■ 単位制高校について ■
Q1 普通科全日制単位制とは何ですか?
Q2 全国に単位制高校はどのくらいあるのですか?
Q3 普通科全日制単位制高校のメリットは何ですか?
■ 教育課程(時間割、科目選択など)について ■
Q4 時間割はどのようになりますか?
Q5 どのような選択科目があり、どのくらい選択できるのですか?
Q6 科目選択の方法を教えてください
Q7 選択科目の選択希望者が少なくても開講されるのですか?
Q8 テストはどうなるのですか?
■ 入学者選抜について ■
Q9 入試(入学者選抜)はどうなるのですか?
■ 学校生活について ■
Q10 通学方法を教えてください
Q11 制服はあるのですか?
Q12 クラスはあるのですか?
Q13 部活動や学校行事はどうなるのですか?
■ 進路について ■
Q14 進路指導はどのように行われますか?
■ 単位制高校について ■
Q1.普通科全日制単位制とは何ですか?
A1.
・普通科とは
学科による区分です。他に専門学科や総合学科などがあります。
・全日制とは
課程による区分です。他に定時制や通信制などがあります。
・単位とは
高校で学習の量をはかるのに使う言葉です。
週1時間の授業を1年間学習し、その成果が認定されれば1単位取得したことになります。
1週間に4時間ある授業であれば4単位です。
・単位制とは
学年制に対することばです。
一般の高校では,学年制と単位制が併用されています。
各学年ごとに学習する科目と単位数とがあらかじめ決められており、生徒はその決め
られた科目を学習し、決められた単位数を修得すれば1学年から2学年へ、2学年から
3学年へと進級します。これに対して単位制では進級の認定を行いません。生徒は学年
の枠を外した幅広い選択科目の中からそれぞれの興味・関心、進路などに応じて科目を
選択して学習し、3年間で一定の単位を修得すれば卒業できる仕組みになっています。
Q2.全国に単位制高校はどのくらいあるのですか?
A2.文部科学省の統計資料によると、平成16年度現在の単位制の高校は591校
です。そのうち総合学科や定時制・通信制課程以外の全日制単位制高校は127校です。
槻の木高校もこの中に入ることになりますが、全国の単位制高校の中には大学進学率
の高い学校がたくさんあります。大阪における普通科全日制単位制高校は槻の木高校
が2校目です。
Q3.普通科全日制単位制高校のメリットは何ですか?
A3.進路希望や興味・関心に応じて多くの選択科目の中から自分で必要な科目を選
択し、自分だけの時割割を作れる点です。たとえば国公立大学への進学を希望する
生徒は、受験に必要な科目を積極的に選択し学習することができるのです。
槻の木高校には、選択科目として各教科ごとに大学入試問題の演習科目も用意されて
います。また、進路探求科目には将来の職業選択の参考となる科目も用意されてい
ますので、一人ひとりが職業観を持った上で進学に必要な科目を選択してほしいと考え
ています。
●教育課程(時間割、科目選択など)について
Q4.時間割はどのようになりますか?
A4.・前後期制になります
時間割を1年間で見てみると、3学期制ではなく、1年間を前期(4月〜9月)と
後期(10月〜3月)に分ける、いわゆる2学期制(=前後期制)になります。
こうすることで授業を受ける日数をしっかりと確保することができます。
また、8:10始業で、半期認定制(大学と同じで半期毎に成績が出ます)です。
・50分授業で1週間に33時間の授業があります。1年生の授業はほとんどが必修
科目ですが、2年生後期からは生徒一人ひとりが自分の進路や興味関心に合わせて
科目を選択することになります。
Q5.どのような選択科目があり、
どのくらい選択できるのですか?
A5.
・生徒一人ひとりの進路、興味関心に合わせて数多くの選択科目を設定する予定です。
選択科目は次の2つのポイントから設定していきます。(4期生の具体的な開講科目は現在検討中です)
(1) 進路や興味関心に応じた科目を選択することで、それが進路決定(選択)の参考となるような科目
・国際理解を深めるための科目
−第二外国語(フランス語・中国語・ハングル)、コミュニケーショントレーニングなど
・地域に関連する科目(高槻を知り、北摂を知り、大阪を知る)
−北摂の陶芸など
・芸術・福祉・スポーツ・コンピュータなどにより深くかかわるための科目
−アンサンブル、社会福祉入門、リーダー養成など
(2) 希望する大学に合格するために必要な科目
・各教科の各科目ごとの演習科目、大学入試問題の演習科目など
・選択できる科目数は、2年生後期からそれぞれ20単位以上です。ですから2単位の選択科目であれば、
2年間で20科目以上選択できることになります。これが自分で時間割を作るということです。
1年生から実施されるガイダンスでしっかりと考えることで、自分にとって本当に必要な科目を
選択し、自分を充分伸ばせる時間割を作ってください。
Q6.科目選択の方法を教えてください
A6.
