したプールにおいて、昨年度までコンクリートがむき出しのままであったプールサイドにシートを敷き詰められ、シャワーが新しいものに取り換えられました。
そのことを府教委関係者、PTA、生徒が一堂に会し、感謝の気持ちを共有したいとの思いから、本日「プール改修完工式」を挙行いたしました。
冒頭の挨拶のなかで、長年の念願であったプールサイドの改修工事やシャワー施設の整備を、財政状況が極めて厳しい中にあって認めていただいたことに対して府教育委員会への感謝の意を伝えるとともに、在校生には、工事は多くの方々のご理解とご努力があって実現できたものであり、感謝の気持ちをもって利用してほしいと訴えました。
ご来賓からのご挨拶に引き続き、生徒から感謝の気持ちを伝えるとともに、水泳部の模範演技が行われました。マネージャーによるわかりやすい解説と礼儀正しい部員の振る舞いに対し、参加者からは大きな拍手が送られました。
このように、学校の喜びを関係の皆様とともに分かち合い、感謝する気持ちを生徒にも身に付けさせる、そんな学校にしていきたいと思っております。
≪改修完工式のようす≫
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<改修前の状態>
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<改修後の状態> |
7月19日(金)夏休みに入りますが、槻の木生は…、先生方は…
本日実施した夏休み前の全校集会で、私は、生徒たちに、「公共心の大切さ」を次のように呼びかけました。
「公共心は何も難しいことではなく、日ごろから実践しているあいさつ、学習の場である教室、廊下、階段、トイレなどの清掃、ゴミを捨てない、逆にゴミが落ちていたらさっと拾うなどいたるところで、みんなの幸せ、学校全体の幸せを考えて育むことができます。校外においても、登下校時や対外試合先での振る舞いなど色々な場面において、他者の立場、全体の立場から見ることができるか、みんなの幸せ、全体の幸せに自分がどう貢献するかを考えることができます。夏休み明けには、『槻の木生は本当にすごい。尊敬できる。』というリスペクトの声が、聞こえてくることを楽しみにしています。」
さて、教員にとって夏休みの期間は、夏期講習の実施(槻の木高校では、お盆の時期も行っています。)やクラブ合宿の付き添いなどのスケジュールが詰まるのですが、自己研鑽に時間を費やすことも求められています。5月2日のこの校長通信で、新規採用されて3年未満の教員を対象とした「スキルアップ研修」のことを書かせていただきましたが、今回、その対象の教員に対して、「全国大学入試問題」という書籍等を貸与し、自己研鑽に努めるよう指示しました。入試問題を解くことにより、進路指導の充実等にもつながると確信しております。なお、この書籍の購入に当たっては、本校PTAのご理解とご支援をいただきました。お礼を申し上げます。
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本日の全校集会は、耐震工事で体育館が 使用できず放送により実施
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校長から「全国大学入試問題」 を渡される若手教員たち |
7月12日(金)槻の木高校の進路指導
高等学校にとって、卒業後の生徒の進路を実現させることは最も重要な使命です。
槻の木高校では、学力向上と規律の確立を進めてきておりますが、その先にあるのは進路実現です。
本校ではこの時期に、「志望校検討会議」という会議延べ3日間かけて開いています。この会議には、校長、教頭、3年生の担任の教員らが一同に会し、3年生の生徒一人ひとりの希望進路について、定期考査や模擬テストのデータなどを基に議論し、「妥当な目標であるのでがんばろう」「妥当だがさらに目標を上げてもよい」などの判定を行います。
まだ、すべての生徒の検討は終わっていませんが、全員の結果が出しだい、生徒にはお知らせします。
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3つのスクリーンには、生徒の顔写真、定期考査の成績、
模擬試験の成績が映し出される。
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7月5日(金)生徒の自転車通学のことなど
昨日、修学旅行から帰ってまいりました。大きな事故もなく無事に帰阪でき、生徒たちは、充実した体験したことと思います。ファームステイでお世話になったご家族からは、「とても礼儀正しい生徒さんで、そのまま(長沼町に)残ってほしい。」などのお褒めの声もいただきました。保護者の方々にはこの間のさまざまなご協力ありがとうございました。
さて、本校では約7割の生徒が登下校時に自転車を利用しています。安全に登下校を行えるよう、教員が近隣交差点に出かけ注意喚起を行ったり、毎週場所を変え、生徒の交通マナーの実態調査を行い適宜指導したりしております。
また、本校教員により、ブレーキとライトの点灯を確認するという整備を行い、整備が不十分な自転車を使用している生徒に対しては、近隣自転車店に協力を依頼し、専門家による自転車の診断を無料で実施していただいております。
なお、自転車店での診断は、専門家による正しい自転車整備の知識を生徒に伝え、安全乗車を促すという趣旨のものであり、本校が修理や販売の斡旋を行うものではありません。どうかご理解ください。
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本校の自転車置き場 |
7月1日(月)北海道にて
7月に入りました。今、この原稿を修学旅行先の北海道で書いております。
今朝、大阪を出発し、定刻を少し遅れて新千歳空港に到着。クラーク博士像のある羊ケ丘展望台にてジンギスカンの昼食を終えたところです。
土曜日に行われた10期生の修学旅行結団式では、この修学旅行では農業体験を行いますが、農家での人とのふれあいを大切にしてほしいことを訴えました。
といいますのは、30年も前のことになりますが、大学時代にボルネオ島で1週間ほどファームステイをした経験がありまして、現地の若者と共に農作業をし、食事を共にしました。数年前、そのファームステイで知り合った方が来阪され、20数年ぶりの再会の喜びを分かち合いました。そのような人と人との絆が生まれるような旅にしてほしいとの思いがあるのです。
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羊が丘展望台にて |
30年前ボルネオにて |
修学旅行の現地からの速報については、今晩以降に更新予定の10期生修学旅行のブログ(https://www.osaka-c.ed.jp/blog/tsukinoki/syugaku25/index.php)をご覧ください。
平成25年6月
6月18日(火)文化部の活躍と施設・設備の充実
6月16日(日)に行われた全国高校放送コンテスト大阪大会のラジオドラマ部門で、槻の木高校の放送部が大阪府の代表に推薦されました。
また、高槻現代劇場で行われた「そよかぜコンサート(高槻市制70周年記念))に槻の木高校の吹奏楽部が出演しました。以前、この校長通信で運動部の活躍について記しましたが、文化部も積極的に活動を行っています。
さて、先週から、生徒の安全のため体育
館の耐震工事を始めております。8月末ま
での期間、体育の授業や部活動で生徒にも
不便をかけることになりますが、ご理解を
いただきたいと思っております。
また、家庭科調理室のコンロは交換部品
も製造されていない旧式のものを、最新の
ものに入れ替えました。きれいな環境で調
理実習をしていただけます。
なお、図書館と書道教室のリニューアル
についても500万円規模の予算を獲得しました。
引き続き、老朽化した施設の改善に努めていきたいと思っています。
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(体育館の耐震工事の状況) |
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<Before>5月9日撮影 |
<After>6月18日撮影 |
6月11日(火)通学路の整備
4月に本校に着任して以来、とても気になっていたことがありました。
校門から出てすぐの野見神社の近くに、多くの自転車が停められており、日によっては、通学路を遮断するような状況になっていたことです。
自転車が倒れて生徒がけがをしないか、逆に、自転車に当たって自転車を破損させないか。
高槻市公園課の協力を得て、6月10日以降、放置車両は撤去されることとなり、通学路の幅は確保されました。
槻の木高校は、生徒の安全について、細かなことも放置せず、関係諸機関と粘り強く連携しながら課題を解決していきます。