・生徒一人ひとりの進路、興味関心にあわせて効果的に科目を選択することができることは、単位制高校の大きな特徴です。
この特長を活かすために槻の木高校ではガイダンス指導を充分に実施していきます。ガイダンス指導は大きく分けて2つの柱で構成されています。
・1つ目は、「夢さがし」です。将来何をしたいのか、どんな仕事に就きたいのかを真剣に考えてもらおうと考えています。
槻の木高校は大学や専門学校への進学を、夢を実現させるための人生の通過点であると考えています。
これからの時代、大学や専門学校などへの進学先を選ぶには、不十分でもかまわないから将来何をしたいのか、どんな仕事に就きたいのかという「職業観」や「人生観」について真剣に考える機会が高校生の間に必要なのではないでしょうか。そのために槻の木高校では、進路や興味関心に対応した科目を用意したり、インターンシップやキャリアガイダンスなどで「夢さがし」のお手伝いをします。
・2つ目は高校卒業後の進路にあわせてどのような科目を選択することが最も効果的であるかの説明です。たとえば文系国公立大学に進学を希望する場合は、2年生や3年生でどのような科目をどのような順番で選択するかを、受験教科・科目を念頭に入れて担当教師とともに相談していくというものです。
・槻の木高校では、このようなガイダンス指導を入学後の早期から実施していきます。このガイダンス指導に真剣に取り組めば、科目選択はそんなに難しいものではありません。実際には担任の先生とともに、大学の入試状況などの情報に詳しいガイダンス担当の教員がガイダンス室などを利用して相談に対応します。
Q7.選択科目の選択希望者が少なくても開講されるのですか?
A7. ・設定科目で受講希望者がいる場合は、できる限り開講する方向で調整します。
受講希望者が10人程度いる場合は開講する予定ですが、それ以下の場合についてもできる限り開講する方向で調整し、現在少人数授業を想定した教室(セミナー室)の整備を行い、利用を開始しています。
Q8.テストはどうなるのですか?
A8. ・前期、後期にそれぞれ中間考査、期末考査があります。
これ以外にも課題考査や模擬試験などを実施しています。
●入学者選抜について
Q9.入試(入学者選抜)はどうなるのですか?
A9. ・通学区域は大阪府内全域です。
入試は、普通科高校としては大阪府北部で数少ない前期日程での実施となります。
平成19年度入学者選抜の出願期間は2月16日(金)及び2月19日(月)、学力検査は2月23日(金)、合格者発表は3月2日(金)でした。
詳しくは、大阪府教育委員会のホームページをご覧ください。
Q10.通学方法を教えてください
A10. ・阪急電車の高槻市駅から700m、JR高槻駅から1kmです。
自転車通学もできます。地図はここをクリックしてください。
Q11.どんな制服ですか?
A11.
・中学生対象のアンケート調査などに基づき、制服を採用することに決定しました。
現役の高校生の意見も参考にして、制服のデザインやネクタイ・リボン等の細かいところまで話し合って試作を重ねた結果、大変魅力的な制服ができあがりました。
シャツの色やネクタイ、リボンなどは複数あり、自分でコーディネートすることもできます。
デザインや機能性が高い体操服とともに学校説明会では実物をお見せしています。
●学校生活について
Q12.学年やクラスはあるのですか?
A12.
・学年のワクを外すのは、教育課程表の中だけです。
また,クラスのワクがなくなるのは選択授業の時だけです。
従来どおり学年の集団もあるし、クラスの集団もあります。
担任の先生もいますし、HR・文化祭・体育大会・校外学習などクラスや学年の活動も従来と同じです。
Q13.部活動や学校行事はどうなるのですか?
A13.
・槻の木高校は生徒の自主活動を積極的にサポートしたいと考えています。
現在多くの運動部・文化部が活発に活動しています。
また、体育大会や文化祭、修学旅行はもちろんのこと、新入生対象のHR合宿などの学校行事も実施します。
Q14.進路指導はどのように行われますか
A14.
・進路希望をどう実現するかは、高校でどのような学習を行うかにかかっています。
したがって、単位制高校における進路指導はどのような科目を選択履修するかについての指導と直結しています。
これについてはQ6でも触れていますが、ガイダンス指導を充実させ、科目選択についての相談や進路指導を一貫して行う担当を設置します。
本校では、大学入試センター試験や国公立大学二次試験にも対応したカリキュラムが組まれています。
このように、高い目標をもった人の進学希望にも十分応えることができる体制を整えています。
|
|