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<Before>4月10日撮影 |
<After>6月11日撮影 |
 6月4日(火)体育大会を終えて
本日、晴天のもと第11回体育大会を行いました。入場行進の後の開会式の挨拶で、「素晴らしい入場行進だった。団を率いる3年生の統率力と団員の協力があってこそ、行進は整然と行われるもの。吹奏楽部の演奏も練習の賜物。改めて、槻の木生の力の高さを見る思いがした。」「本校の体育大会は、体育の授業の一貫として、その成果を披露することを基調としている。日頃の授業の成果をしっかりと見せてほしい。」と訴えました。
大会では槻の木生の「規律正しさ」「ひたむきさ」「まじめさ」「高校生らしいほほえましさとさわやかさ」がよく表れており、見る者に感動を与える内容でした。
今年の体育大会では、PTAのご協力を得てミスト(霧)発生機をレンタルするとともに、校内放送では放送部員が水分補給を促すアナウンスを繰り返して行うなど、熱中症に対して万全の対策を行いました。
平成25年5月
5月31日(金)体育大会に向かって
今日は梅雨の晴れ間となりましたが、来週火曜日に予定されている体育大会に向けて、槻の木生はその準備に励んでおります。
特に3年男子の集団演技「棒体操」と3年女子の集団演技「舞」は、日頃の授業での学習の成果をお披露目することになりますが、女子は、授業以外に早朝や昼休みなどを使って自主練習に余念がありません。今日の校長通信は、今朝7時半ごろの自主練習の映像を紹介します。
(映像が表示されない場合はActiveXコントロールを実行してください。)
 5月20日(月)進学説明会に保護者150名以上が参加
5月18日(日)に、3年生の保護者の方々を対象とした進学説明会を高槻現代劇場にて実施しました。
冒頭のあいさつで次のような話をしました。
NHK教育テレビの「白熱教室」という番組で、ソウル大学の講義が放映されています。韓国は受験競争が激しく失業率も高いため、就職するために、外見も良い方が評価が高く、「学生に人生のピークは?」との教授の問いに、「30歳」との回答が多数。大学卒業後、30歳位には職業に就きたいという思いがそのような回答を引き出したようですが、その後の長い人生を考えれば、正直違和感をもちました。
不確定な要素の多い社会であるからこそ、その都度しっかりと勉強し、課題に対応できる力がますます必要になるのではないでしょうか。
槻の木高校は、「規律なくして学力向上なし」を合言葉に、「学習指導」や「生活指導」に取り組んでいますが、何のために行っているのかと考えると、卒業したのちの進路実現に尽きるのではないかと思います。
進路実現というのは、単に大学に合格するというのではなく、どんな学部で何を勉強し、どんな職業についてみたいかなどを考え、安易に妥協しないということです。
保護者の方々と、学校とが、共に協力して生徒たちの進路実現をサポートしていこうではありませんか。
 5月17日(金)小さなことを見逃さない
5月14日に定期考査前の大掃除を行いました。
大掃除の目的は、考査前に教室など周囲の環境の美化を図ることですが、今回は、掃除道具の収容ロッカーの整備をしました。
掃除道具を整然とした状態で維持することはなかなか難しいことですが、ロッカーに、掃除道具の好ましい収容状態を写真にして掲示し、整理整頓を心がけるようはたらきかけています。
このように、槻の木高校の指導は、本当に細かなこと、小さなことを見逃さずに取り組んでいるのです。
5月13日(月)槻の木生と部活動 〜サッカー部大阪府ベスト8へ〜
 サッカー部が、5月12日に行われた大阪高校春季サッカー大会の試合でベスト8に勝ち進みました。200チーム中8校の中で、公立高校は本校だけです。 今の大阪の公立高校には推薦入試の制度がありません。特定の種目のスポーツが得意だということだけで本校に入学した生徒はいません。勉強と部活動の両立という、中・高校生にとっての大きな課題を克服しながら頑張ってきた生徒なのです。日頃の地道な取り組みが、このような成果につながったのだと思います。
槻の木生の8割以上が運動系・文化系の部活動に参加しています。サッカー部に限らず各部では、試合やさまざまな発表の機会などを目標にして日々活動に励んでいます。
これからの社会を生きる若者には、コミュニケーション力が必要とよく言われますが、部員がひとつの目標に向かって取り組むという部活動から得られる貴重な経験を、学校としても大いに奨励し、サポートしていきたいと思います。
5月4日(土)早くも学校説明会
槻の木高校では、年間に50回にも及ぶ説明会を校内外で行っていますが、今年度初めての説明会を槻の木高校を会場として中学生や保護者を対象に行いました。
本校の説明会は、あえて、視覚に訴えるようなプレゼンテーションツールを用いず、本校の教育に対する考え方や具体の取り組みを、参加者の顔を見ながら、「お話」で行っております。アナログ的な方法ですが、楽しさを強調するのではなく、入学後まじめに努力してくれる生徒に来てほしいという思いから、等身大の学校を語りたいからなのです。
ゴールデンウィーク中にもかかわらず、お越しいただいた参加者の方々に感謝いたしますとともに、HPにも開催予定は掲載いたしますので、どうぞご参加ください。
5月2日(木)先生だって勉強します
5月2日(木)の放課後の約1時間、新規採用されて3年未満の教員を中心に研修会を行いました。この研修は年間に5回程度予定されており、「スキルアップ研修」と呼んでいます。
1回目の今回は「私の教員経験とこれからの教員に伝えたいこと」と題して校長が講師を務めました。
まず、校長自身の28年間の教員人生を振り返り、それぞれの職場でのエピソードも交えながら、最初の約10年間は、相談にのってくれる先輩を見つけ、場数を踏むこと、次の約10年間は、一芸を磨くこと、さらに次の10年間は教員生活の仕上げとしての進路を選択することがそれぞれ大事であると話しました。
また、上達のコツは「ややむつかしい仕事を任されるようにして達成感をもつこと」であり、アインシュタインの「間違えを犯したこともない人というのは、何も新しいことをしていない人だ。」を引用して前半の研修を締めくくりました。
後半は、「授業力」をアップすることを目的に、参加教員が自分の授業分析を行いました。この分析を基にした授業改善への取り組みは、1年間をかけて、研修に参加したメンバーが情報交換しながら進めるよう組織化を促しました。
槻の木高校の教員は皆前向きで熱心ですが、いわゆる若手教員は、自らを高めようとする意欲にあふれております。このような研修をきっかけとして、教員の資質を高め、槻の木生への指導に還元していきます。
5月1日(水)槻の木高校のHR合宿(1年生)とは…
あっという間に今年度も1か月が過ぎ去りました。
先週のことになりますが、1年生は関西大学の施設を使用させていただき、1泊2日でHR合宿を行いました。 合宿の目的は、「予習」―「授業」―「復習」という高校での学びのパターンを身に付けることと、学校のようにはチャイム(本校では、授業の開始と終了時には、チャイムではなく、校歌が流れます。)が流れない中で時間を守ることなど、集団の規律を守ることです。
私は、後半クラスの合宿に付き添いましたが、最後の講評で、こんな話をしました。
「誤解を恐れなく言いますと、みなさんが今から10週間前に直面した高校入試は、温水プールの中で泳いで競い合うようなものです。それに比べて、高校を卒業した後の大学受験や社会というのは、温水プールではなく、大海原で泳ぐようなものなのです。波の高い時もあるでしょうし、穏やかな時もあるでしょう。天気の良い日も悪い日もあるでしょう。予想ができないようなところで泳ぐことになります。この2日間のHR合宿はそのための訓練の一つだと思っています。この2日間で経験した事柄を学校やこれからの生活に生かしてほしいと思います。」
全行程の内、睡眠時間、入浴時間、食事時間を除くと、ほとんどが授業と自習という学習中心のハードなスケジュールでしたが、生徒には、一つのことを成し遂げた達成感があったようです。
平成25年4月
4月23日(火)中原徹大阪府教育長が本校を視察
中原徹大阪府教育長が、府立学校最初の視察先として槻の木高校を訪問されました。
朝、7時40分ころには校門で生徒を迎えられ、8時からの職員朝礼で職員を激励していただきました。
校門指導については、
「複数の先生がチームになり、朝早くから、登校する生徒の皆さんに声をかけ、交通安全に尽力されています。全員が制服をピシッと着て、声を出して挨拶をする姿が印象的でした。」とご自身のブログに書いておられます。

また、その後、化学の実験授業、古文の授業、音声教材を使った英語の授業をご覧になり、
「それぞれの先生が授業に工夫を凝らされており、自分が校長なら、是非自分の学校に来て欲しい先生方」とのお褒めの声をいただきました。
そして、学校運営や英語教育について本校職員と意見交換をしました。
槻の木高校はこのように、府教育委員会とも連携を密にしながら、槻の木生のために頑張っております。
4月18日(木)職員会議にて
本校に着任し、約3週間が経ちました。
本日行われた職員会議の場で、校長としての決意を5点、職員に伝えました。
@ 校長の仕事の「見える化」
校長が普段何を考え、何に取り組んでいるかを職員にも分かってほしいということから、職員朝礼や職員会議の場で校長の考えや普段の取り組みを報告します。
A 学校の「知」「徳」「体」は、「人」「もの」「工夫」
教育には「知」「徳」「体」という三要素がありますが、学校という職場の三要素は、生徒や先生や地域の方々などの「人」の要素、施設設備などの「もの」の要素、そしてそれぞれの学校がもっている教育活動に対する工夫の要素があると考えます。この三つの要素を充実させます。
B 校長としての役割と教員としての同僚性
校長には、教員や事務職員とは異なった役割があることは言うまでもありませんが、共に同じ職場で働く同僚としての連帯感を大切にします。
C 職員一人ひとりが、槻の木のシンクタンク、そして、外交官
学校を良くしていくためには、職員一人ひとりの叡智を結集することが重要です。また、学校は中学校や地域など外部に理解していただかなければなりません。職員一人ひとりがシンクタンクでありかつ外交官であるという意識をもって臨んでほしいと思います。
D 理想を求めて青臭く、愚直に
私は、教育現場で18年間、教育行政の場で10年間仕事をしてきました。しかし、校長としては、この4月からの経験しかありません。槻の木高校を良くしていくため、理想を高くもち、愚直に事にあたりたいと思います。
4月15日(月)生徒の安全のため
4月13日の早朝、淡路島を震源とする地震が発生しました。本校が所在する高槻市の震度は3でした。私は、地震発生後、すぐに、自宅でテレビやインターネットから、情報を収集し、校舎内で宿直をしている警備員の方に現状を問い合わせるよう、教頭に指示をしました。約30分後には、生徒の安全や施設の破損のないことを確認し、府教育委員会に報告するとともに、教頭が学校に赴き現状把握をしました。
また、4月15日の職員朝礼において、担当の首席教諭から、全教職員に対し、授業中に地震があった場合の対応と避難経路の確認についての説明がありました。
学校が生徒にとって安全で安心できる場となるよう、槻の木高校は今後も教職員一同取り組んでまいります。
4月8日(月)前期始業式 〜「Vision」と「Hard Work」〜
3学年が初めてそろう前期始業式の式辞において、昨年度ノーベル医学・生理学賞を受賞された山中伸弥先生の言葉を引用させていただきました。
先生は、研究を成功させるのに重要なのは、明確なビジョンとハードワークだと言っておられます。大学合格やクラブの試合で勝ちたいなどの目標を達成するためにしっかりとした見通し(Vision)をもち、それにむけて一生懸命に努力(Hard Work)してほしいということを訴えました。
合わせて、校長のビジョンは、槻の木高校をさらに良くしていくため、先生方と話し合い、生徒や地域の方々の声を聞き、いろいろなアイディアを提案し発信することであり、そのために率先垂範でハードワークに徹することを生徒に誓いました。
4月6日(土)11期生入学式 〜「Chance」「 Challenge」「 Change」〜
本校では、入学式の朝、クラブ員が校門から入ってくる新入生を「おはようございます」のあいさつで爽やかに迎えます。概ね新入生が登校し終わったころから、残念ながら雨模様となりました。創立11年目の節目として、次の10年への恵みの雨ととらえたいと思います。
さて、校長の式辞では、新入生に、アルファベットのCで始まる三つの言葉を提案しました。三つの言葉とは「Chance」「Challenge」「Change」です。
「Chance」は、本校に入学したこの時期を人生のもっともよい時期としてとらえてほしいということで、「Challenge」は、勉強や部活動で高い目標を持って何事にも挑戦してほしいということ、そして、「Change」は、記憶力、論理的な思考力、体力など、もっとも成長する高校3年間で大きく変わってほしいということです。
また、槻の木高校で働くことに誇りと情熱をもつ教職員を代表し、新入生の学力向上をめざし努力を惜しまないことを新入生・保護者の前で宣言いたしました。
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